おおぜいの自主監査

 報告一覧

「23区南生活クラブ」による「あっぱれ育ち大根」の監査

監査実施日:2016/10/13

監査者 23区南生活クラブ
消費材メッセージ委員会
監査参加人数 12人
監査対象生産者 横浜生産者グループ 監査対象消費材 あっぱれ育ち大根

監査した主な内容

  • ・土づくりについて

主に以下のことが確認できました(概要)

  • ・8月に診断された土壌分析センターの土壌診断結果の実物を見せていただき、ほとんどのデータが適正値に近いことが確認できました。
  • ・土壌消毒剤・化学肥料・除草剤を使用しない工夫・対策として、以下のことがわかりました。
    約50種類ある農作物を輪作するのはパズルのようで大変だが、輪作をし、その中で土の状態が良い圃場を選ぶ。
    大根はアブラナ科の野菜に発生する根こぶ病の菌の繁殖を抑えるので、大根の前にキャベツ、後にはブロッコリーを植える。
    圃場全体にマルチを覆い被せ、太陽熱で土壌を高温にして、雑草が生えにくい土を作る太陽熱消毒を毎年実施しているが、今年は台風・日照不足で実施できなかった。
    作付け時期をずらして、害虫による被害を抑える
    8月の暑いときに出てしまうシンクイムシ、アオムシにはBT剤をまく。また、土の中で根にあとを残すキスジノミハムシは薬以外防げない。
  • ・大根はアブラムシがつくとほぼ全滅してしまうことがわかりました。
  • ・生産者メッセージカードの添付は、カードを入れる作業が煩雑で、種類が増えるとさらに大変になり、事務処理の負担が大きいと具体的な作業の話をお聞きして確認しました。
  • ・組合員による援農の写真を見せていただき、除草などの作業が生産者への手助けになっていることがわかりました。
  • ・埼玉県全農戸田まで配送費の負担が大きく、都市近郊とはいえ戸田への往復時間がかかっていることがわかりました。

監査意見・感想など(概要)

  • ・「土も作物も農薬を減らすためには我慢が必要です。」「有機は勇気がいる。無農薬はばくち。」とお聞きし、組合員の要望で始まった「あっぱれ・はればれ・たぐいまれ」その中でもあっぱれ育ちの野菜を育てる大変さと、その大変さと向き合い、あっぱれ育ちの野菜を私たちに届けようと努力してくださっていることがよくわかりました。
  • ・今年夏植えのあっぱれネギの畑を見せていただきましたが、日照不足と雨の影響で全滅とのことでした。寒冷地と違い気温が高い都市近郊での無農薬、減農薬栽培は生産者にとってリスクが非常に高く、無農薬、減農薬栽培を希望するのであれば、消費する側も多少のすれや形、大きさ、虫食いなどの許容範囲を広げなくてはこのさき立ちゆかないと理解しました。
  • ・生活クラブの野菜の取り組みが変わり、結果として農薬を使用しないでできた野菜ではなく、始めからあっぱれ育ちの野菜を作ることは、これまでとは全く違う過程であり、大変な苦労と覚悟が必要であることがわかりました。

お忙しい中、監査を受け入れてくださりありがとうございました。

監査後の活動計画など(概要)

  • ・今回の監査でわかったこと、確認できたことを、23区みなみニュースや各まちの広報紙などで組合員に発信し、都市近郊産はればれセットのアピールや青果物の利用結集活動に活かします。

ページの先頭に戻る