おおぜいの自主監査

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「生活クラブ連合会」による「国産ブレンドなたね油丸缶」の監査

監査実施日:2016/12/8

監査者 生活クラブ埼玉
岩槻支部
監査参加人数 6人
監査対象生産者 米澤製油(株) 監査対象消費材 国産ブレンドなたね油丸缶

監査した主な内容

  • ・異物混入対策について
  • ・湯洗い洗浄方式の現場の確認
  • ・排水処理の現場確認及びその再利用の可能性について
  • ・今後の国産なたね原料の確保について

主に以下のことが確認できました(概要)

  • ・異物混入対策は、製造中の濾過フィルターやメッシュストレイナー、充填時の目視状況を確認した。
  • ・防鼠、防虫対策の説明を受け、2ヶ月に一度、業者による防鼠駆除を行っている。
  • ・今年度から新しい排水処理施設を導入、処理施設の確認、放流も現場の確認と説明を受けた。
  • ・国産なたね原料の確保の見通しについて、国内産の生産量が増えているとの説明を受けた。

監査意見・感想など(概要)

1.異物混入について 

  • ・一つ一つ丁寧に行われていましたが、可能な限り、更なる作業の軽減化や更なる異物混入防止策を図っていただきたい。
  • ・油の品質保持のために容器も缶にこだわっておられること、つぎやすい容器の開発等に尽力されていることを知り感動しました。

2.排水処理について

  • ・放流される排水(お湯)も透明、無臭であり、きちんと行われていました。毎月2回の測定で県の水質基準をクリアーしている説明を受けました。
  • ・一つ気になったこととして、放流時の排水温度は暖かく、このまま放流すると小川の生態系に影響を及ぼすのではないかと懸念しています。
  • ・精製時の湯洗い洗浄方式にやはり大量の地下水を使用されており土地柄、地下水資源が豊富で安堵しましたが、未来の貴重な水資源を守るために引き続き排水には留意していただき、さらに今後は可能であれば工場内の生活排水等に排水熱および排水そのものを活用できるようなエコを更に追求する仕組みを作っていただきたい。特に薬品等を使用していない排水なのでもっと活用方法があればと考えます。

3、NON-GMなたね原料について

  • ・オーストラリアにもGMなたねが栽培し始めているが、特にNON-GMにこだわっている地域のものだけを仕入れていること、工場までの輸送時にもGNなたねの混入が一切ないようにしていることを再確認しました。国産なたねについても政府の補助金が現状あることで生産農家は増加していることを知り安堵しました。国内自給を高めるためにも国産なたねの原料確保維持をお願いします。
  • ・副産物である肥料等のあぶら粕の需要が高く供給が間に合わないことを知り、本製品の優位性や油に関する正しい情報を組合員に周知することで、利用をさらに高めなくてはいけないと思いました。

4.防虫、防鼠対策について

  • ・かなりオープンな現場でしたが、鼠を駆除していること、(なたね油の種子は食せず、あぶら粕の方に特に対策している)、毒餌(低毒性・累積毒剤)も業者回収をしているとのことで製品自体には影響がないことを確認しました。
  • ・工場入口等数カ所に粘着シート等もほどこされ、害虫の侵入防止を図っていると感じました。また、ハトに対しては防護ネットにて防いでいる報告もありました。今後も対策を維持して頂きたいと思います。

5.技術の継続について

  • ・若いやる気のある従業員も入社しているとのことで今後の継続した事業のためにも、機械の修繕や湯洗い方式の伝承などがきちんと行われていることに安堵しました。

6.屋内ほこりについて

  • ・原料、焙煎ガマ、圧搾場が同一屋内にあり、どうしても焙煎時にあがる油まじりの蒸気のためかほこりが屋内(特に天井)に溜まっていました。へたに掃除するのも24時間操業もあり、かえって異物混入の可能性もあり除去もむずかしいとの説明もあり納得しましたが、漏電等の心配もありますので長期に操業が停止するときなど可能な限り除去していただけるようお願いいたします。

7.湯洗い洗浄方式について

  • ・学習会等で何回も湯洗い洗浄方式のことは聞いていましたが、今回初めて現場で直接見たことで、改めて油をお湯で洗って製油するという他に類を見ない安全でおいしい油であることを再認識しました。精製時に薬品を一切使用していないという画期的な方法(実際手間と時間と多くの水が必要とする)を組合員としてその材を取り組んでいる事を誇りに思います。

8.耐震等災害対策について

  • ・従業員に対し防災マニュアルはあるとのことですが、防災大国である日本において災害が起こる可能性も踏まえて、24時間操業とのこともあり工場設備内の耐震、防火対策も更に考慮お願いします。

監査後の活動計画など(概要)

  • ・支部機関紙に監査報告活動を掲載
  • ・支部イベントにて、なたね油を使用した料理の試食を行い、PRする。

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