おおぜいの自主監査

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「横浜北生活クラブ」による「トマトケチャップ」の監査

監査実施日:2017/7/7

監査者 横浜北生活クラブ
理事会
監査参加人数 19人
監査対象生産者 コーミ(株) 監査対象消費材 トマトケチャップ

監査した主な内容

・原材料(上白糖)、製造ライン(塩化ビニール系樹脂の使用)、包材(容器包装のインキ)について

主に以下のことが確認できました(概要)

  • ・上白糖の代わりに生活クラブの素精糖を使用する件については、すでに何回も試作したが、①色が赤黒くなる ②味が安定しない ③溶けにくい ④入荷量が不安定という理由により選択しにくい旨の説明をうけました。色、味については組合員がそれを納得するかどうかの問題ですが、ロングセラーで人気のある消費材であることを考えると変えることでの供給減になるリスクをおかしてまでの変更は必要ないと納得しました。また溶解しにくい、入荷量が均一でないという点については製造過程に負荷をかけることになるのでこれもあえて変更しない方がよいことを確認しました。
  • ・製造ラインで使用している塩化ビニール系樹脂パイプについては、安全基準に基づいた材質を使用していることをメーカーにも確認していると聞きました。パイプは接続部や振動の吸収のために、一部塩化ビニール系樹脂が使われることが必要であり全てステンレス製では不都合なことも理解しました。
  • ・食材が直接触れる製造工程資材は、「原料の容器」「ポリバケツ」「香辛料を入れるポリ袋」「ホース」の4つであることを確認しました。ポリバケツのうち、合成樹脂やゴム製のものについては、現在毎年10~15個のペースで容器をステンレス製のものへと替えていることを伺い、重量の重い資材を使った容器への転換は、作業員の方たちが腰痛に悩まされるという問題を抱えながらもギリギリの努力を払っていただいていることを確認しました。
  • ・ラベルに使われているインキについては、ラベルの印刷会社への電話による問い合わせで、現在もノントルエン印刷は不採用、つまり、トルエンを含む可能性のある印刷であることを確認しました。食品に直接ふれる部分に使われているわけではありませんが、トルエンの毒性を考えると、今後もできる限り、安全性の確かな印刷への転換をすすめるように、印刷会社への働きかけを継続してほしいと思います。

監査意見・感想など(概要)

  • ・工場内は清潔でよく整理され、トイレのスリッパの置き方に至るまで、きちんと管理されていることが感じられました。工程についての説明も的確でどんな質問に対しても大変丁寧に答えていただけたことが印象的でした。ありがとうございました。
  • ・今回の工場監査では、Rビンを使用しての瓶詰工程を見せていただき、その点検に熟練した人の目と機械によるチェックと、想像以上の努力を払っていただいていることを知りました。瓶のリサイクルを維持するためには、生産者だけでなく、組合員も回収をする過程でも一層の努力をしなければいけないことを痛感しました。安全で安心な消費材を、環境に負荷をかけない形で、しかも安定的に供給していただくことは簡単なことではないことを、組合員活動の中で一人でも多くの組合員に伝えていきたいと思いました。

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