おおぜいの自主監査

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「生活クラブ埼玉」による「国産ブレンドなたね油丸缶」の監査

監査実施日:2017/9/19

監査者 生活クラブ埼玉
寄居支部
監査参加人数 11人
監査対象生産者 米澤製油(株) 監査対象消費材 国産ブレンドなたね油丸缶

監査した主な内容

  1. 圧搾法、湯洗い洗浄などの市販品とは違う製法の確認
  2. 原料となる国産ナタネ、非遺伝子組み換えナタネについて
  3. 缶の形状や注ぎ口など、使いやすい物を目指しての取組について

主に以下のことが確認できました(概要)

①圧搾法、湯洗い洗浄などの製法について

  • ・カネミ油症事件を受けて、前社長の時代に化学薬品を使わない製法の確立を目指し現行に至ったこと。
  • ・添加物が一切使われていないこと。

②原料となる国産ナタネ、非遺伝子組み換えナタネについて

  • ・国産なたねの50%を米澤製油で使用していること。
  • ・国産なたねについて助成金が現在も出ていること。
  • ・原料なたねの残留農薬については検査を行っていないこと。
  • ・輸入なたねについて、現地、横浜港の視察、調査の写真、報告書を確認した。

③缶の形状や注ぎ口など、使いやすい物を目指しての取組について

  • ・角缶の蓋の注ぎ口の開発テスト中であることを確認。

その他

  • ・生活クラブのなたね油には国産が10%入っているが、市販品の米澤製油のなたね油には入っていない。
  • ・油粕が生活クラブたまご、沃土会、わたらい茶などの生産者に使われていること。

監査意見・感想など(概要)

  • ・カネミ油症事件を受けて、先代社長のお母さまが「おっかないもの作るんじゃねぇぞ。」と言った鶴の一声で現行の圧搾法や湯洗い洗浄に至ったという事で、誠実な姿勢が伝わりました。現在も米澤製油の全てのなたね油をNonGMなたねで生産されている事で、「安心、安全なものを作る」という姿勢が現在も変わりなく受け継がれている事がよくわかりました。
  • ・輸入NonGMナタネの扱いには、オーストラリアでの視察、現地のNonGMなたね農家とのやり取り、輸送や横浜港での管理など大変苦労が多いとは思いますが、安全ななたね油のために今後も徹底した管理をよろしくお願い致します。
  • ・製品の段階での残留農薬検査を実施していることは確認できましたが、原料なたねの残留農薬検査を今後検討していただけないでしょうか。より製品の安全性を高めることにつながると思います。
  • ・角缶の蓋の注ぎ口の開発テスト中であるということで、使いやすい物を目指しての取組みをされている事に好感を持ちました。改良の方法として、丸缶のキャップと同等の物を付ける、缶の注ぎ口の形状を改良する、現在生活クラブで販売されている外付けの注ぎ口を改良する、等方法はいくつかあると思いますが費用対効果で最も良いと思われるものを選択されるよう望みます。
  • ・ISOやHACCPなど外部による高額の認証検査は中小企業にはかなりの負担になり、生活クラブはその代わりとしてこの自主監査制度があり、消費する私たちの目で実際に確認できる、ある意味これら以上に厳しい監査をしているという自覚が持てました。
  • ・建物内の衛生面について
    追加質問への回答で、「圧扁機出口の開口部に上蓋を設ける」「開口部に網戸を設置する」と改善していただけるという事で、よろしくお願い致します。
    また、同じく質問への回答で「充填室入室の際は靴カバー(現在なし)及び毛髪落下防止のキャップを装着するように改善します」とありますが、できればなたねが保管されている工場入室時から従業員、見学者に徹底した方が良いと思います。原料なたねも靴が触れる可能性のある直置きでなく、シートを敷くなど配慮があるとよいと思います。雨の日なども心配です。
    ハト対策や、屋内のほこりの清掃についてもさらに良い物、良い方法がないかどうか引き続き検討していただくようお願い致します。

最後に監査の当日はお忙しい中、丁寧に対応していただきありがとございました。支部として初めての監査でしたが、本当に勉強になりました。生産者の努力があっての生活クラブのこだわりの消費材であるという事がよくわかりました。身近に素晴らしい生産者がいるという事を誇りに思います。これからも安心して食べられる「なたね油」の製造をよろしくお願い致します。

監査後の活動計画(概要)

  • ・監査で得た消費材の特徴や生産者の努力をおおぜいの組合員に伝えるため、機関紙に掲載する。
  • ・報告として別チラシを作成し配布する。イベント等では口コミで伝える。

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