サスティナブルなひと、生活クラブ

生産する責任、消費する責任 
半世紀前から考えています SINCE 1968

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生産するということ

生活クラブの
トマトジュースは、
毎年値段が変わります。
その理由、ご存じですか？

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生活クラブの
トマトジュースは、 毎年値段が変わります。
その理由、ご存じですか？

Item

パプリカ

国産であること

生活クラブは、
「パプリカ青年隊」と呼ばれる
農家後継者と提携しています。
その理由、ご存じですか？

豚肉

持続可能ということ

生活クラブは、
豚肉を一頭買いして組合員の前で
解体して見せたことがあります。
その理由、ご存じですか？

ケチャップ

環境のこと

生活クラブは、
びん入りのケチャップしか取り扱っていません。
その理由、ご存じですか？

醤油

つないでいくこと

生活クラブは、
今も江戸時代の木桶で
醤油を作っています。
その理由、ご存じですか?

納豆

消費者自身が
決めること

生活クラブは、
納豆にタレやカラシは必要か
何度も話し合いを続けました。
その理由、ご存じですか？

Statement 生活クラブの想い

生活することは、消費することです。

“なにを”、“どのように”消費するか、
という選択は、
そのまま、「どんな未来にしたいか」
「次の世代へ何を手渡したいか」へと
つながっていきます。

私たちは、自然と共生し、
食べ物（Food）、
エネルギー（Energy）、福祉（Care）を
できる限り自給・循環させる
「サステイナブル（持続可能）な生き方」を選びます。

いまを生きるいのちと次世代のいのちを、
おなじように大切に考えて、
すべての活動を行います。

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生産する責任、消費する責任 
半世紀前から考えています SINCE 1968
生産するということ

⽣活クラブのトマトジュースは、
毎年値段が変わります。
その理由、ご存じですか？

トマトジュース01

消費者であることを超えて、
農業を、産地を守る。

飯縄山の麓に広がるのどかな町、長野県飯綱町。

この高原地帯で地面に広がって育つ地這いの加工用トマトが、信州トマトジュースの原料になります。生食用のトマトと比べて、皮が固く丈夫な実を持つこの加工用トマト、実はその植え付け・収穫に生活クラブの組合員が参画しています。
高齢化など人手不足に悩む生産者のため、国産100%トマトジュースの持続可能な生産と消費のため、毎年5月と8月に計画的労働参加を行なっています。組合員はボランティアではなく労働の対価を受け取り、その賃金は、トマトジュースの原価に組み込まれるため、販売価格は毎年変動します。
さらに、組合員はこのトマトジュースを注文し、飲むことでも、間接的に労働参加することになるのです。

ただ売られているものを消費するだけでなく、農業の持続可能性を考えたサステイナブルな活動がここにあります。

トマトジュース02

その年だけ。
旬なトマトの味を楽しむ。

生活クラブのトマトジュースは、完熟したトマトを収穫後すぐに工場でしぼり、そのまま缶に詰めたシーズンパック。完熟トマトそのものの味を楽しむことができます。

完全露地栽培でつくられるトマトは、生育期間の天候によって左右され、ワインのように毎年微妙に
味が異なると言います。濃縮果汁還元のジュースとちがう、その年だけの新鮮な味わい。

そのままストレートに飲むのはもちろん、スープや煮物など、料理にもご活用ください。

国産であること

⽣活クラブは、
「パプリカ⻘年隊」と呼ばれる
農家後継者と提携しています。
その理由、ご存じですか？

パプリカ01

転作田を活用し、
若い担い手が躍動。

「遊YОU米」の産地、山形県遊佐町。生活クラブのお米や農産物の主要な生産地です。

しかし、人口減少や高齢化、さらに米価の下落、減反政策でお米をつくれない田んぼが広がり、米づくりを主体とする遊佐では新たな農業への方向転換が迫られていました。
そんなとき、生産者がヨーロッパ訪問で出会ったパプリカが町を変えるきっかけになります。10軒ほどの農家が、田んぼから畑に転作してパプリカ栽培にチャレンジしたのです。

その頃、日本で流通するパプリカは輸入品が主流でした。しかし国産のパプリカを食べたい、という生活クラブ組合員の思いを受け、遊佐町での本格的なパプリカ栽培がはじまりました。
さらに、Uターン、Iターンの若者もパプリカ栽培に取り組みはじめ、グループで国産パプリカの普及に乗り出しました。
その名も「パプリカ青年隊」。現在も組合員と交流をはかり、農薬削減、特別栽培基準に準じる農法で栽培することはもちろん、パプリカの魅力を広める活動も行なっています。

パプリカ02

国産パプリカのみずみずしさをご家庭で。

市販で目にする多くは外国産のものですが、生活クラブのパプリカは、国内有数の産地となった遊佐で育てている国産です。肉厚でみずみずしく、その甘みが特徴。

ハウスに防虫ネットを張ったり、害虫をフェロモンで誘引して捕まえる仕掛けを設置するなど、農薬削減にも努めています。サラダや肉詰め、ピクルス、カレーなどにおすすめです。

持続可能ということ

生活クラブは、
豚肉を一頭買いして組合員の前で解体して見せたことがあります。
その理由、ご存じですか？

豚肉01

大切に育てられた豚肉を無駄なく、おいしく。

「豚肉を1頭買いすること」。
それは、大切に育てられた豚肉を無駄なく食べるために、そして、安心安全な豚肉を食べ続け、つくり続けていくための第一歩。当時、豚肉の産直を実現するため、組合員自ら生産地を訪れ、視察・話し合いを繰り返しながら、豚肉の学習会を開催。
取り寄せた肉を解体し、部位や量感を目で見、手で触れて実感、調理・試食しながら、1頭の豚からとれる肉の部位バランスを学びました。
頭、内臓、骨、皮を取り除いた枝肉をどのように分けるのか、その形状はブロックかスライスか、価格はどのように設定するのかを決めていきました。

こうして組合員自身が学び決定していくという取り組みは、生活クラブが活動の基本としてきた”自主運営・自主管理“の基礎となりました。

豚肉02

日本のお米を食べて育った豚肉です。

生活クラブと平田牧場（山形県酒田市）が提携して、約半世紀。さらにおいしい豚肉をめざし、飼料の最適な配合バランスを見つけるための模索は今も続いています。

トウモロコシや大豆の油かす、大麦などをブレンドした飼料に加えて、生活クラブの提携生産者がつくるお米「飼料用米」を与え、ゆっくり、ていねいに。平田牧場で育つ豚たちの米の消費量はなんと年間83kg。日本人の年間米消費量は50.8㎏というから驚きです。

「日本の米育ち 平田牧場 三元豚」、ぜひ、ご賞味ください。

環境のこと

⽣活クラブは、
びん⼊りのケチャップしか取り扱っていません。
その理由、ご存じですか？

ケチャップ01

環境にやさしく、
循環させる消費を。

「使い捨てるのではなく、資源を循環させて使うことが大切」。

生活クラブがケチャップの容器に使用しているのは、繰り返し洗って使えるリユースびん。
家庭で最後まで使い切ったびんは、毎週の配達時に回収され、しっかり洗浄、厳しい目で点検されます。
このリユースびんは、マヨネーズやジャムなどほかの調味料や食材と大きさをそろえているため、きれいに洗浄されたびんはケチャップ以外の生産者に納品され、ほかの食材の容器として使うこともあり、より効率的な再利用を実現しています。

この環境負荷がかからないリユースによって、ごみとCO₂排出量の削減をすすめています。

ケチャップ02

国産完熟トマトのおいしさ、新鮮なままケチャップに。

畑で完熟したトマトを生のまま加工しているから、トマトそのもののおいしさを凝縮。

「甘さと酸味のバランスが絶妙」と組合員から高い評価を得ているトマトケチャップは、材料も工程もシンプル。
余分なものを入れず、トマト、タマネギの国産原料と調味料、香辛料だけを使い太陽の光をたっぷりあびた完熟トマトのおいしさを楽しめます。

つないでいくこと

生活クラブは、
今も江戸時代の木桶で
醤油を作っています。
その理由、ご存じですか?

醤油01

その香りとうまみは、古く江戸時代から。

直径も高さも約3メートル。薄暗い醤油蔵に並んだ110本以上の巨大な杉の木桶で、１年をかけてじっくりとつくりあげる『丸大豆醤油』。

醤油麹と食塩水を合わせたもろみを、長年の醤油づくりによって育まれてきた無数の微生物の力で、ゆっくりと発酵・熟成させていきます。

タイヘイの醤油蔵にある木桶の中には、もっとも古くて江戸時代の年号が刻まれたものも。
醤油には、300種類もの香りの成分が含まれると言われていますが、「木香（きが）」と表現される木桶の香りは、ここでつくられる醤油の大きな特徴となっています。

醤油02

伝統の木桶が生み出す深い風味。

長い年月をかけて醤油蔵に棲みついた微生物と熟練職人の共同作業で生まれる『丸大豆醤油』。

その原材料は大豆、小麦、塩にこうじ菌とシンプル。だからこそ、一つひとつの素材や仕込みの環境など細かな要因が味に大きく影響します。杉の木でつくられた伝統の木桶から聞こえてくる声を聞きながら、職人たちが手間ひまをかけていくことで、まろやかで深い風味の醤油が生まれるのです。

封を切ったばかりの香りはもちろん、醤油そのもののコクのあるうまみをぜひ味わってください。

消費者自身が決めること

生活クラブは、
納豆にタレやカラシは必要か
何度も話し合いを続けました。
その理由、ご存じですか？

納豆01

ずっと、大事にしたいこと。

生活クラブのカップ納豆には、タレもカラシもついていません。生産者の都合でも、物流やコストといった運営面の都合でもなく、組合員が話し合いで導いた答えです。

「納豆にタレをつけてほしい」という声は、昔からありました。生産者のカジノヤには、タレつき製品もあり、生活クラブのお店「デポー」で取り扱っています。
しかし、組合員による開発会議の中で、タレをつけることにより、価格が3カップ1セットあたり20円上がってしまうこと、タレを入れるためのごみが出ることなどが議論され、配達でお届けする納豆にはタレ・からしをつけないことが決まりました。

一般市場では、1991年頃からタレつき納豆の販売がはじまり、タレのおいしさやユニークさが注目されていますが、生活クラブでは、組合員の毎日の暮らしや環境への影響を組合員自身が話し合って決めています。

納豆02

日本の気候風土から生まれた伝統食。

日本の気候風土から生まれた、世界に誇る伝統食・納豆。

生産者の「カジノヤ」では創業60余年、良質な国産大豆を原料に、納豆菌をつけて発酵させる伝統の製法を守り続けています。包材には経木を使用したものも。

粘り気も強く、大豆そのものの味を楽しめます。