《静岡》鈴木千佳候補 政策提案への回答
鈴木千佳候補（日本共産党）からは5月23日付でご回答をいただきました。政策提案の各項目への賛否と、自由記述欄にご記入いただいた回答内容をご紹介します。
生活クラブからの政策提案と公開質問への回答
【提案への賛否一覧・鈴木千佳氏（日本共産党）】
（１）食の安全・安心と食品表示
①農業政策の拡充を求めます。［A：賛成］
②種子法の目的を引き継ぐ新法の制定を求めます。［A：賛成］
③ゲノム編集によって作出された作物（飼料を含む）・動物の届出の義務化ならびにゲノム編集を使用したすべての食品（一次産品・加工食品）の原料表示制度の確立を求めます。 ［A：賛成］
（２）エネルギー政策
①2030年、2050年にむけたエネルギー基本計画を見直し、自然エネルギーによる電力の脱原発、脱炭素化を実現することを求めます。
【質問１】自然エネルギーによる電力の脱原発、脱炭素化の実現［A：賛成］
【質問２】核燃料サイクル政策の放棄［A：賛成］
② 自然エネルギーの導入促進のために阻害になっている送電網の優先接続・優先給電を政策化することを求めます。［A：賛成］
（３）社会福祉の充実
①消費税の増収分を在宅介護関連分野に重点的に充当することを求めます。［B：反対］
②貧困・虐待への対策・「社会的養護下にある子」の自立支援に充てる予算を確保し、必要な施策を講じることを求めます。［A：賛成］
（４）非営利セクター支援
①非営利協同セクター支援 労働者協同組合法の早期制定と非営利協同セクター支援政策を求めます。
【質問1】労働者協同組合法の早期制定［A：賛成］
【質問2】非営利協同セクター支援の具体的な政策を定めること［A：賛成］
（５）憲法・国民投票法
①憲法改正のための国民投票法の改正を求めます。［A：賛成］
●政策提案への賛否（選択肢）
A：賛成 B：反対 C：態度保留 D：その他
【2019年7月1日掲載】
（１）食の安全・安心と食品表示
【質問】食料自給率の向上を図るため、次世代の農業者の就業への意欲と安定した農業生産や地域経済の安定につながる継続的な農業政策（飼料用米に関する助成、気象災害に対する補償、中山間地農業への支援、農産物や畜産飼料の生産に対する持続的な支援）などの制度化、恒久化などが必要と考えますが、貴候補はどうお考えでしょうか？
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】食料自給率を早期に50％へ向上させるために、農林水産予算を基幹産業にふさわしく増額します。国政の柱にすえ、価格保障や所得補償を充実させるとともに、多様な担い手の育成に国を挙げて取り組みます。「食料主権」を保障する貿易ルールの確立をめざします。
②種子法の目的を引き継ぐ新法の制定を求めます。
【質問】種子法の目的を引き継ぐ新法の制定について、貴候補の見解を教えてください。
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】種子は農家にとって基本的な資材です。優良で安価な種子が将来にわたって安定して供給されるよう、公的機関が責任をもつ新たな法律をつくります。
【質問】ゲノム編集技術によって作出されたすべての食品原料の予防原則にもとづく規制、表示の義務化および表示を担保するための食品のトレーサビリティ流通の確立についての貴候補の見解を教えてください。
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】食品の表示は、消費者が原料を正確に知るための権利を保障するためのものであり、安全性が確保されるとともに消費者に役立つ表示こそ必要であり、求められています。
（２）エネルギー政策
【質問】貴候補は2030年、2050年にむけたエネルギー基本計画を見直し、自然エネルギーによる電力の脱原発、脱炭素化を実現することについてどのようなお考えでしょうか？
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】世界の流れは再生可能エネルギー・脱炭素に舵を切っています。原発ゼロと一体に再生可能エネルギーの大普及をすすめ、2030年までに電力の４割を賄います。
【質問】貴候補の核燃料サイクル政策の放棄に対するご意見をお聞かせ下さい。
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】核燃料サイクルは既に破綻しています。また、プルトニウムは核兵器の原料であることから、核拡散防止にも支障をうみます。
【質問】貴候補は自然エネルギーの導入促進のために阻害になっている送電網の優先接続・優先給電を政策化することについてどのようなお考えでしょうか？
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】国がイニシアチブを発揮して、送電網がない地域への建設や、現９電力の地域割りを超えて、より広域的な送配電網とそのシステムの整備をすすめます。
（３）社会福祉の充実
【質問】貴候補は「消費税の増収分を在宅介護関連分野に重点的に充当することを求めます。」という意見についてどうお考えでしょうか？
【回答】 B：反対
【自由記述欄】消費税は低所得者ほど負担が重く、10％増税は経済も暮らしも破壊する禁じ手であり、絶対にやってはなりません。社会保障を拡充する財源は、大儲けしている大企業や富裕層に応分の負担を求めるなど、別の道でうみだせます。
【質問】貴候補は「貧困・虐待対策、社会的養護下の子どもの自立支援に充てる予算を確保し、必要な施策を講じることを求めます。」という意見についてどうお考えでしょうか？
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】日本は先進国でワーストレベルの「子どもの貧困」があり、その打開は喫緊の課題です。子育て世代の困窮を解決し、暮らしと育児を応援する総合的施策が必要です。そのための多分野の予算拡大が不可欠です。
（４）非営利セクター支援
【質問】労働者協同組合法の早期制定について、貴候補の見解を教えてください。
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】「協同労働の協同組合」として、労働者協同組合が働く者の連帯で自ら仕事をつくり出す受け皿の役割を果たす法制定が求められます。「労働者性」を担保した政策をすすめます。
【質問】同法の制定を機に、協同組合基本法のような非営利協同セクターを支援する具体的な政策を定めることについて、貴候補の見解を教えてください。
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】同上
（５）憲法、国民投票法
【質問】寄付金および広告放送の公平なルールづくりを内容とする国民投票法の改正について貴候補のお考えを教えてください。
【回答】 A：賛成
【自由記述欄】国民投票は国民の権利であり、主権者の意思が正確に反映させる必要があります。一方で国民投票法改正を「呼び水」に改憲議論を進めるねらいには警戒が必要です。