市民資本を結集
2001年「戸塚に市民の参加型による福祉施設を作るための世話人会」が発足されて参加。
2003年5月特定非営利活動法人ワーカーズ・コレクティブまいそる設立総会、10月NPO法人格を取得。物件探しに東奔西走し2004年、福祉に理解のある大家さんと出会い、新築する1階部分(100㎡)を借りることになった。会員15人は出資金10万円で自らの意思と責任を持って参加。賛助会員を募集し、1口5万円以上、年利0.3%借入期間5年とした。結果63人から181口905万円が集まり、会員と賛助会員で合計1,065万円の市民資本が結集された。レイアウトや設備など自分たちで考え、その中で先陣ワーコレのアドバイスを受けて入浴リフトの設備を検討し、その費用の一部20万円を2004年度福祉たすけあい基金の補助を得て設置した。
“デイサロン花りん”2005年2月にオープン一人の利用者から開始した。オープンしてから3年目まで赤字続きではあったが4年目より黒字となり、借入金返済が始まり2011年11月には返済を完了。2006年度開所時間、利用時間、利用定員を変更し、土曜開所も始まって利用状況が安定してきた。スマートフォンがまだ普及していなかった2008年ホームページを開設し、2014年にリニューアルし広報宣伝に努めた。2010年利用者定員を12人から13人に変更した。また2012年の介護保険制度改定に伴って7-9時間枠に変更した。介護者家族支援に関しては、最初は利用者家族交流会から始まり2013年には参加対象を近隣地域住民に広げ、現在はバザーや地域福祉事業で行っているイベントに参加を呼び掛けている。2016年4月、18人以下の通所事業所は横浜市に移管されて、地域密着型通所事業所となった。閉所の日曜日を利用して、健康麻雀“花りんの会”や地域包括支援センターの協力を得て月1回の世代を超えた集いの場“花りんの木の下で”も開催されている。
コミ・オプ事業:花りんの実
介護保険対応だけでは十分に対応できないことが見えて、2009年には高齢になっても住み慣れた地域で自分らしい生活が送れるように、助け合い支えあいの関係で参加型福祉を実践していこうと介護保険対象外事業コミ・オプ事業が開始された。当初はデイサロン花りん利用者に限定していたが2012年より地域に拡大した。規制要件が厳格となり、2014年には緊急お泊りが廃止された。2017年8月料金を改定した。(時間内1時間1,000円から1,200円)
居宅介護支援事業:花りんの樹
2014年介護支援専門員資格保持者が3人になったことを契機に事業を開始した。当初はデイサロン花りん敷地内のミニハウスで業務を行ってきたが2015年11月に社会福祉法人いきいき福祉会から横浜市高齢者向け優良賃貸住宅フレアカーサの生活相談業務を受け継ぎ事務所が確保されたので移転した。