国産小麦粉100%にこだわった消費材を提供しています。日東富士製粉㈱
提携品目:ホットケーキミックス、小麦粉薄力タイプ、他
2014年に創業100周年を迎えます
日東富士製粉(株)は、2006年に日東製粉(株)と富士製粉(株)が経営統合して誕生しました。旧日東製粉の誕生から2014年で創業100周年を迎えます。創業以来、「安全・安心で健康的な食文化に寄与する生産者」であり続けることを経営の基本方針としてきました。
本社は東京都中央区新川に構えております。生産工場は、業務用小麦粉製造工場が、東京、静岡、名古屋、埼玉の4工場あり、食品工場(家庭用商品・業務用プレミックス粉*・冷凍食品)が、静岡、埼玉の2工場あります。生活クラブに提供している小麦粉関連の消費材は、静岡、埼玉の2工場で製造しています。また、2006年にはベトナムにプレミックス工場を新設しました。
*プレミックス粉…調製粉。ホットケーキミックス、天ぷら粉、唐揚げ粉など。
小麦粉の基礎知識
最初に小麦について説明させていただきます。
日本の小麦生産量は年間約70万トン。日本の小麦消費量のなかで国内産小麦が占める割合は約14%程度にすぎず、残りは外国産小麦でまかなわれています。
ひと粒の小麦は、胚乳(83%)・表皮(15%)・胚芽(2%)の3つの部分で構成されています。通常、小麦粉として使用されるのが胚乳部分で、主成分は糖質とたんぱく質です。表皮はふすまとして家畜の飼料に、胚芽は、ミネラル・ビタミンなどが含まれており健康食品などに利用されています。
小麦粉には、「強力粉」「中力粉」「薄力粉」といった種類があるのはご存じでしょう。これは、「たんぱく質」の含有量によって分類されているのです。たんぱく質の含有量が高い順に、強力粉、中力粉、薄力粉となっています。それぞれの特徴によって用途も異なります。強力粉は主にパン、ピザ、中華麺などに使われます。中力粉はうどんやお好み焼きなどに、薄力粉はケーキ、菓子、天ぷら等に利用されています。
生活クラブのホットケーキミックスと市販品との違い
現在、生活クラブに提供している消費材は、「小麦粉薄力タイプ」「ホットケーキミックス」「お好み焼き粉」「韓国風お好み焼き粉」「天ぷら粉」「から揚げ粉」「国産小麦粉 全粒粉タイプ」「ベーキングパウダー」の8アイテムです。これらの消費材に使用している小麦粉はすべて国産小麦粉100%! そのなかでも、それぞれの用途に合った、厳選した小麦粉を使用しています。
組合員の皆さんに広く利用されている「ホットケーキミックス」を例に、市販品とどのように違うのかを紹介しましょう。
1)小麦粉は、国産小麦粉を100%使用。市販品の多くは外国産小麦粉を使用。
2)砂糖は、ミネラル分の多い素精糖を使用。市販品はグラニュー糖を使用。
3)膨張剤(ベーキングパウダー)は、焼ミョウバンを排除したタイプに変更。アルミフリーです。
4)食塩は、赤穂の食塩を使用。
以上が大きな特徴です。
加えて、市販のホットケーキミックスと比較して甘さ控えめで、バニラ香料も不使用のため、子どもから大人まで、どの年代にも好まれる癖のないものになっています。すべての消費材に共通する考え方ですが、極力、添加物は使用しないようにしています。
国産小麦粉にこだわった消費材でつくれるメニューも提案
当社では今後とも、国産原料、国産小麦粉の使用にこだわった消費材開発を行なっていきたいと考えています。先に紹介したとおり、日本で消費されている小麦粉の80%以上は外国産です。従来、国産小麦粉はその性質から、主として中力粉・薄力粉用として使用されていました。しかし、昨今は品種改良などが進み、強力系の小麦粉の開発も進んできています。国産小麦の消費向上は、食料自給率のアップという観点からも重要な課題です。
小麦粉は、さまざまな食品に利用できる万能な食品素材のひとつです。学習会や交流会などでは消費材の特徴をお話しするだけでなく、消費材を使ったメニューの提案なども行なっています。家族で楽しめるお菓子づくりやお好み焼きパーティーなど、さまざまな家族の団欒の場に利用していただけるものばかりです。最後にレシピを掲載していますので、ぜひ試してみてください。
近頃では簡単調理食品が普及してきていますが、素材のよさをまるごと生かす料理である天ぷらや唐揚などは、やはり手づくりが一番おいしいと思います。
これからも安心・安全を第一に、おいしさを追求した消費材の提案とともに、楽しく調理し、おいしく食べていただけるレシピの紹介も積極的に行なっていきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願い致します。
◆マーブル蒸しパン
ココアや抹茶、ジャムで色づけし、お箸で混ぜたちょっとおしゃれな蒸しパンです。
材料 (直径6cmのプリン型12個分)
ホットケーキミックス…200g、卵…100g(Mサイズ2個分)、砂糖…大さじ4、サラダ油…大さじ4、牛乳…大さじ8、抹茶、ココア、ジャムなど…各小さじ1/2
作り方
- ボウルにホットケーキミックスと砂糖を入れ、卵、サラダ油、牛乳を加えてよく混ぜ合わせます。
- 小さな容器に抹茶、ココア、ジャムなどを入れ、それぞれに1の生地大さじ2を入れてよく混ぜます。
- 紙ケースを入れたプリンカップに残りの1の生地を等分に入れ、2の生地を加えて箸1本でぐるりとひと混ぜしてマーブル模様をつけます。
- 蒸気の上がった蒸し器に3を並べ、ふきんで包んだふたをして強火で12~13分蒸します。竹串を刺して、生地がついてこなければ蒸し上がりです。
※フライパンに湯を沸かし、型を直接入れて蒸すこともできます。ふたをふきんで包んでおくと水滴が落ちず、きれいに蒸し上がります。
◆カレーパン
ドライタイプのカレーを詰めた、さっくり&ふっくらなおかずパンです。
材料 (4個分)
ホットケーキミックス…200g、塩…小さじ1/2、牛乳…70ml、サラダ油 …大さじ2、煮詰めたカレー(残り物、レトルトなど)…大さじ4、小麦粉またはホットケーキミックス(打ち粉用)…適量、牛乳、パン粉、揚げ油…各適量
作り方
- ボウルにホットケーキミックス、塩を合わせてふるいながら入れ、さらに牛乳、サラダ油を加えてゴムべらでひとまとめにします。
- 生地を4等分にして、1つずつ丸めたら、打ち粉をふったまな板の上で直径13㎝の円形にのばします。
- 生地の中心にカレーをのせ、周囲の生地を寄せて閉じ、小判形に整えます(生地のつなぎ目はしっかりと指で押さえて留める)。1個ずつ牛乳に浸し、パン粉をまぶしつけます。
- フライパンに揚げ油を低温(160℃)に熱し、ゆっくりと返しながら全体がきつね色になるまで揚げる。
(2013年9月掲載)
※掲載時期によりパッケージが現在のものと異なる場合があります