2月の大雪による被害の大きい生産者への「生産者支援緊急カンパ」生産者レポートその3
2月は8日と14日の2週連続で全国的な大雪に見舞われ、生産者が大きな被害を受けました。生活クラブでは、とりわけ甚大な被害のあった生産者に対し、緊急支援を目的とした「雪害支援カンパ」を組合員に呼びかけています。
連続4回で被害の大きい生産者の様子をお知らせします。第3回めは全農チキンフーズ(株)(群馬チキンフーズ(株))です。
「はりま」を食べ続けるために
緊急対策をすすめます。
合計18,500羽のはりまが犠牲に
2月15日時点では状況がわからず、2月17日の時点での被害は17,400羽と報告されました。その後の調査で、計8棟の鶏舎が倒壊し、最終的な被害は合計18,500羽となることが確認されました。内訳は、出荷直前のはりまが10,000羽、2日齢のはりまが8,500羽で、4月中旬出荷予定のものにも影響が出ています。
(株)秋川牧園への協力要請、飼養方法の見直しで乗り切る
生活クラブの鶏肉は、全農チキンフーズ(株)のほか、(株)秋川牧園のものを取組んでいます。緊急対策として秋川牧園に協力を仰ぎ、これまでは全農チキン7:秋川牧園3の割合で供給していましたが、全農チキン6:秋川牧園4の比率に変更することにしました。
また、全農チキンフーズ(株)では、再建まで(1)坪羽数の見直し(2)飼養日齢の短縮を行なうことを決めました。
2つの緊急対策
(1)坪羽数の見直し
現行では、坪あたりの飼養は基準を夏季(4~9月)35羽/坪、冬季(10月~3月)40羽/坪としていますが、鶏舎の再建が9月以降となることや一部の鶏舎は廃業となることから、坪羽数の切り替え時期の見直しを行ない、夏季の一部(8・9・4月)で40羽/坪とし飼養羽数の回転率を高めます。
(2)飼養日数の短縮
現行では60日齢以上(58日齢許容)を出荷の基準としていますが、雪害の緊急対策を踏まえ、出荷日齢を短縮して55日齢以上とし、出荷の回転率を上げて原料を確保します。なお、55日齢での日齢短縮試験を行ない、基準重量が確保できることと、食味について問題がないことは確認しています。
- 取組期間:2014年21週~24週の4週間
- 申込方法:個人OCR申込書の注文番号欄に下記5ケタの数字を、数量欄に申込み口数をそれぞれ記入してください。
1口500円で、何口でも申し込めます。
※インターネットでは申し込めません。 - 注文番号 72516
- 支払方法:共同購入代金と一緒に引き落とします。集金月は、集金明細表でご確認ください。(「雪害支援カンパ」と記載)。カンパ金は非課税・割戻し対象外(班購入では4%還元対象外)です。
*デポーでは取り組み期間、取組み方法が異なります。デポーで配布されるチラシをご覧ください。
*関西の生活クラブは取り組み内容が異なります。配布されるニュースなどでご確認ください。