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大人版のリフレッシュツアー「千利休のふるさと 堺&京都 散策ツアー」

1995年の阪神淡路大震災以来、生活クラブ都市生活とエスコープ大阪は、日本・アジアの災害支援活動を、NPO法人都市生活コミュニティセンターと連携しながら19年間にわたって行なっています。3年前の東日本大震災後を機に、三者が協力して「東日本大震災支援プロジェクト」を立ち上げ、2014年5月、生活クラブふくしまの組合員を対象に「大人版のリフレッシュツアーin大阪」を実施しました。(2014年7月16日掲載)

阪神大震災の経験から「東日本大震災支援プロジェクト」へ

 「東日本大震災支援プロジェクト」では、主に2生協(エスコープ大阪、都市生活)の組合員カンパを原資として、さまざまな東日本大震災復興の応援活動をしています。具体的には、生活クラブふくしま親子のリフレッシュツアーや、新地町仮設住宅青空市への物資提供、組合員の子どもの中高生が東北を訪問する被災地スタディツアーの実施、被災された生産者との交流活動、県外避難者のリフレッシュカフェ開催の応援をしています。

5月17~18日、大人版のリフレッシュツアーin大阪「千利休のふるさと 堺&京都 散策ツアー」

 これまで生活クラブ全体で、親子・子ども対象のリフレッシュツアーは数多く実施されていますが、子どもが独立した世帯や子どもがいない組合員の方は参加できるチャンスがなかったので、今年度はあらたに「大人だけのリフレッシュツアー」を実施しました。昨年12月に全国公開された映画「利休にたずねよ」に因んで、「千利休・お茶」にまつわる堺・京都の散策と、夜の「組合員同士お話し交流会」をメインにした内容です。
 NPO法人堺観光ボランティア協会(ガイド)の協力も得て、南蛮貿易で栄えた自治都市・堺の歴史を聞きながら千利休屋敷跡や南宗寺、与謝野晶子生家跡や歌碑を回り、お洒落な和カフェで抹茶スイーツを楽しみ、翌日は京都東山の高台寺や清水寺などを観光しました。両日とも晴天にも恵まれ、15名でお喋りしながら散策を楽しみ、リフレッシュすることができました。
 夜の夕食交流では「震災のこと、原発事故のこと、今後にむけて」などじっくり本音トークの時間をもつことができました。同じ消費材を利用している組合員同士の交流では意気投合しながらも、重い課題にしんみりしてしまう場面もありました。

立ちはだかる難題の解決に向けて~生活クラブふくしまの組合員とのつながりを大切に

 ふくしまは震災で地震・津波の被害に加え、原発事故で故郷を離れることを余儀なくされたり、また健康被害の不安から家族が離れ離れになって暮らしている方々がおられます。それぞれの事情が違いすぎて、地域コミュニティの構築が難しく、ふくしまの人たちは苦悩されていることを知りました。
 3.11以降はこれまでとは全く違った社会になってしまったことの重みを国民が重く受けとめなければなりません。もはや3.11以前の生活には戻れないことを認識して脱原発社会へ向かう努力が必要不可欠です。
 ツアー翌月の6月14日には同プロジェクトから4名の組合員と職員が福島県新地町を訪問し、小川仮設住宅で3年にわたって開催されてきた「青空市ファイナルイベント」に参加。5月のツアー参加者と再会しました。
 深まった交流を今後も息長く続け、「ふくしまで起こったこと」を「関西に住む私たちが自分の問題」として捉え続けたいと思います。そして脱原発社会実現や地域のコミュニティ創設など、問題解決のために行動することで社会化を目指していきたいと思います。さらに生活クラブ組合員同士のつながりを拡げ、今後も心を通わす輪を拡げていきたいと思います。
(東日本大震災支援プロジェクト 奥万里子)

<参加したふくしま組合員の感想>(※一部を抜粋させていただきました)

  • 期間中は天候にも恵まれ、堺と京都を散策し、歴史にふれてきました。2日間という日程でしたが、スタッフの方々の段取りがよく、とても充実した中身の濃い2日間でした。
    夜の交流会では震災当時、他では手に入らない食料が届けられたその裏には大変なご苦労があったことを知りました。私たちは本当に人に支えられて生きていることを改めて感じました。
    (福島市 H・Sさん))
  • 今回初めてリフレッシュツアーに参加しました。これまで子どもだけのツアーに息子を参加させたことはありましたが、仕事の都合で子どもと一緒に参加することは難しく、また息子も高校生になり、学校や部活等で親子で参加することが難しくなっています。
    今回のリフレッシュツアーは大人のための企画ということで、大阪の堺市と京都の散策でした。個人的には行けないような所を観光ボランティアの方に説明をしていただきながらの散策はとても楽しかったです。
    夜の懇親会では共通の問題意識を持った方々とお話ができて有意義でした。また、同じ福島に住んでいる者どうしでも問題に対する温度差を感じ、なかなか話せない事も聞いていただいてとても嬉しかったです。
    (福島市 R・Aさん)
  • 本当に楽しい2日間でした。住んでいる所にいては味わうことのできない景色、食材、文化などいろいろなものを認識することができました。ガイドさんの話など個人では得ることのできない情報を知ることができ、貴重な時間で、夜の交流会も生活クラブの食材のことなどで盛り上がり、食でつながっている素晴らしさを体感しました。
    (相馬 I・Tさん)
  • 今、思っても思い浮かぶのは私達をとても温かく迎えてくださったことです。被災してから三年が過ぎますが、当初と変わらず、いえそれ以上の支援に感激です。
    青空市も6月で終了となります。少しさびしい思いはありますが、私達も自立を考えなければなりません。先のことを考えると憂鬱になるこの頃でしたが、このリフレッシュツアーでまた、元気をいただきました。
    (新地 M・Yさん)

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