地域のみんなで支えて、たすけあいの「実感」を広げる。生活クラブの福祉活動・事業の助成のしくみ。
自分や家族が年をとっても、障がいを持っても、住み慣れた町で自分らしく暮らし続けたい。そんな思いを支える福祉のしくみをおおぜいの組合員がつながり合い、つくってきました。昨年3月時点の概算で、生活クラブグループ全714ヵ所の事業所に約6万4千7百人を超える人たちが利用者として登録しています。生活クラブ生協の他の事業とも様々な形で連携をしながら、誰もがその人らしく生きていくことのできる社会をめざして、介護や子育て、障がい者支援など、地域みんなで支える仕組みづくりをめざしています。
生活クラブ共済連では、地域に福祉事業・福祉活動を更に広げていくことを目的として、剰余金の一部を教育事業繰越金として各地の地域福祉事業に助成しています。助成の実績は2013年度7単協8件・総額2,973,020円と活用が広がっています。(2014年8月1日掲載)
2013年度に助成を受けた活動・事業
- 新規子育て支援ワーカーズの広報活動支援(神奈川)
- さがみ地域生協エリア生活リハビリクラブ建設に向けた学習活動費支援(神奈川)
- 若い世代の子育てサポートのためのW.Co設立の活動支援(福祉クラブ)
- 障がい者就労事業(生活クラブの取組、支援)の組合員への啓発活動(千葉)
- 「たすけあいが息づくまちづくり」に向けた学習会(長野)
- 子育て支援ワーカーズ設立にむけた備品購入(山梨)
- 地域たすけあい(配食・家事・介護・子育て)ワーカーズ・コレクティブの形成支援(京都)
- 「子育て・食育」支援ステーションの開設と子育て・食育アドバイザー(仮称)による地域貢献活動の立ち上げ(都市生活)
2014年度助成活動・事業が決定しました!
福祉たすけあい助成は、地域のたすけあいのしくみをつくり、広げていくため生活クラブ共済連の教育事業繰越金を活用して2011年度より毎年実施してきました。生活クラブの運動・事業の成果と蓄積を活かして、地域福祉のモデル形成をはかり、福祉のオルタナティブを展開することをめざしています。
2014年度は実施3年の総括を踏まえた新たな助成制度となっています。より多くの単協、特に地域福祉の分野にこれまで取組みがなかった単協で地域福祉づくりに活かせるよう、組合員どうしのたすけあいを広げるためのエッコロ(共済)活動を助成対象とし、助成審査会も福祉事業にこれまで取組みのなかった単協の代表からも審査員を選出することになっています。
2014年度の優先テーマは「エッコロ制度、生活クラブ共済ケアサービス」で、応募単協:11単協 応募件数:17件 応募総額:9,447,630円でした。審査の結果、助成単協: 9単協 助成件数:15件 助成総額:3,449,856円となっています。
- NPO法人どんぐりのデイサービス事業立ち上げ支援(北海道)
- 生活クラブ館パンフレット作成(北海道)
- ほっとまむ(子育てワーカーズ)による「ほっとたいむ」の開設支援(北海道)
- 食のワーカーズ粒の立ち上げ支援(北海道)
- 地域たすけあいワーカーズの結成に伴う拠点整備とそのワーカーズの事業の起業のための施設整備への支援(静岡)
- 「2014年度生活クラブグループ福祉事業交流会in埼玉」への参加費用(愛知)
- 「NPO法人たすけあいW.Co愛・I」の事業地域を拡げるためのカラーリーフレットの制作(愛知)
- 2014年度福祉視察ツアー参加費用(愛知)
- <ハグくみ>ケアサービスを担える家事援助W.Coづくりのための学習と見学(栃木)
- 地域拠点での福祉W.Co設立に向けた学習と見学(栃木)
- エッコロ共済制度スタートのための活動(やまがた)
- 生活クラブ共済ケアサービスとの連動を目指している、エッコロ制度導入に向けての活動(群馬)
- エッコロ制度立ち上げにむけた準備費用(奈良)
- 2014年度福祉視察ツアー参加費用(京都エル・コープ)
- 子育て支援企画「完璧な親なんていない(NPプログラム)」の実施(エスコープ大阪)