亀戸公園に脱原発の大きな声が響きました。
9月23日、亀戸中央公園(東京江東区)で「さようなら原発全国大集会」が開かれ、16000人が参加。生活クラブや生産者、関連団体から、およそ100人が参加しました。デング熱問題のため、当初予定していた代々木公園から会場が変更されましたが、主催者の予想を大きく上回る参加がありました。
集会では、1954年にビキニ環礁の水爆実験で被ばくしたマグロ漁船第5福竜丸乗組員の大石又七さん、「原発いらない福島の女たち」の橋本あきさん、「反原発・かごしまネット」代表の向原祥隆さんらがスピーチしました。鹿児島から駆けつけた向原さんは「川内原発の再稼働に反対する県民の世論は高まっている」と川内原発の再稼働を阻止する決意を表明しました。
集会の後のパレードでは、それぞれの団体の旗や思い思いのスタイルで、「原発いらない」「川内原発再稼働反対」の声を下町の空に響きかせました。
下記は参加した組合員のみなさんの感想です。
- 代々木公園が立ち入り禁止になり、一時は開催がどうなるかと心配しましたが、当日は公園を覆い尽くすほどの人々が集まり、その熱気にデング熱のウワサも吹き飛びました。ステージからはごきげんな音楽と熱いメッセージが届けられ、大勢の参加者が一心に耳を傾け、心を一つにする会場の様子に、改めて同じ思いをもつ人たちがこんなにいるんだと勇気づけられました。パレードでは空にはためくたくさんの「生活クラブ」マークが、あちこちの単協から集まった組合員同士の連帯感を高め、大いに元気づけました。大勢で一緒に「再稼働反対!」を叫び、原発のない社会を目指す決意を新たにした一日となりました。【茨城 戸田桃子さん】
- デモ行進では、2時間「原発いらない!」と年甲斐もなく叫び続けました。一人では何もできないけれど、みんなで声を上げることが利権第一主義の大きな力に立ち向かえることを改めて実感しました。「根っ子には命がある」という落合恵子さんの一言が印象的でした。【埼玉 内山豊美さん】
- 亀井戸中央公園には様々な団体や大勢の人々が集まり、集会が盛大に行われました。木内みどりさんの司会のもと、落合恵子さんをはじめ、多くの方のお話があり、参加者は皆、原発反対を改めて確認できました。 また、パレードでは、各々の団体や個人によるパフォーマンスがあり、市民のみなさんに原発反対をアピールでき、有意義な1日となりました。【栃木 髙橋恭子さん】
【2014年10月28日掲載】