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今年もたくさんとれました!21年目の加工用トマト収穫「計画的労働参加2015」

毎年恒例の組合員による加工用トマト収穫の「計画的労働参加」。21年目となる今年も、神奈川・埼玉・東京・千葉・長野・関西から、おおぜいの組合員とご家族のみなさんが長野市・飯綱高原のトマト畑に集まりました。

(2015年9月2日掲載)

生活クラブでは、トマトジュースの原料となる加工用トマトの生産を、組合員による「計画的労働参加」で支えています。
トマトジュースを消費する組合員自身が「生産者」として深くかかわり、その労働を直接担うユニークな活動です。「援農」といった「お手伝い」ではなく、きちんと労働対価が支払われます。もちろんこの経費は、原料トマトの生産原価からまかなわれます(消費材のトマトジュース1本あたり約1.8円)。
夏の一時期に集中するトマトの収穫期を分担し、今年は次のような日程で作業が行なわれました。
8月10日から12日は神奈川・埼玉の組合員40名、8月17日から19日は東京・千葉の組合員36名、8月22日は長野の組合員10名、8月23日から25日は関西の組合員24名でした。

今年のトマトは、濃い味に育ちました

トマトの原産地は南アメリカ・アンデス山脈の高原地帯です。元々乾燥に強いだけあり、今年7・8月の猛暑にも負けず、しっかり葉を伸ばして実をつけました。やや水不足だったため小ぶりな傾向ですが、そのぶん味の濃いトマトに育ちました。消費材のトマトジュースの製造元である長野興農(株)の尾崎さんは、「今年のトマトジュースは歩留まりもよく、一味違うトマトジュースができそうだ」と語ります。

トマトの赤い色は?

トマトの赤い色素成分は「リコペン」と呼ばれる物質です。トマト自身が紫外線から身を守るために作り出す物質で、抗酸化作用があると言われます。トマトを食べると体内で抗酸化作用を発揮する「機能性成分」ということで、近年注目を集めています。リコペンは、生のトマトよりもジュースやケチャップなどに加工すると体内で吸収されやすくなるそうです。

太陽の光を浴びると、トマトは白くなる?!

トマトは太陽の光を浴びると真っ赤に色づくイメージがありますが、実際には強すぎる太陽光はトマトを白くさせるのです。日焼けしたトマトは再び赤く色づくことはなく、収穫できなくなってしまいます。これを防ぐには、稲わらなどで日陰を作ることが必要です。
つるが伸びて花が咲いた順に熟すため、一株に真っ赤に熟した実とこれから熟す実が混在します。稲わらや葉っぱに隠れた実を収穫しながら、採り終わった後に青い実を隠す作業も忘れずに行ないます。

生産を支える「消費者」になる!

かつて、加工用の農産物は農家の安定した収入源となるため、「クワの葉」や「たばこの葉」などが広く育てられていました。しかし海外からの輸入農産物に価格面で対抗できなくなり、加工用農産物を育てる農家はしだいに減っているのが現状です。
加工用トマトも例外ではなく、稲作の合間に作付けや管理ができる利点はありますが、真夏の一時期に集中する収穫期にまとまった労働力が必要なため負担も大きく、農家戸数や作付面積は減少傾向にあります。
生活クラブの「長野県産完熟トマト」のトマトジュースは、これらの課題をクリアした結果です。組合員は一方的な「消費者」ではなく、共同購入という「約束」に加わることで原料農産物の価格を保障し(=農家の安定した収入源)、収穫作業に協力する仕組みをつくること(=労働力の確保)によって、おいしいトマトジュースを毎年味わうことができるのです。

目の前に広がるトマト畑。

参加者の中には何年か続けて参加される方もいますが、多くは初めての方で、収穫作業は初体験。一面に広がる畑を前に、真っ赤に熟れたトマトが収穫を待っていると思うと気持ちがはやり、ついつい頑張りすぎてしまいます。
収穫の喜びと、10キロ近くになる収穫用カゴの運搬は、毎日の生活にない筋肉を使うせいか、一日の作業が終わると疲れが一気にやってきます。
収穫適期の色の見分け方、枝を折らない・踏まない収穫方法、収穫後の稲わらのかけ方などを習得しながら、3日目には皆トマト収獲のエキスパートに。「地面に実ったトマト収穫は宝探しの気分。でも加工用トマトの生産がこんなに大変だとは初めて知りました」。
トマト農家のみなさんと互いに顔をあわせたことも含めて、今まで飲んでいたトマトジュースがいっそう美味しく感じられるに違いない体験でした。

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