広げよう!育てよう!組合員の「福祉の輪」 生活クラブの福祉たすけあい助成 2016年度の実績
自分や家族が年をとっても、障がいをもっても、住み慣れた町で自分らしく暮らし続けたい。そんな思いを支える福祉のしくみをおおぜいの組合員がつながり合い、つくってきました。
今では生活クラブグループ全体で、824の事業所に約6万5,800人以上の方々が利用者として登録しています(2017年3月概算。提携生産者の事業も含む)。生活クラブ生協の他の活動や事業とも様々な形で連携しながら、介護や子育て、障がい者支援など、地域みんなで支えあい、誰もがその人らしく生きていくことのできるしくみづくりをめざしています。
生活クラブ共済連では、地域に福祉活動・福祉事業をさらに広げていくことを目的として、共済事業の剰余金の一部を教育事業繰越金として各地の地域福祉事業に助成しています。2016年度の助成実績は7単協7件、総額445万5,108円と活用が広がっています。
2016年度に助成を受けた活動・事業
●生活クラブ共済ケアサービスを担う地域たすけあい(子育て)ワーカーズ形成・保育事業の支援(かわさき)
▲子育てワーカーズを作り、小規模保育の「保育室ぴよぴよ」がオープン(かわさき)
●生活クラブ北海道福祉事業の葬儀関連における食のワーカーズとの葬儀料理取り組み再開(北海道)
▲食のワーカーズとの葬儀料理取り組み再開。新規のパンフレットも作成(北海道)
●組合員同士や地域とつながることができるコミュニティ機能を併せ持つ拠点づくり(山梨)
▲組合員や地域をつなげる拠点づくりを運営するワーカーズを形成し、「たんぽぽ食堂」をオープン(山梨)
●愛知で初めての直営保育事業の展開(愛知)
▲直営の保育施設「ここいく(一時預かり専用の保育ルーム)」を開設(愛知)
●福祉政策作成に向けた学習としての先行単協訪問(大阪)
●「エッコロ制度」加入者を増やすための取り組み(エスコープ大坂)
●「ケアサービス事業の立ち上げをめざした学習」と「福祉政策の策定のための準備」(都市生活)
▲福祉政策策定のための学習会を開催。講師は社会福祉法人生活クラブ風の村理事長・池田徹さん(都市生活)
2017年度助成活動・事業が決定しました!
福祉たすけあい助成は、地域のたすけあいのしくみをつくり、広げていくことを目的に、より多くの単協、特に地域福祉の分野にこれまで取り組みがなかった単協で地域福祉づくりに活かせるよう、エッコロ(共済)活動も対象としています。また優先テーマを設定し目的を明確にすることで、単協等で助成申請を検討できるように工夫しています。
2017年度の優先テーマは、
①単協の福祉事業の検討および準備
②生活クラブ安心支援システムの構築(日常生活圏域で支援が必要な高齢者、障がい者、生活困窮者、子どもなどに対し、「互助」を基本にした支援の仕組みづくり)
としました。
2017年度に助成をうける活動・事業
●地域福祉のための実態調査と人材育成プログラムの開発・開催(埼玉)
●生活リハビリクラブ葉山の移転拡大に伴う地域拠点フリースペースの設置(湘南)
●福祉政策実現のための講演会・視察の実施(大阪)
応募単協:4単協、応募件数:4件、応募総額:565万1,892円
審査の結果、助成単協3単協、応募件数:3件、助成総額:406万2,492円(審査会交通費除く)
【2017年7月25日掲載】