ノンホモ牛乳ならできちゃう!手作りモッツァレラ
ノンホモ牛乳とお酢さえあれば、家庭にある道具だけで手軽にモッツァレラチーズが作れることをご存知ですか。自分で作ればおいしさも格別。新しい楽しみ方「食べるノンホモ牛乳」を、ぜひお試しあれ。
わが家はチーズ用のノンホモ牛乳をキープ
ノンホモ牛乳とお酢だけでモッツァレラチーズ?最初に聞いたときは信じられませんでした。コツは牛乳の温度をきちんと測ること、なめらかになるまで練り上げること。何度かチャレンジするうちに上手にできるようになりました。
この楽しみはノンホモ牛乳でしか味わえません。ぜひ、試してみてほしいです。(生活クラブ千葉 亘 麻美さん)
この楽しみはノンホモ牛乳でしか味わえません。ぜひ、試してみてほしいです。(生活クラブ千葉 亘 麻美さん)
熊本の酪農家のお母さんたちが教えてくれたノンホモ牛乳でつくる「サンモッツァ」
ここで紹介している「ノンホモ牛乳とお酢だけでつくるモッツァレラチーズ」は、NPO法人スローライフミルクネット※(熊本県)が独自に開発し「サンモッツァ」と名付けたものです。
生活クラブではスローライフミルクネットの許可を得て、今後さまざまな機会を活用し、新しいモッツァレラチーズの作り方を紹介し、ノンホモ牛乳の利用をすすめていきます。
※活動内容:手作りチーズ教室の開催のほか、低温殺菌牛乳の普及や日本におけるミルク文化の発展に寄与するための活動を行なっています。
ご注意ください
普通のパスチャライズド牛乳では作れません!
ホモジナイズ※した普通の牛乳にお酢を加えるとカッテージチーズができますが、ホモジナイズしないノンホモ牛乳でつくるとモッツァレラチーズになります。牛乳のたんぱく質が酸によって固まることは良く知られていますが、ホモジナイズするだけでも、たんぱく質の固まり方は変化するようです。同じパスチャライズド牛乳でも条件によって性質が変わることが実感できるチーズ作りですね。
※ホモジナイズ:生乳に含まれる脂肪球の大きさにばらつきがあるので、小さな粒子に均質化すること。
※ホモジナイズ:生乳に含まれる脂肪球の大きさにばらつきがあるので、小さな粒子に均質化すること。
モッツァレラチーズの副産物「ホエー」は、低カロリーでカルシウムがたっぷり。たとえばピザ生地に練り込めば独特のもっちりとした食感が楽しめます。
ご飯を炊く水代わりやみそ汁など、和食にも幅広く活用できます。
もっちりフライパンピザ
【作り方(2枚分)】
- 小麦粉薄力タイプ、強力タイプ各100g、ベーキングパウダー小さじ2は合わせてふるっておく。
- ボウルに1.と真塩小さじ4分の1、素精糖大さじ1を加え、ホエー2分の1カップを少しずつ入れて生地がまとまるまで手でこね、オリーブオイル大さじ1を入れてさらに生地がなじむまでこねる。
- 2. の生地にラップをして冷蔵庫で20~30分休ませる。
- 台の上に打ち粉(強力タイプ)をして3.の生地を2分の1量に分け、それぞれ20cm 大に伸ばす。
ホエーの中には大切な栄養素がたっぷり
ホエーは、牛乳からチーズを作る過程で出る副産物で、ヨーグルトの上澄み液としてもおなじみです。ホエーには水溶性ビタミンやカルシウムなどミネラルがたっぷり含まれています。カルシウムは成長期の子どもの骨を丈夫にし、体を成長させる上で大切な栄養素です。また大人になってからの骨粗しょう症予防にも欠かせません。とくにモッツァレラチーズやカッテージチーズなどの柔らかいチーズを作る際に出るホエーには、カルシウムがたっぷり含まれているのが特徴です。ぜひ捨てずに上手に活用してくださいね。
ノンホモ牛乳で「ミルク i n ファースト」はいかが?
パスチャライズド牛乳でミルクティーを作るなら、ミルクを先に入れ、そこへ熱い紅茶を注ぐ「ミルク i n ファースト」がおすすめ。
牛乳が熱くなり過ぎないのでたんぱく質が熱変性しにくく、ミルク本来のおいしさが損なわれないからです。
ノンホモ牛乳なら、さらにまろやかな甘さが楽しめます。
牛乳が熱くなり過ぎないのでたんぱく質が熱変性しにくく、ミルク本来のおいしさが損なわれないからです。
ノンホモ牛乳なら、さらにまろやかな甘さが楽しめます。
生活クラブ食べるカタログ 2017年10月1回号 ノンホモ牛乳特集より転載
【2017年9月19日掲載】