【丹精國鶏コラムVol.3】おいしさのヒミツ~「丹精國鶏」を丸ごとおいしく~
現在、国内で食べられている鶏のうち外国鶏種は98%を占め、国産鶏種はわずか2%にすぎません。生活クラブは持続可能な生産を目指し、鶏種からの国内自給という大きな目標を掲げて国産鶏種を取組んでいます。
ここでは3回にわたって、おいしさと安心でも高い評価を受けている生活クラブ生協の鶏肉「丹精國鶏」についてご紹介していきます。最終回は「おいしさのヒミツ~「丹精國鶏」を丸ごとおいしく~」です。
「丹精國鶏」おいしさのヒミツ
「丹精」~丁寧に育てられた健康な鶏~
「丹精國鶏」は、日光が差し込み風も通る開放型鶏舎で、のびのびした環境の中で育てられています。健康に育つために必要な時間をかけ、人の手をかけて丁寧に育てられた鶏は、しっかりとした弾力のあるおいしい肉質になります。
「國鶏」~日本の気候風土に合った国産鶏種~
外国鶏種と違い、日本の気候風土に合った、病気に強い丈夫な鶏種を開発することができます。また、日本人がおいしいと感じる鶏を目指して育種改良をすすめることができるのも、国産鶏種のメリットです。
部位の特長を生かして丸ごとおいしく
低脂肪、高たんぱくの鶏肉は、子どもの成長や高齢者の健康維持に欠かせない食材です。部位ごとに違う風味や食感、栄養価も魅力です。それぞれの特長を生かした「丹精國鶏」のおいしい食べ方をご紹介します。
まずは食べてみて!みんなで育てた国産鶏種をもっと多くの人に
生活クラブ東京 増田和美さん
シンプルな料理でもわかる「丹精國鶏」のおいしさ
私は最初から生活クラブの鶏肉の大ファン。とくにムネ肉が大好きです。「ムネ肉はパサついたり、固くなったりするから調理が難しくて…」という方は多いのですが、丹精國鶏のムネ肉はしっとりしていて、固さをあまり感じないんです。しかもくさみがまったくなくて、見た目にも、とてもきれいなお肉です。鶏ハムにしたり、チキンカツにしたり親子丼にしたりと、何にでも使います。ただ蒸すだけでも十分おいしいですよ。
国産の「種」が途絶えてしまわないように
今回、生産者の育種改良や飼育技術向上により生産コストを削減でき、うれしい値下げが実現しました。多くの人が関わってつくってきたせっかくの国産鶏種。私たちの世代で途絶えさせることなく、食べ続けて次の世代へつないでいきたいですね。食べたことがない組合員には、何はともあれ、1度は食べてみてほしいです。今まで食べてきた鶏肉と比べておいしさの違いを実感してみてください。量を少なくしたものもあり、利用しやすくなっています。価格が下がったこの機会にぜひ。
写真: 左から、手作り鶏ハム、手羽先の照り焼き、鶏のから揚げ
食べる力を集めて値下げを実現
これまでの組合員の利用と生産者の育種改良や飼育技術向上が実を結び、2017年11月よりさらに利用しやすい価格に値下げしました。国内自給に貢献できて安心でおいしい「丹精國鶏」が、日本の中でもっとあたりまえに食べられる鶏になっていくように、より多くの人に利用してもらえるよう努力していきます。
《連載記事はこちら》
【丹精國鶏コラムVol.1】国産鶏種への挑戦、そして「丹精國鶏」へ
【丹精國鶏コラムVol.2】作り手からのメッセージ~私たちが「丹精國鶏」を生産しています~
【2017年12月4日掲載】