地域に根ざした福祉複合施設「生活クラブ館まちだ」がオープンしました
(生活クラブ館まちだ 外観)
2月1日、生活クラブ組合員や運動グループのメンバーで検討を重ねてきた、福祉複合施設「生活クラブ館まちだ」がオープンしました。
「生活クラブ館まちだ」は、高齢になっても自分らしく健やかに暮らすための地域福祉の拠点として、また地域に開かれた多世代が集う居場所の機能を備えた5階建ての複合施設で、生活クラブ東京の配送センター(町田センター)跡地を利用してつくられました。
2階~5階の4フロアはサービス付き高齢者向け住宅「センテナル町田」(全38戸)、1階には、地域の人や組合員が活動の場として利用できるイベントスペースの他、子育て広場ぶらんこ町田、カフェ セミニョンなどがあります。
オープンに先立ち、1月30日に開設に関わった組合員、スタッフ、関係者などが一堂に会して、オープニングセレモニーが行なわれました。
はじめに、生活クラブ東京の土谷雅美理事長(写真左)より挨拶があり、「50周年を迎える生活クラブを長年支え続けてきた組合員のニーズに応える機能の1つとしてのサービス付き高齢者向け住宅が完成しました。多世代の人と交流もできる機能も兼ね備え、地域に根差した福祉活動をすすめていきたい」と述べられました。
続いて、「生活クラブ館まちだ」の拠点に活動をする「町田たすけあいワーカーズ(センテナル町田の住宅運営も担う)」、「まちび~んず(子育て広場ぶらんこ町田の運営)」、「カフェセミニョン(生活クラブの食材を使った料理の提供など)」、「たがやす(町田市の援農活動、市民・体験農園の運営など)」のそれぞれのメンバーが抱負を語りました。
また、組合員にサービス付き高齢者向け住宅の名称を募集した結果、100歳以上の人を「センテリアン」と呼ぶことから長寿を願って「センテナル」と名付けたまち八王子組合員の金子明美さん(写真右):まち八王子南)に感謝状が贈られました。
最後に町田市で地域医療に尽力され、センテナル町田の連携医となる西嶋医院院長の西嶋公子さん(写真左)の「『ひとりぼっちで死なせない街づくり』と地域包括ケアのあり方を考える」と題した記念講演がありました。講演の中で、「東京都立川市では、自宅などで亡くなった場合の半数が検死となっている実態を知り、私も驚きました。市民、医療関係者、介護関係者、地域包括支援センター、行政機関のそれぞれが地域の中で役割を認識し、連携・協働することでひとりぼっちで死なせない街づくりをすすめることができる」と話しました。
セレモニー終了後には、参加者の館内見学が行なわれました。
(写真左:子育て広場ぶらんこ/写真右:カフェセミニョン)
センテナル町田
・全部屋(床面積30㎡)に車いす対応のキッチン・浴室を完備。
・24時間365日の見守り体制(安否確認・生活相談・緊急時対応など)。
詳しくは、生活クラブ生活協同組合・東京 たすけあいネットワーク事業部 事業開発課まで。
TEL:03-5426-5207(月~金 9:00~17:00)
【2018年2月27日掲載】