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生協の食材宅配【生活クラブ】
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放射能から子どもたちを守るため、カンパにご協力ください!【第8次カンパ】

2011年3 月11 日の東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から7年が経ちましたが、放射能への対策はまだまだ必要です。生活クラブは放射能の影響に不安を抱えている方や、被災地で今も暮らしの再建をすすめている方に対し、息の長い支援を続けていきます。
 


 

放射能の影響は数十年に及びます。生活クラブは、福島の子どもたちに放射能の心配のない地域で思いきり遊んでもらうリフレッシュツアーや、甲状腺検査活動を実施しています。これらの活動費用はみなさんのカンパで賄われています。

お母さんに寄り添った活動を進めたい

生活クラブふくしま副理事長 緑川順子さん

事故から7 年経っても福島では、洗濯や食材選びなど日常生活での放射能対策は怠れません。普段は口に出せない放射能のことを気兼ねなく話し合える場をつくるなど、お母さんたちに寄り添った活動を進めたいと思っています。

生活クラブふくしまや栃木の親子を保養として各地の生活クラブが招いてくれるリフレッシュツアーでは子どもの笑顔が見られるし、組合員同士で放射能問題を共有できるので、ぜひ続けてほしいと思います。また甲状腺検査も、確実に安全だと子どもに言えるまで続けていきたいと考えます。カンパをふくめ活動を継続していくことは大変なことですが、これからも応援をお願いします。


甲状腺検査とリフレッシュツアーは7年経った今こそ重要な活動です

福島の子どもたちを守るために生活クラブが行なっている2つの活動について、福島で甲状腺検査に協力いただいている種市たねいち靖行医師は「7 年経った今こそ重要な活動」と話します。

*右写真:生活クラブふくしまの組合員の子どもの甲状腺検査をする種市医師(福島県郡山市の桑野協立病院にて)

194人にがんか、その疑いが。
福島県は検査を継続すべきでは?

東京電力福島第一原発の事故で放出された放射性ヨウ素※は、子どもに甲状腺がんを発生させる恐れがあります。生活クラブは福島の子どもたちを守るとともに、福島県の県民健康調査との比較や監視のため、2012年度から甲状腺検査活動を実施しています。

生活クラブふくしまの要請に応えて甲状腺検査を行なっている種市医師は「チェルノブイリ原発事故では、5 年後から子どもの甲状腺がんが増え始めたといわれています。このことからすれば、事故から7年経った今だからこそ甲状腺検査が重要だと言えます」と訴えます。

約38万人を対象とした福島県の県民健康調査では、甲状腺がんやその疑いがある子どもは194人に及んでいます(2017年12月現在/表参照)。従来100万人に1~2人程度と言われていた小児甲状腺がんですが、県の有識者会議の見解でも発症が数十倍多いと報告されています。福島県は「放射能の影響とは考えにくい」とし検査の縮小も取りざたされるなか、種市医師は「その理由は明確ではないため県は今後も検査を継続すべきです。また、194人以外にも報告もれの症例が発覚し調査中であるため、結論を急ぐべきではない」と指摘します。

福島に限らず、危険性がある地域では 毎年、子どもの甲状腺検査を

県民健康調査の2 巡目の検査でがんやその疑いがある子どもは71人でしたが、そのうちの半数以上は1巡目検査では「異常なし」でした。子どもの甲状腺がんは2年以下で発生している可能性があります。しかし県民健康調査での甲状腺検査は2年に1回であるため、種市医師は早期発見のために毎年検査することを勧めます。

福島第一原発事故の発生時、放射性ヨウ素がどこにどれだけ拡散したのかは明らかになっていません。「県境で汚染が止まるわけではないため、これまでの情報で危険性があると思われる地域では検査をした方が良いと思う」と種市医師は話します。

生活クラブの甲状腺検査活動は毎年行ない、全国で約800人の子どもが受診しています。これを1,000人まで拡大することをめざしています。

リフレッシュツアーのような保養は子どもや親にとってこれからも必要

放射能の心配のない地域で保養すると、体内に蓄積された放射性セシウム※は約3週間である程度排出されるといわれています。福島県や栃木県北部の組合員の子どもなどを各地の生活クラブが招くリフレッシュツアーは2泊3日程度が多いのですが、種市医師は「土遊びや水遊びなどを自由にやれることは、子どもの心身の健康にとって重要なことだと思います。子どもたちの姿を見ることで、親の心理面の改善も期待できます」と短期の保養の重要性についても語っています。また同行する親にとってはリフレッシュツアー先の組合員と交流し放射能問題を共有できるため、精神的に解放される大切な機会にもなります。

リフレッシュツアーのような保養は、各地の市民団体なども行なっていました。しかし、原発事故から7年が経つなかで財政的に厳しくなるなどの理由から実施する団体が減っています。種市医師は「生活クラブには、ぜひ続けてもらいたい」と期待を寄せています。 生活クラブは甲状腺検査活動とリフレッシュツアーを、少なくとも2020年まで継続して行なっていきます。

種市たねいち靖行医師

震災時は郡山市で整形外科を開業していましたが、現在は家族が移住した石川県に移り勤務医として診察をしています。甲状腺超音波検査者の資格を取得して子どもの甲状腺検査をするなど、石川県と福島県を往復しながら放射能に不安をもつ人の健康相談を行なっています。

放射性ヨウ素と放射性セシウム
いずれも原発事故で放出された放射能物質です。放射性ヨウ素は現在は検出されませんが、事故当初に拡散したことによる小児甲状腺がんの発生が懸念されています。放射性セシウムのうちセシウム137は、放射能の強さが半分になるのに約30年かかるため、健康への影響が今も心配されています。
 

 復興支援トピックス 

福島県川内村の団体支援
生活クラブは昭和横丁の「テント市」に消費材を提供しています

切りつめた生活で、健康が心配
川内村は東京電力の福島第一原発から30km圏内にあり、一時は全村避難をせざるを得ませんでした。多くの高齢者は
郡山市などの仮設住宅で暮らしていましたが、2017年3月に仮設住宅の提供が打ち切られたのを機に、村へもどってい
ます。

NPO 法人昭和横丁は仮設住宅の頃から「テント市」を開催し、生鮮品などを求めやすい価格で販売して被災者の生活
を支援しました。「収入を国民年金に頼っている高齢者が多く、光熱費や医療費を払えば食費はわずか。健康が心配だったのです」と代表の志田篤さんは語ります。

*写真:キッチンカーでできたての惣菜を提供する代表の志田篤さん


一人暮らしの人たちの交流の場にも


川内村の食品店は数軒だけで、現在も生鮮品は十分とはいえません。また仮設住宅では住民のコミュニティがありましたが、村にもどったことで再び離ればなれになり、家に引きこもる人が出てきました。そこで昭和横丁は生鮮品や調理したての惣菜を提供する「テント市」を2017年9月に再開。訪れた人がおしゃべりできるスペースも用意しました。「果物などはとても喜ばれます。一人暮らしだと調理をあまりしないので、温かい惣菜も好評です」と志田さん。生活クラブは昭和横丁の要請に応じて、野菜や鶏卵、牛乳などの消費材を提供するほか、共生地域創造財団を通じてキッチンカーを貸し出すなどの支援をしています。

震災から7 年が経ちますが、原発事故の被災者が暮らしを取りもどすには問題が山積しています。生活クラブは被災された人の意見を聞いて、これからも支援をしていきます。

*写真:毎週日曜日に屋外で開催されている市。来場が困難な高齢者の送迎を行ない、引きこもりになることを防いでいます。

宮城県女川町の団体支援

 復興支援 4月1回 WEB限定品 
うみねこが自家農園で作ったいちじくの葉茶を取り組みます!リラックスタイムにおすすめ

4月1回企画でインターネット注文「eくらぶ」限定取り組みです。女川町で地域の復興活動をする「コミュニティスペースうみねこ」が栽培・製造した、いちじくの葉からつくったお茶です。ノンカフェインでほのかな甘さです。詳細や申込みはインターネット注文eくらぶから。
eくらぶのログインはこちら>>
※申し訳ありませんが北海道・関西地方の組合員、デポー組合員、福祉クラブ組合員の方は注文できません。

被災地の声を聞いて支援をしていきます

生活クラブは公益財団法人「共生地域創造財団※」を通じて被災地で生活に困窮する人の自立を支援しています。

また2017年は各地の組合員ら49人が被災地を訪れました。震災から7年が経ちますが復興はまだ道半ばで、支援を求める人々がいることがわかりました。生活クラブはこれからも現地の声に耳を傾け、必要とされる支援を実施していきます。2018年度に計画している支援内容や費用は右記のとおりです。

※2017年度の収支報告は、秋発行の復興支援ニュースに掲載する予定です
※共生地域創造財団:生活クラブとNPO法人ホームレス支援全国ネットワーク、グリーンコープ共同体の三者が東日本大震災の復興支援のために設立した団体。

生活クラブ生協の組合員のみなさまへ
「復興支援 第8
次カンパ」へのご協力をお願いします

【配送ご利用の方】

  • 取組期間2018年4月4回(16週)までの注文書 
  • 申込方法:注文書裏面の6桁番号記入欄に下の6ケタの注文番号を、数量欄に申込み口数をそれぞれ記入してください。
    1口500円で、何口でも申し込めます。
    ※インターネット注文「eくらぶ」では申し込めません。
  • 注文番号 233986
  • 支払方法:共同購入代金と一緒に引き落とします。集金月は、集金明細表でご確認ください(「東日本大震災カンパ」と記載)。カンパ金は非課税・割戻し対象外(班購入では4%還元対象外)です。
  • このカンパは特定組織への支援金を含むため税制上の優遇措置の適用対象外です。
  • ※北海道の組合員の方は、カンパ注文番号が異なります。生協からのお知らせをごらんください。

【デポー(店舗)ご利用の方】 (東京/千葉/神奈川)

  • 《東京・千葉・神奈川のデポー》デポーでお配りする「生活クラブOPINION 復興支援ニュース」のカンパ申込み用紙にご記入のうえ、所属のデポーへ提出してください。
    1口500円。カンパ口数をご記入ください。
  • カンパ申込用紙提出締切りは7月31日(火)です。デポー購入代金と一緒に引き落とします(9月)。

★『生活クラブOPINION 復興支援ニュース』 2018年4月1回(13週) 掲載記事を転載しました。

【2018年3月19日掲載】

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