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西日本豪雨被災者救援カンパを青果の提携生産者・無茶々園に届けました

無茶々園の被害は約200カ所にも

7月に発生した西日本豪雨災害から約4カ月が経過した10月31日、生活クラブ連合会の渡部孝之常務理事らは、青果の提携生産者である西日本ファーマーズユニオンの無茶々園(愛媛県)を訪問しました。被害状況や復興の現状などを視察するとともに、被災者救援カンパの目録を届けるためです。

無茶々園のある愛媛県西予市明浜せいよしあけはま地区は、山と海に囲まれ、山の斜面にみかん畑が広がる、美しい光景が広がる地域でした。しかし今回の豪雨で山のいたるところで土砂崩れが発生し、山肌がむき出しになり、みかん畑とその美しい風景は大きな被害を受けました。幸いなことに人的被害はありませんでしたが、無茶々園とその関連組織などの被害をあわせると、家屋、倉庫、園地、農業施設など約200カ所におよびました。以下は具体的な被害状況です。

崩れたみかん畑

【家屋等】
家屋の床下浸水:12軒 家屋の床上浸水:7軒
車・トラックの損壊:14台 倉庫の浸水・損壊:26軒
【園地】
被害面積:31,158㎡ 被害本数:2,154本 被害量:17,690㎏
【モノラック*】
被害場所:81箇所
動力:23台 荷台:39台 レール:1,440m ポイント:51基
【その他】
宇和島選果場と俵津倉庫への土砂の流入、各種農機具の破損、灌水用の配管やポンプなどの破損が多数発生しました。園地の被害面積約31,000㎡は園地全体の3%に相当します。

みかんや機材を運ぶ小型のモノレール

被災直後に寄せられた支援物資を近隣地域へ

災害発生直後から無茶々園には、取引先や利用者からの義援金や支援物資などが多数寄せられました。そのうちの支援物資については、被害が大きく物資支援を必要としていた西予市野村町や宇和島市吉田町などに届けられました。また、無茶々園からも近隣の被災した生産者、職員、仕入先などに対してお見舞金を渡しているとのことです。

みかん栽培に欠かせないモノラックの復旧を急ぐ

壊れたモノラック

農作業の再開に向けて、モノラックの復旧に急いで取り掛かりました。モノラックは山の斜面を利用して行なわれるみかん栽培には欠かせない機材で、これがないと急斜面での作業はできません。動力・荷台・レールで成り立っており、復旧には動力は1台につき80万円、荷台は同5万円、レールは1メートルにつき1万円もかかります。さらに、工事費用もかかるため、復旧には多額の費用が必要となります。そのため、国からの補助が90%、本人負担10%の費用分担で進められました。国の補助があるとはいえ、個人の負担も決して少なくない金額ですので無茶々園としても支援をしていきます。

組合員から寄せられたカンパの目録を手渡ししました

視察を終え、組合員より寄せられたカンパ800万円の目録が、渡部常務理事より無茶々園の大津清次代表に手渡されました。これに対して、大津代表からは、「暖かいお心遣いをありがとうございました。いただいたカンパはモノラックの復旧費用などに有効に使わせていただきます。これからも自助努力を怠ることなく、着実に復興を進めていきます」とのお礼の言葉がありました。

被災から4カ月が経ち、現地は少しずつ落ち着きを取り戻し、日常の生活が戻りつつあります。しかし、山崩れが発生した箇所は、場所によっては復旧費用がかさむことから手がつけられず、放置されたままのところが少なからずあります。そのため復旧・復興に向けた被災地の歩みを、これからも支援していく必要があると実感しました。

【2018年11月13日掲載】

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