本文へジャンプする。
本ウェブサイトを利用するには、JavaScriptおよびスタイルシートを有効にする必要があります。
生協の食材宅配【生活クラブ】
国産、無添加、減農薬、
こだわりの安心食材を宅配します。
ここからサイト内共通メニューです。

地域で差があるそのワケとは?「生活クラブでんき」の電源構成


生活クラブで共同購入している「生活クラブでんき」は、自然エネルギーの割合が高い電気です。将来的には自然エネルギー100%にすることをめざして、全国の自然エネルギー発電所から電力を調達しています。毎月「生活クラブでんき」では太陽光や風力など、どんなエネルギーを使って発電した電気をお届けしたか?という電源構成比率をホームページと請求書でお知らせしていますが、実はこの「生活クラブでんき」の電源構成比率は、地域によって差があります。それはなぜなのでしょう。

地域によって大きな差のある電源構成比率

まず、「生活クラブでんき」全体の電源構成比率を見てみましょう(2017年4月~18年3月実績)。太陽光、風力、水力、バイオマス、を合わせた6割ほどが自然エネルギー、残り39%の「その他」が化石燃料や原子力ということになります。「生活クラブでんき」では、この自然エネルギーの割合を増やして将来的には100%にしていくことをめざしています
「生活クラブでんき」は「北海道電力エリア」「東北電力・東京電力エリア」「中部電力・関西電力エリア」と、既存の電力会社の管内ごとに電気を届けていますが、そのエリア別の電源構成比率はこのようになっています(2017年4月~18年3月実績)。
この3つのグラフを見ると、北海道エリアと中部・関西エリアは自然エネルギーの比率が9割以上と高く、東北東京エリアは自然エネルギーの比率が5割余り、となっています。ただし、「生活クラブでんき」を使っている人の数(契約者数)は、今のところ東北・東京エリアが圧倒的に多く、北海道エリア・中部・関西エリアは少ないので、北海道や中部・関西でより多くの自然エネルギーを使っているということではありません。

東と西で周波数が違うため電気の行き来がしにくい

電源構成比率にこのような地域差が出る背景のひとつには、「電気の周波数の違い」があります。昔は、「関東から関西へ引っ越すと、電化製品が使えなくなることがあった」という話を聞いたことがあるかと思います。ご存知のかたも多いと思いますが、日本では、東日本と西日本で、家庭に送られる電気の周波数が異なっています(東側50Hz、西側60Hz、一部混在する地域も)。ですから、供給の側でも、東北東京と中部・関西ではあまり電気を融通し合えません。また、事情は違いますが東北・東京と北海道の間においても、本州と北海道を結ぶ送電線の容量が小さいためにやはりあまり電気の行き来ができません。このような事情から、電気は「北海道エリア」「東北・東京エリア」「中部・関西エリア」というそれぞれの中で供給・消費することになります。だから、各地域で電源構成に大きな違いが出てくるのです。

「生活クラブでんき」の発電所は東北・東京エリアに多い

現在、「生活クラブでんき」では生活クラブ自前の発電所をはじめ、自然エネルギーによる電気の調達先をどんどん広げています。しかし、そうした「生活クラブでんき」の自然エネルギー発電所は、今のところ東北エリアに多く所在しています。そのため、東北エリアの電源構成比では、太陽光や風力などかなりの部分を、生活クラブが関わる発電所から調達することができています。

一方で、東北エリアの電気は、前述したように中部・関西エリアや北海道エリアには送ることが難しいという問題があります。中部・関西エリアと北海道エリアの電源構成ではバイオマス発電が多くなっていますが、これは、生活クラブが直接関わる発電所がこのエリアにまだ少ないために、外部のバイオマス発電所から調達している分となります。今後各エリアで、配送センター・店舗などに太陽光発電の施設を建設したり、風力、小水力などの自然エネルギーの調達発電所を増やしていくことが期待されます。そのためには、「生活クラブでんき」を使う人の輪を広げることも大切です。

各地域に生まれつつある自然エネルギー発電の輪

現在、中部・関西エリアでは、生活クラブの住吉川小水力発電所(兵庫県)の計画が進められており、準備中の野辺山営農ソーラー(長野県)も、完成すれば関西エリアへの供給を予定しています。こうして少しずつ、各地域内で自然エネルギー発電による電気の供給を増やしていく動きがあります。

生活クラブでは、人と自然が共生していく社会をめざして、自然エネルギーによる電気を選んで使う活動をすすめてきました。また、人と人との顔が見える関係性の中で、自然エネルギーによる電気を生産する生産者の輪も広がっています。「生活クラブでんき」の地道な広がりは、少しずつ確実に、自然エネルギー100%の未来へとつながっています。
 

 

生活クラブ連合会「でんき LifeBOOK(2018年版)」より 2017年(2017年1月~12月)電源構成比率

*最新の電源構成は生活クラブエナジー公式サイトでも確認できます。
https://scenergy.co.jp/about/ratio.html
 

※生活クラブエナジーのウェブサイトが開きます

生活クラブをはじめませんか?

42万人が選ぶ安心食材の宅配生協です

生活クラブ連合会のSNS公式アカウント
本文ここまで。
ここから共通フッターメニューです。
共通フッターメニューここまで。