「さようなら原発9.16全国集会」に約8,000人が参加
代々木公園ステージでの集会アピール
「『さようなら原発1千万署名』市民の会」が主催する「さようなら原発9.16全国集会」が9月16日、東京・代々木公園で開催され、全国各地から8,000人が参加。生活クラブからは、およそ50名が参加しました。
福島第一原発事故から8年半が経過しましたが、いまだ多くの難題を抱え、被災者や避難生活を強いられている方々がいるなか、「フクシマを忘れない」「脱原発社会の実現」を掲げて、各団体からの報告と呼びかけがありました。その一部を紹介します。
「『さようなら原発1千万署名』市民の会」が主催する「さようなら原発9.16全国集会」が9月16日、東京・代々木公園で開催され、全国各地から8,000人が参加。生活クラブからは、およそ50名が参加しました。
福島第一原発事故から8年半が経過しましたが、いまだ多くの難題を抱え、被災者や避難生活を強いられている方々がいるなか、「フクシマを忘れない」「脱原発社会の実現」を掲げて、各団体からの報告と呼びかけがありました。その一部を紹介します。
「フクシマから」
「福島原発事故刑事告訴支援団」の千脇美和さんからは、これまでの刑事裁判の説明と、経過を動画として制作したことの報告があり、9月19日にはいよいよ判決を迎えるため「一緒に裁判の結果を見つめてほしい」と呼びかけがありました。
「避難の協同センター」の熊本美彌子さんからは、国家公務員宿舎に避難していた人たちに対して、住宅支援の打ち切りにより、現在の2倍の家賃を支払うよう一方的に通知が届いている、との報告がありました。
「飯舘村焼却場被曝労働裁判」原告の「とも」さんからは、原発から出た産廃を焼却する施設の労働環境が整備されておらず、被爆労働を余儀なくされていることから、裁判を起こしていることが報告されました。
「避難の協同センター」の熊本美彌子さんからは、国家公務員宿舎に避難していた人たちに対して、住宅支援の打ち切りにより、現在の2倍の家賃を支払うよう一方的に通知が届いている、との報告がありました。
「飯舘村焼却場被曝労働裁判」原告の「とも」さんからは、原発から出た産廃を焼却する施設の労働環境が整備されておらず、被爆労働を余儀なくされていることから、裁判を起こしていることが報告されました。
「核兵器の廃絶と平和な世界の実現をめざす高校生1万人署名活動」から
2001年に長崎の高校生から始まった運動が世界に広がり、200万通を超えた署名でたくさんの高校生の想いが詰まっている。2018年には、ノーベル平和賞にノミネートされるなど、国際的にも評価と関心が集まっている、との紹介がありました。
最後に、呼びかけ人の鎌田慧さんが、事故が起こってから8年半が経過し、これまで多くの被害が生じている。住民は、山も畑も全部失ってしまった、被ばく労働者も発生している、人間社会にとって原発は共存できない存在であることが明らかであり、もんじゅの廃炉や原子力船むつの廃止など、これまで反対してきたことが結実している。「市民一人ひとりが立ち上がり、がんばりましょう。」と、メッセージを発信しました。
集会後は、代々木公園から渋谷駅周辺までのパレードに出発。生活クラブ山梨が作成したフリップを掲げながら、「原発いらない!」「原発とめよう!」と、一人でも多くの人たちへメッセージを届けられるようアピールしました。
最後に、呼びかけ人の鎌田慧さんが、事故が起こってから8年半が経過し、これまで多くの被害が生じている。住民は、山も畑も全部失ってしまった、被ばく労働者も発生している、人間社会にとって原発は共存できない存在であることが明らかであり、もんじゅの廃炉や原子力船むつの廃止など、これまで反対してきたことが結実している。「市民一人ひとりが立ち上がり、がんばりましょう。」と、メッセージを発信しました。
集会後は、代々木公園から渋谷駅周辺までのパレードに出発。生活クラブ山梨が作成したフリップを掲げながら、「原発いらない!」「原発とめよう!」と、一人でも多くの人たちへメッセージを届けられるようアピールしました。
渋谷駅前でのパレード
「フクシマ」を先頭にパレード
横断幕で脱原発アピール
【2019年10月4日掲載】