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生活クラブの組合員がアメリカの種子会社や生産者を訪問。 2023年以降もNon-GMトウモロコシの供給が継続されます

組合員の代表として参加した4名とトウモロコシ農家のクラインシュミットさん親子、CGB社(本社:米国・集荷会社)のスタッフ

生活クラブは畜肉類の飼料として使用しているNon-GMトウモロコシを確保するため、輸入元のアメリカを毎年訪問しています。特に今年は、2023年以降に飼料として使用するNon-GMトウモロコシの「長期種子供給協定」締結に立ち会う、という大きな目的がありました。各地の組合員の代表4名が提携生産者とともに「Non-GMトウモロコシを作り続けてほしい」という思いを種子会社に伝え、種子供給の継続が約束されました。

GM = Genetically Modified 遺伝子組み換え
NON-GM = 非遺伝子組み換え(遺伝子組み換えをしていない)
GMO=遺伝子組み換え作物

消費者の意思で守られるNon-GMO種子

今年の訪米の大きな目的は「長期種子供給協定」に立ち会うことでした。生活クラブでは現時点で2022年使用分までのトウモロコシの種子を確保しています。2023年以降の供給継続に向け、2018年は1年をかけて各地域の生活クラブで討議を重ねてきました。その結果として「Non‐GMトウモロコシを使用した畜肉類を今後も食べ続ける」と決め、今後もNon-GMトウモロコシ確保に向けた働きかけを継続することとしました。

「長期種子供給協定」の仕組みと訪米前の交流会の様子はコチラ

今回は種子会社2社と3~5年の「長期種子供給協定締結」が実現しました。
1つは今回3回目の更新となるパイオニア・ハイブレッド社(本社:米国)。締結に際し生活クラブ東京の加瀬和美さんが「私たちは健康や環境への懸念からGMOを使った食品に疑問を持っているので、今日結ばれる協定がきちんと果たされることを願います。そして私たちは責任を持って畜肉類を食べ、子どもたちやその先の世代のために後悔のない未来を残したいと思います」と伝えました。

パイオニア社のロジャー・シーセンさんは「昨年に続き今年も訪問いただき、ありがとうございます。CGB社・JA全農を含めた皆様の取組みに参加させていただけることを嬉しく思っております。私たちは生活クラブや栽培農家の要望に沿った選択肢を提供していきます」とコメントしました。
 
左から、生活クラブ東京の加瀬和美さん、パイオニア社のロジャー・シーセンさん、CGB社のエリック・クレシンさん

今回新たに長期種子供給協定に参加するベックス・ハイブレッド社(本社:米国)では、横浜北生活クラブの三浦紀子さんが「私たち4人が40万人の生活クラブ組合員の代表としてここに来たのは、『安心なものを選択する消費者の権利』を守る大事な契約を見届けるためです。この協定に心から感謝し、私たちはNon-GMトウモロコシを、畜産物を通して利用し続けることをお約束します」と伝えました。

ベックス社のトレック・マーレイさんから「NON-GMトウモロコシの需要とともに生活クラブの皆様から強いメッセージをいただき光栄に思っております。組合員の皆様とそのご家族にとって重要なことだと理解しました。私たちはNON-GMトウモロコシの種子を供給するとともに、長期種子供給協定に参加します」と心強いコメントがありました。
 
左から、横浜北生活クラブ三浦紀子さん、ベックス社のトレック・マーレイさん、CGB社のエリック・クレシンさん

各種子会社のコメントからは「Non-GMトウモロコシの需要に応える」という姿勢が伺えます。アメリカで栽培されるトウモロコシの9割以上がGMという状況の中、需要がないと判断されれば、ゆくゆくはNon-GMOの種子自体が無くなってしまうことも考えられます。だからこそ消費者である組合員が定期的に訪米して需要を伝え、そして3~5年ごとの種子協定を結ぶことが大切です。

新たな課題「ゲノム編集食品」について意見交換

今回の訪米では、各所でゲノム編集食品についての意見交換がなされました。日本では、10月1日よりゲノム編集技術によって作られた食品の届け出制度がスタートし、ゲノム編集食品の表示を任意とすることが発表されました。生活クラブでは「ゲノム編集された食品を認めない」と2019年の通常総会で決議し、取り扱わない姿勢を表明しています。

ゲノム編集による種子開発の現状について、種子会社では「ゲノム編集による種子の開発や研究は進んでいるものの、販売については消費者に受け入れられるか見極めるためにもう少し時間が必要」との見方をしており、種子業界の慎重な姿勢が伺えました。しかし、今後「栄養面などに付加価値を付けたゲノム編集食品が発売され需要が高まれば、急速に広まる可能性がある」との見方も示され、今後も動向を注視する必要があります。

 
ゲノム編集されていない食品についても種子会社に需要を伝えることが大切

さらに、ゲノム編集食品にはGM作物のような判別検査ができないという課題もあります。Non-GMトウモロコシの集荷・分別管理を担うCGB社からは「現時点では検査での判別が難しいため、種子会社にゲノム編集した種子リストを開示してもらう必要があります。そのリストをもとにゲノム編集されていない種子での栽培を農家に依頼し、Non-GMOで培った分別管理のシステムを活用してゲノム編集された作物も区分管理することは可能と考えます」と、ゲノム編集を認めない生活クラブに今後も寄り添う姿勢が伝えられました。まだ分からないことの多いゲノム編集については、信頼できる生産者との確かな連携が今後ますます必要になってきます。

穀物集荷を担うCGB社は種子会社とトウモロコシ農家をつなぐ重要な役割

〈トウモロコシの生産から輸出に至るまでを確認〉
生活クラブでは毎年訪米した際に、Non-GMトウモロコシの栽培から集荷、輸出までの工程を視察しています。Non-GMトウモロコシは収穫されたあとに、GMトウモロコシが混入しないよう厳しく分別管理されることがとても重要だからです。

トウモロコシや大豆、小麦などを栽培しているマイケルさん(右)と父親のデニスさん(左)
〇栽培農家
親子で農場を経営しているマイケル・クラインシュミットさんはGMOに反対し、Non-GMトウモロコシだけを栽培しています。今年は春の長雨で種まきが遅れたものの、収穫量には影響がない見通しだといいます。マイケルさんは7月に来日して組合員と交流したことにも触れ「生活クラブの皆さんの食に対する情熱に感動しました。直接会って話すことの大切さを実感でき、とても勉強になりました」と嬉しいコメントも。
〇集荷会社(CGB社)
CGB社の集荷施設は、農家がトウモロコシを搬入する場所です。Non-GM種子のGMO混入率を確認する簡易検査をクリアしたトラックは専用の搬入口に移動させ、GMと混ざらない仕組みになっています。CGB社のジェイクさんは「多くの農家が搬入するため、検査はスピードと正確性が大切です。きちん分別管理するために、スタッフの教育にも力を入れています」と述べています。

Non-GMOは搬入する農家にカラーカードを渡し、視覚的に判別しやすい工夫も

〇輸出会社(全農グレイン社)
ミシシッピ河口に位置する全農グレインの輸出施設は、川を伝って運ばれてきたトウモロコシを輸出船へ乗せ換え日本へ出荷する場所です。ここでは生活クラブの提携生産者から分別管理や検査について多くの質問が寄せられました。「きちんと分別されたNon-GMトウモロコシを届けて欲しい」という提携生産者の真摯な姿勢が伺えます。

トウモロコシが川から荷揚げされ、輸出船に積まれる施設を間近で確認

種子から作物となり収穫・集荷され、日本に届けられるNon-GMトウモロコシ。さらに提携生産者によって飼料として牛や豚に与えられて食品となり、組合員の食卓に届きます。この11日間の訪米は、種子からの流れを辿りながら消費者の「安全な食を求める気持ち」を伝えられる貴重な機会です。また組合員と提携生産者が同行する事で、お互いの理解を深める場でもあります。生活クラブでは、今後も飼料まで安心な畜肉類を維持するために、提携生産者と協力しNon-GMトウモロコシを確保する取組みを続けていきます。

【2019年10月28日掲載】

 

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