台風被災支援カンパの報告とお礼・生活クラブ共済連の被災地加入者宅への訪問活動

掲載日:2019年12月20日

2019年9月の台風15号、10月の台風19号とその直後の台風21号にともなう大雨では、各地に大きな被害がありました。生活クラブの組合員や各地の生活クラブグループ事業所、また提携生産者にも被害がありました。

生活クラブ連合会は一連の被害支援のため、共同購入注文用紙とインターネット注文eくらぶを活用した組合員カンパを呼びかけました（12月13日注文締切まで）。

また生活クラブ共済連は、大きな被害のあった千葉県内の被災地のCO･OP共済加入者宅へ訪問し、被災状況を把握するとともに共済金の請求をサポートしました。

カンパ受付けが終了しましたので、これまでに集まった金額の報告と今後の使途予定、あわせて生活クラブ共済連の被災地訪問活動のレポートも紹介します。

カンパ金額の報告と使途の予定

カンパ金の合計

9,657万6,934円（12月18日現在）

カンパ金の使いみち

下記の各方面に有効活用する準備をすすめています。2020年1月の生活クラブ連合理事会での決定を経て実施の予定です。
　・被災地の生活クラブと関連団体等への支援。
　・被災された生活クラブ提携生産者へのお見舞い。
　・被災地支援に関わるその他の活動費用。
　・日本生協連、日本赤十字社等への義援金。

支援活動のようすは、2020年3月発行予定の「復興支援ニュース」と、生活クラブ連合会のウェブ記事でお伝えします。

被災地のCO･OP共済《たすけあい》契約世帯を訪問　共済金の給付をサポートしました

＊生活クラブ共済連発行『生活クラブたすけあいカタログ　特集：災害時やくらしの困りごとへの取組み』（2019年12月号）掲載記事を再構成し転載。

2019年9月9日未明、台風15号が千葉県千葉市付近に上陸し、房総半島を中心に甚大な被害をもたらしました。

生活クラブ千葉では、9月9日以降より支援物資の配布とあわせて、CO･OP共済《たすけあい》契約世帯を対象に、共済金請求をサポートする呼びかけを実施しました。
※CO･OP共済《たすけあい》（ジュニア20コースを除く）には、住宅災害共済金の保障があります。

活動にあたって
2019年9月25日（水）～27日（金）、生活クラブ千葉の組合員で、主に被害が大きかった千葉県旭市、山武市、八街市、君津市、鴨川市、南房総市、館山市のCO・OP共済《たすけあい》契約世帯、合計156世帯を対象に、台風15号にともなう住宅災害共済金の請求をサポートするための訪問活動を実施しましました。

生活クラブ千葉本部を拠点とし、生活クラブ千葉職員４人、生活クラブ共済連３人、コープ共済連１人の計８人で行ないました。

活動内容
9月24日（火）
活動に向けた学習会。翌日以降の活動の確認とお見舞い品（「信州たのめの里森が育てた天然水２リットル」×２本、タオル、折り鶴）など事前準備。

9月25日（水）
旭市・山武市（16世帯）、山武市・八街市（17世帯）、八街市（23世帯）へ訪問活動を展開。一部損壊3世帯（6契約）の共済金請求を現地で手続き。

9月26日（木）
君津市（46世帯）、鴨川市（25世帯）へ分散し訪問活動を展開。全壊1世帯（1契約）、一部損壊5世帯（5契約）の請求を現地にて手続き。

9月27日（金）
旭市・八街市（7世帯）、館山市・南房総市（22世帯）訪問活動を展開。半壊1世帯（2契約）、一部損壊7世帯（15契約）の請求を現地にて手続き。

罹災状況について

近隣の木々の有無や地形の影響により被害状況が大きく異なりました。同じ集落でも遮蔽物がない家には大きな被害が見られます。
台風15号通過後、翌週以降の台風による大風の影響で、一度張ったブルーシートが飛ばされるなどの二次被害も多くありました。
房総半島南部を中心に、倒木や看板などの変形が多く見られ、物凄い暴風が通り抜けたことが見て取れました。
山武市は倒木の影響で停電、断水が長期に及びました。発電機などを備えている家もあり風水害に対しての意識が高いように思わました。

このたびの台風、大雨により被害を受けられたみなさまへ、心よりお見舞い申し上げます。
CO･OP共済、生活クラブ共済ハグくみにご加入の皆様には、おケガをされた場合、共済金のお支払いがございます。
また、CO･OP共済では住宅や家財に被害があった場合、被害の程度により共済金等がございます。
詳しくはお問い合わせください。

生活クラブ共済連のホームページはこちら
https://seikatsuclub-kyosai.coop/

【2019年12月19日掲載】

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