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太陽光発電所でぶどうを植える…?「発電所視察とぶどう畑企画」の2日間

ぶどうの苗の定植について説明を受ける参加者

現在、全国に62カ所ある生活クラブでんきの自然エネルギー発電所。その中のひとつ、福島県喜多方市にある会津電力株式会社 雄国(おぐに)発電所では、昨年2018年9月にぶどうの苗を植え、生活クラブ組合員もその苗植えに参加しました。そして今年2019年もまた、10月27日~28日に、組合員が参加しての「発電所視察とぶどう畑企画」を開催。発電所とぶどう畑の関係とは…!?

自然エネを軸に地域の自立をめざす活動を広げている会津電力

会津電力は、2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を機に、造り酒屋の9代目である佐藤彌右衛門(やうえもん)さんが立ち上げた、地域の資源による自然エネルギー発電と普及を手がける電力会社。2017年11月から(株)生活クラブエナジーと契約を結び、生活クラブでんきへ電気の供給を行っています。

会津電力が自然エネルギーによる地域の自立をめざす活動を広げる中で、関連会社のアイプロダクツ(株)が、雄国で育てたぶどうからワインをつくるワイナリー事業を開始。ワインの醸造は(株)レスカルゴに委託しています。雄国発電所の太陽光パネルの支柱にぶどうを絡ませて栽培するという、会津の農業の活性化につながる事業として注目されています。組合員が昨年参加して植えたぶどうの苗は順調に育っており、今年も同様の苗植えの企画に30名ほどの参加がありました。

会津特産「みしらず柿」の収穫やぶどうの苗植えの作業を体験

泥棒に扮して柿を収穫

アイプロダクツは、ワイナリー事業のほかにも、地場産品の開発と販売に取り組んでいます。今回の企画では、会津特産の「みしらず柿」の収穫イベントを体験させてもらうことに。みしらず柿とは古くから会津で栽培されてきた柿で、その名前の由来は「身の程知らずなほどにたくさんの大きな実をつけるから」など、いくつかの説があるそうです。柿泥棒に扮しての収穫を終えたあと、渋柿であるみしらず柿を箱詰めして焼酎をふりかける「渋抜き」も体験。会津の産業にふれることができました。

そして雄国発電所では、ぶどうの苗植えの作業を体験。太陽光パネルの支柱の足元にしっかりと苗を植えました。昨年植えた苗が順調に育っているのも確認できました。

ぶどうの苗を植えました。すくすく育ちますように!!

発電所見学ののち併設のセミナーハウスで地元の方との交流会も

太陽光パネルの前で

参加者による雄国発電所の見学も行われました。雄国発電所は270Wの太陽光パネル3,740枚を設置した発電所で、高さや角度など雪国ならではの積雪対策が施されることにより、冬の間も雪に埋もれることなく発電ができるようになっています。また、再生可能な自然エネルギーについて学習できるセミナーハウスが併設されています。将来的には、発電所見学や学習、ぶどう栽培などの農業体験を通し、エネルギーや食物の大切さを「感じる」ことができる体験型総合施設にしていくそうです。このセミナーハウスで、生活クラブの消費材を使ったバーベキュー交流会も催され、地域を盛り上げようと頑張る会津のみなさんと組合員とが楽しく語り合う機会ともなりました。
 
生活クラブの消費材をつかったバーベキュー交流会

宿泊先の「ガーデンホテル喜多方」は、会津電力の佐藤さんが経営するホテル。「生活クラブでんき」を使用している事業所でもあり、暖房と給湯には木製ペレット式のボイラーを使っています。ボイラーの視察もさせていただき、将来的には会津の森林を活用する構想があることなどを聞きました。

ボイラーに使うペレット

酒造りの過程すべてに地域のものを活用する大和川酒造店の取り組みにふれる

若き杜氏さんに案内していただきました

翌日は、会津電力の佐藤彌右衛門さんが当主を務める大和川酒造店の飯豊蔵を見学しました。この酒蔵でも、雄国発電所で発電した電気を含む生活クラブでんきを使用しています。また、将来は会津の森林を活用するペレットボイラーを導入したいと考えているそうです。米、水といった日本酒の材料だけでなく、製造の過程すべてに地場のものを使用して、地域の自立につなげていくという試みが始まっていました。
生活クラブでは、2019年6月より大和川酒造店のお酒を取り扱っています。でんきから始まったつながりが、お酒へとひろがりました。

醸造所の入り口に生活クラブでんきを使っていることを示すポスターを掲示

地域のエネルギー自治の取り組みと連携しながら持続可能な社会をめざします

ぶどう苗の定植、バーベキュー交流会、木質ペレットボイラー見学、大和川酒造見学。さまざまな体験を通して、参加者がそれぞれに、土地が生み出すエネルギーや食物の大切さを実感する催しとなりました。

生活クラブでんきでは、各地域で小規模・分散型の発電所との結びつきを深め、自然エネルギーを軸にした自給・自治のしくみづくりと地域活性化を、地域の人々と共にすすめていきたいと考えています。実際に生活クラブでんきの産地を訪れ、地元で活動する方々と交流する今回のような機会を、今後のでんきやエネルギー政策につなげ、持続可能な社会をめざしていきます。

企画に参加した組合員からのレポート

最後に、今回の企画に参加した組合員から届いたレポートを紹介します。
夢見るおじさんたち
生活クラブ千葉 畔上久美さん
会津電力取締役会長の佐藤彌右衛門さんから「会津はとても豊かで、食もエネルギーも自給自足して余りある」と以前伺いましたが、現地に行ってみてよく分かりました。山に囲まれた豊かな大地、降り注ぐ太陽、豊富な水源、そこで生み出される電気を私たちはお裾分けしてもらっているのだと実感し、とても嬉しく思いました。また、エネルギーを軸として、ワインや地域作りに目を輝かせる「夢見るおじさん」たちと交流し、パワーをたくさんいただきました。
再エネ転換で脱原発と豊かな地域社会づくりへ
かわさき生活クラブ 野村美湖さん
多くの人の暮らしを変えた2011年、東日本大震災発災年生まれの三女と参加しました。見知らず柿の収穫、雄国発電所での葡萄苗の定植、バーベキュー交流会、ホテルの木質ペレットボイラー見学、明けて大和川酒造見学。この8年ですすんだことと変わらない思いの両方に触れ、次の世代に残したいもの、そのために何ができるのか、考える2日間でした。この学びを生かし、脱原発と豊かな地域づくりを同時に叶える再生可能エネルギーへの転換をおおぜいに語りすすめていきます。
【2019年12月23日掲載】

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