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2019年の台風19号で被害にあわれた重茂漁業協同組合へ支援金を届けました

2019年9月と10月に上陸した台風15号、19号と台風21号による豪雨では、各地に大きな被害がありました。被害を受けられたすべての皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

生活クラブ連合会(本社:東京都新宿区、以下生活クラブ)は、組合員や施設、関連する各地の提携生産者に被害があったことから、被災地への物資支援を行うと同時に2019年10月~12月にかけて組合員から寄付を募りました。総額9,841万4,486円の寄付が寄せられ、2019年に発生した台風の被害にあわれた提携生産者に順次お届けする活動を行なっています。

2020年1月21日、生活クラブと提携する生産者の中でも被害規模の大きかった岩手県の重茂(おもえ)漁業協同組合(以下、重茂漁協)に、寄付金の中から復興に向けての支援金2,100万円を贈呈しました。

重茂漁協はわかめやこんぶの提携生産者として生活クラブと40年以上の関係を築いてきた漁協です。わかめなどの提携だけでなく、海の資源を守るために植林活動を一緒に行うなど、環境保全活動や人的交流も長く行ってきました。

重茂漁協は、台風19号で定置網が流され、あわびやこんぶなどの種苗施設にも大きな損害を受けました。さらに種付けしたわかめが流されたため、種付けをし直すという事態にも見舞われました。このため、生育遅れが避けられず、この先の生産量にも影響が出る可能性があります。

受けた被害からすると些少ではありますが、このたび重茂漁協へ生活クラブから復興に向けた支援金として寄付を贈呈することとなりました。

(左から)生活クラブ連合会会長・加藤好一、重茂漁協・後川良二業務部長、生活クラブ岩手 理事長・石井智恵子さん

贈呈に際し、重茂漁協の後川良二業務部長から以下のコメントをいただきました。

「生活クラブの皆様には、今回の台風19号だけでなく、東日本大震災からの復興の時から物心両面の支援をいただきました。頭が下がる気持ちでいっぱいです。今回の皆様のからの応援を励みに、復興を進めていきたいと思っています。被害を受けた漁場や施設をいち早く復旧し、肉厚わかめなどを生活クラブ組合員の皆さんの元に途切れずにお届けすることで、ご支援に応えていきたいと思っています。」

その他、九州エリアを中心とする生協事業連のグリーンコープ共同体や、生活クラブと関連する団体からも寄付をいただき、集まった寄付金は総額9,841万4,486円(1月24日現在)。下記の通り活用します。

  ①被災地の生活クラブと関連団体等への支援

  ②被災された生活クラブ提携生産者へのお見舞い

  ③被災地支援に関わるその他の活動費用

  ④日本生協連、日本赤十字社等への義援金

なかでも②の提携生産者の被害は、農地のほか、漁業や畜産、酪農業の関連設備への被害が大きく、持続的な生産に大きな影響を及ぼしています。被害を受けた生産者の方々が一日でも早く復旧し、これまで通りの生産が継続できるようになることを願い、提携生産者へ贈呈していきます。

生活クラブ連合会では生産者の復興に寄り添い、今後も安定的に生産物を利用し続けることで生産を支えていきます。
【2020年1月24日掲載】
 

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