ホタテや毛ガニ・鮭の産地、北海道の雄武漁協「浜のお母さん」の料理交流会を開催
オホーツク海を臨む北海道・雄武町は、生活クラブのホタテや鮭・毛ガニの産地です。
2月14日、雄武漁業協同組合のみなさんを生活クラブ旭センター(横浜市旭区)に招いて、「雄武漁協消費地交流会」が開催されました。集まった組合員は、雄武漁協女性部のみなさん(「浜のお母さん」)のお料理を囲んで、ホタテや鮭の美味しさと産地の様子を語りあう楽しい交流会となりました。
雄武産のホタテ、鮭、毛ガニ
ホタテを育てる豊かな雄武の海
「消費地交流会」は、「生産する側」の生産者が「消費する側」の組合員のところに出向いて直接会い、互いに理解を深めることが目的です。今回は横浜みなみ生活クラブの組合員47名が参加、雄武漁協と北海道漁連のメンバーも合わせて総勢60名以上が集まりました。
雄武漁協の組合長・片川隆市さんは「雄武の海で獲れた海産物を、より身近に感じていただきたい。生活クラブのみなさんには、今後とも長くお付き合いを頂けるようお願いします」とあいさつしました。
雄武漁協の組合長・片川隆市さんは「雄武の海で獲れた海産物を、より身近に感じていただきたい。生活クラブのみなさんには、今後とも長くお付き合いを頂けるようお願いします」とあいさつしました。
雄武のホタテの生産方法を学びました。
雄武漁協は、豊かな海を守り続ける「資源管理型」の漁業に力を入れています。中でもホタテは水揚高の半分以上を占める主力品目です。生産量安定のために稚貝を計画的に放流し、十分に育ったものだけを獲るよう工夫しています。
ホタテは水揚げされるとすぐに加工場に運ばれ、人の手で一つひとつていねいに剥いて貝柱の状態を入念に検査します。雄武漁協流通加工部の鈴木講太さんは、「加工場の作業は寒い中での大変な仕事です。食べるときに、加工作業を担っている方々のことを一瞬でも思い出してくれたらうれしいです」と語りました。
組合員からは「ホタテはどんな餌を食べているのですか」「冷凍するまでどんな作業をしますか」などの質問がいくつもあり、消費材の生産や産地の様子への関心の高さをを共有することができました。
雄武漁協は、豊かな海を守り続ける「資源管理型」の漁業に力を入れています。中でもホタテは水揚高の半分以上を占める主力品目です。生産量安定のために稚貝を計画的に放流し、十分に育ったものだけを獲るよう工夫しています。
ホタテは水揚げされるとすぐに加工場に運ばれ、人の手で一つひとつていねいに剥いて貝柱の状態を入念に検査します。雄武漁協流通加工部の鈴木講太さんは、「加工場の作業は寒い中での大変な仕事です。食べるときに、加工作業を担っている方々のことを一瞬でも思い出してくれたらうれしいです」と語りました。
組合員からは「ホタテはどんな餌を食べているのですか」「冷凍するまでどんな作業をしますか」などの質問がいくつもあり、消費材の生産や産地の様子への関心の高さをを共有することができました。
素材のおいしさを存分に味わう料理の紹介
野菜と秋鮭をたっぷりのせた「ちゃんちゃん焼き」に、思わず笑顔がこぼれます。
学習会のあとは「浜のお母さん」の料理教室です。雄武産の魚介をたっぷり使った「秋鮭のちゃんちゃん焼き」、「ホタテのキウイドレッシングがけ」、「秋鮭の三平汁」、「毛がに昆布ごはん」の4品を紹介。三平汁の鮭には、鮭に塩を塗り込んで重ね、水分を抜いて旨味を熟成させた「山漬け」を使います。雄武漁協女性部長の三河由美子さんは、「山漬けのだしと塩気がよく出るので、特別な調味料はいりません」と産地ならではの味をアピールしました。
学習会のあとは「浜のお母さん」の料理教室です。雄武産の魚介をたっぷり使った「秋鮭のちゃんちゃん焼き」、「ホタテのキウイドレッシングがけ」、「秋鮭の三平汁」、「毛がに昆布ごはん」の4品を紹介。三平汁の鮭には、鮭に塩を塗り込んで重ね、水分を抜いて旨味を熟成させた「山漬け」を使います。雄武漁協女性部長の三河由美子さんは、「山漬けのだしと塩気がよく出るので、特別な調味料はいりません」と産地ならではの味をアピールしました。
参加者は5つのテーブルに分かれ、できたてのお料理と、鮭と野菜がたっぷり載ったちゃんちゃん焼きのホットプレートを囲みました。「どんな野菜を合わせたらいいですか?」と参加者がたずねると「何でも大丈夫」と女性部員の力強い返事が。
ホタテのキウイドレッシングがけは、柔らかく甘いホタテとキウイのさっぱりした酸味が絶妙の味わいです。「ホタテがとってもフルーティーな味になるね」とテーブルは盛り上がりました。
一方で、近年の毛ガニ不漁にも話題がおよびます。「水温の変化が影響しているのかもしれない」という話もあり、組合員からは将来の消費材の安定供給を心配する声も聞かれました。
ホタテのキウイドレッシングがけは、柔らかく甘いホタテとキウイのさっぱりした酸味が絶妙の味わいです。「ホタテがとってもフルーティーな味になるね」とテーブルは盛り上がりました。
一方で、近年の毛ガニ不漁にも話題がおよびます。「水温の変化が影響しているのかもしれない」という話もあり、組合員からは将来の消費材の安定供給を心配する声も聞かれました。
野菜とソースの彩り鮮やかな「ホタテのキウイドレッシングがけ」
産地と食べ手の心をひとつに
雄武漁協女性部長の三河さんは「鮮度のいい海産物を組合員のみなさんに届けたいという気持ちがさらに強くなりました」と意欲を語りました。
横浜みなみ生活クラブの籠島雅代さんは、「生産者から直接話を聞いて初めて知ることもあり、とても勉強になりました。組合員の気持ちがぐっと雄武に近づいたと思います。今後も交流を重ね、生活クラブの消費材を、特に雄武の海産物を積極的に選ぶきっかけにしていきたいです」と力を込めました。
今回の消費地交流会では、組合員と生産者がおいしいお料理で交流することを通じて、お互いをより身近に感じることができました。
産地を身近に感じることで、生活クラブの消費材の良さがいっそう実感できるようになります。消費材の良さを知る組合員が増えて利用が広がることて、産地の生産を支える力になります。
各地の生活クラブで組合員と生産者の交流の機会はたくさんあります。組合員はもちろん、まだ生活クラブに加入していない方も、ぜひ生活クラブのイベントに来てみてください。
横浜みなみ生活クラブの籠島雅代さんは、「生産者から直接話を聞いて初めて知ることもあり、とても勉強になりました。組合員の気持ちがぐっと雄武に近づいたと思います。今後も交流を重ね、生活クラブの消費材を、特に雄武の海産物を積極的に選ぶきっかけにしていきたいです」と力を込めました。
今回の消費地交流会では、組合員と生産者がおいしいお料理で交流することを通じて、お互いをより身近に感じることができました。
産地を身近に感じることで、生活クラブの消費材の良さがいっそう実感できるようになります。消費材の良さを知る組合員が増えて利用が広がることて、産地の生産を支える力になります。
各地の生活クラブで組合員と生産者の交流の機会はたくさんあります。組合員はもちろん、まだ生活クラブに加入していない方も、ぜひ生活クラブのイベントに来てみてください。
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【2020年3月4日掲載】