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生協の食材宅配【生活クラブ】
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生活クラブとともに地域と農業の発展をめざす KARP(カープ)の歩み

2018年5月、生活クラブの提携生産者を中心とした紀伊半島エリアの4生産者が集まって、地元の主要産業である農業の維持発展をめざす新たな生産者組織「(株)紀伊半島エリア再生産組織(KARP)」を設立しました。
設立後、約1年が経過したいま、設立当初からの目的である、農業を中心としたサステイナブルな地域づくりに向けて新たな段階に入っています。
生活クラブ連合会は、これからもKARPとともに持続可能な農業と地域づくりをすすめていきます。

※(株)紀伊半島エリア再生産組織(Kiihantou Area Re Production)

KARPは農業への思いを共有する4生産者が発足

日本の農業は大きな転換期にきています。
高齢化と過疎化、高齢者不足など、農業を基幹産業とする地域では、様々な問題に直面しています。
山間地及びその周辺の中山間地域では、その地理的な条件という課題も抱えています。

このような状況をうけて、紀伊半島エリアに生産拠点を置く王隠堂農園、果宝園、和光農園、旬菜くまのという4つの青果物生産者団体が、地域の課題解決に向けて手をたずさえて協力することになりました。
2016年、紀伊半島の自治体にも声をかけて「紀伊半島協議会」を立ち上げ、農業を基盤とする町づくりをめざし協議を重ねました。
その中で、まずは課題を共有する紀伊半島の農業者が連帯して、一つの組織をつくる必要があると考えました。そうなれば農法や出荷基準、販路の共有も可能になり、ノウハウ(技術)を伝え合いながら労働力も融通しあえます。

紀伊半島エリア再生産組織(略称KARP)はこのような背景の中で設立されました。それまではおのおのが独立した団体として果実を中心に生産・出荷してきましたが、2018年5月、紀伊半島の再生産に向けて一つになりました。

紀伊半島に広がる4生産者

紀州果宝園と和光農園グループはミカン、王隠堂農園はカキや梅干しなどの共同購入を通し、生活クラブと長い提携関係にあります。旬彩くまのは王隠堂農園の関連会社でカット野菜の製造販売を手がける「オルト」(和歌山県)に原料を出荷している生産者グループです。

「生活クラブみかん生産者部会」の発足を足がかりに

KARPとしての最初の活動は「生活クラブみかん生産者部会」の発足でした。全国に広がる生活クラブのみかん生産者に呼びかけ、さまざまな課題を抱える産地の現状を共有。みかんを安定して出荷できるように、収穫時期別や品種別、栽培基準の統一など、産地をまたいだ新たな取組みを模索してきました。
また生産者を集めて生活クラブについての学習会や生産者同士の交流会を行なうなど、生活クラブとの関係強化をはかる活動も幅広く行なってきました。

 
(CAP)KARPでは、生活クラブが開催する「みかん生産者会議」に参加。生活クラブと提携する他のみかん産地とともに持続的な生産と消費の実現に向けて話し合いをすすめています。

KARP設立1年―これまでとこれから―

KARPでは発足以来、以下のことをすすめてきました。
(株)紀伊半島エリア再生産組織代表 内芝和哉さん
課題解決のために、2つのみかん産地を一つに
KARPは紀伊半島エリアでの地域と農業を発展させることを目的に、一組織だけでは解決できない様々な問題を解決しようと4つの生産者が集まって設立しました。4つの生産者はいずれも生活クラブと提携する生産者です。

KARPを構成する、和光農園グループと紀州果宝園は、みかん産地として生活クラブと40年の提携の歴史があります。この2つの団体が1つになり、今年から規格の統一や選果場の統一など進めてきました。
今まで生産者がおのおのに選別・箱詰めをしていましたが、2つの団体が1つになることでその方法を共同選果に変更しました。何十年も続けてきた方法を変更するのはハードルが大きいものですが、それでも単独の産地での生産継続が難しい中、どうしても必要な改革でした。
品質の向上や新たなチャレンジも可能に
共同選果によって作業が効率化できるのはもちろん、より多くの人の目に触れるため、これまで以上の品質向上につながります。今後、小容量規格や品種別のセット規格など、今までにないみかんの規格にあたっても、共同選果場のようなセンター機能はとても重要です。
安定供給には物流機能の整備も欠かせません。生活クラブの物流を担う太陽食品販売(株)と提携する運送会社の(株)ベルカーゴに一括で委託したことで約3割も輸送費を削減でき、欠品や遅配などの問題も解消されました。

未来の産地づくりを生活クラブとともに
また、KARPでは夢都里路(ゆとりろ)くらぶや空き家対策、都会からの就農受け入れなど、持続的な農業生産をサポートする生活クラブのさまざまな活動と連携しながら、KARPの仲間づくりや産地作りをすすめることを描いています。
消費者と生産者のお互いの理解を深めながら、喜んで食べ続けてもらえるものをめざしていきます。

生活クラブは、組合員が食べて支えることで持続的な生産を支えながら、紀伊半島の地域創生にこれからも深くかかわっていきます。

※夢都里路くらぶ:生活クラブ運動から生まれた、生活クラブの材を作っている提携産地での農業や漁業を応援する取り組みです。
 
収獲を待つKARPのみかん園
【2020年3月6日掲載】
 

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