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今年で3回目! 関係が深まる会津電力交流会

雄国発電所見学 ぶどう畑との関係について学習する参加者

現在、全国に61カ所ある生活クラブでんきの再生可能エネルギー発電所。その中のひとつ、福島県喜多方市にある会津電力株式会社 雄国(おぐに)発電所では、2018年9月から毎年ぶどうの苗を植えています。生活クラブ組合員もその苗植えに参加しました。そして2020年は新型コロナウイルス感染防止対策を行い、10月3日~4日に組合員が参加しての「発電所視察とぶどう畑企画」を開催しました。

再生可能エネルギーを軸に地域の自立をめざす活動を広げる会津電力

会津電力株式会社(以下、会津電力)は、2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を機に、造り酒屋の9代目である佐藤彌右衛門(やうえもん)さんが立ち上げた、地域の資源による再生可能エネルギー発電と普及を手がける電力会社。2017年11月から(株)生活クラブエナジーと契約を結び、生活クラブでんきへ電気の供給を行っています。

ぶどうの初収穫体験とワイナリー視察

ぶどうの初収穫の様子
アイプロダクツ株式会社ワイナリー見学
会津電力が再生可能エネルギーによる地域の自立をめざす活動を広げる中で、会津電力の関連会社でワイナリーを主な事業としているアイプロダクツ株式会社(以下、アイプロダクツ)が、雄国で育てたぶどうからワイン作りを開始。ワインの醸造は新潟の醸造所の株式会社レスカルゴに委託しています。雄国発電所の太陽光パネルの支柱にぶどうを絡ませて栽培するという、会津の再生可能エネルギー普及と農業の活性化につながる事業として注目されています。組合員が2018年、2019年に参加して植えたぶどうの苗は順調に育ち、今年は24名の参加者とともに初収穫を迎えました。

アイプロダクツ株式会社ワイナリー見学

雄国発電所見学と併設セミナーハウスで学習会

学習会の様子
参加者が宿泊するガーデンホテル喜多方は「生活クラブでんき」を使用。ペレットボイラーで暖房と給湯を賄っています。
雄国発電所は270Wの太陽光パネル3,740枚を設置した発電所で、高さや角度など雪国ならではの積雪対策が施されることにより、冬の間も雪に埋もれることなく発電ができるようになっています。今回は発電所施設を見学し、併設のセミナーハウスで再生可能エネルギーや農産物、ワイナリーなどの地域資源を活用した様々な事業により、自立していくことの構想について学習しました。この構想は会津電力、アイプロダクツなど地元の事業者らで協力して実現していくものです。将来的にこの施設は、発電所見学や学習、ぶどう栽培などの農業体験を通し、エネルギーや食物の大切さを「感じる」ことができる体験型総合施設にしていくそうです。

合資会社大和川酒造店の創業から続く伝統的な技術にふれる

飯豊蔵(いいでぐら)外観
飯豊蔵の見学
翌日は、合資会社大和川酒造店(以下、大和川酒造店)の飯豊蔵(いいでぐら)を見学しました。雄国発電所で発電した電気を含む生活クラブでんきを使用する大和川酒造店では将来、会津の森林を活用するペレットボイラーを導入したいと考えているそうです。米、水といった日本酒の原料だけでなく、エネルギーを含む製造の過程すべてに地場のものを使用して、地域の自立につなげていくという試みが始まっていました。

生活クラブでは、2019年6月より大和川酒造店のお酒を取り扱っています。でんきから始まったつながりが、お酒の取組みへとひろがりました。

地域のエネルギーの取組みと連携し持続可能な社会をめざします

今年もさまざまな体験を通して、参加者がそれぞれに、土地が生み出すエネルギーや食物の大切さを実感する催しとなりました。
会津電力との交流会も3年目を迎え、電気の産地と地域の方々との関係構築が徐々に広がってきています。このように産地と消費地とで互いの理解を深めて協力し、持続可能な社会の実現を目指していきます。
生活クラブでんきについてはコチラ

参加した組合員からのレポート

横浜みなみ生活クラブ 増田 澄恵さん

飯豊山からの豊かな水脈、四方四里の他から持ち込まなくてもよい暮らしができる会津で、地元の水、米、技を活かした伝統産業と、独自の文化を活かしたまちづくりをする。
会津の価値を高め、雇用創出や観光拠点として地域を担う活動をされている皆さんは、とてもいきいきとしていて、エネルギーに溢れる方々ばかりでした。再生可能エネルギーで電気を作り出すことにより地域の自立を果たし、持続可能な会津を次世代の子どもたちに引き継ごうという姿勢に感動しました。
生活クラブ埼玉 橋本 陽子さん

会津電力!やっと行くことができました。四方四里の土地のなか、景観を損なうことなく設立された雄国発電所は、見た瞬間言葉が出ませんでした。こんな傾斜の多い山によくぞ作ってくれました!と感嘆しかありません。地域の自立⇒人・資本・モノ・技術が地元に残る。何処の地域も求めていることがここにはあります。大和川酒造店の酒作りは、飯豊山の伏流水を原水とした雪解け水と、大和川ファームで取れた米……そして生活クラブでんき!まさに地域の自立ですね。
23区南生活クラブ 安藤 真子さん

「地産地消」と「地域との共生」がキーワード
3.11の経験から、原発に依存しない再生可能エネルギーによる電気を作り出している会津電力。視察した雄国発電所は会津の大自然の中に無機質なソーラーパネルが大きく鎮座することは似つかわしくないと大規模になりすぎず、目立たないように工夫されていることに驚きました。葡萄から育てるワイン作り、ホテルの木質ペレットボイラー、大和川酒造店の酒造りと見学したすべてにおいて、会津のものを、あるものを極力使うこと、地域とともに生きていくという一貫した想いを強く感じました。なにより関わっている大人たちがみんな楽しそうで生き生きしていたことが印象的でした。
【2020年12月25日掲載】

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