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遺伝子組み換えカラシナの生物多様性への影響を懸念 生活クラブ連合会が国の監視強化を求めるパブリックコメントを提出しました

遺伝子組み換えカラシナの第一種使用等に関する審査結果について意見を提出

農林水産省から遺伝子組み換えファレノプシス、セイヨウナタネ、カラシナ及びトウモロコシの第一種使用等に関する審査結果について、意見提出が1月22日まで募集されています。

生活クラブ生協連合会は、自然界のカラシナと遺伝子組み換えカラシナとの交雑の広がりを懸念し、1月19日の理事会で、公的機関によるモニタリングの強化を求める意見を決定。農林水産省に提出しました。提出した意見は次の通り。
 

「遺伝子組み換えカラシナの第一種使用等に関する審査結果」についての意見


生物多様性条約では、「生物の多様性」を「すべての生物(陸上生態系、海洋その他の水界生態系、これらが複合した生態系その他生息又は生育の場のいかんを問わない。)の間の変異性をいうものとし、種内の多様性、種間の多様性及び生態系の多様性を含む」と定義しています。これに対して、カルタヘナ国内法は、生物多様性評価の対象を近縁の野生種に限定しているため、今回の審査結果では、「本組換えカラシナを一定の作業要領を備えた限定環境で実施される隔離ほ場における栽培、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為の範囲内で使用した場合に、生物多様性影響が生ずるおそれはないとした生物多様性影響評価書の結論は妥当」と結論づけています。カラシナは河川敷などで大規模に生育していること、また近縁の栽培種が数多く存在することを考えると、生物多様性条約に則った幅広い生物多様性への影響を審査することが必要です。

生活クラブ生協が毎年行なっている遺伝子組み換えナタネの自生調査では、遺伝子組み換えナタネとカラシナの交雑が確認されています。今回の審査の対象となっている    遺伝子組み換えカラシナの栽培が承認されれば、日本で初めて遺伝子組み換えカラシナの栽培が認められることになります。これによって、日本中あちこちで生育しているカラシナについて、遺伝子組み換えナタネとの交雑リスクに加えて遺伝子組み換えカラシナとの交雑リスクも生じることになります。審査結果は、「本組換えカラシナの一般申請にあたっては、河川敷にカラシナが多く生育しているため、公的機関によるモニタリングの実施について検討を要すると判断した」と締めくくられています。今回の申請は隔離圃場での栽培に関するものですが、一般圃場での栽培申請に先立ち、公的機関によるモニタリングを強化するよう求めます。
以上
 
【2021年1月19日掲載】

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