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組合員の健康づくりをサポートする『ビオサポダイアリー』を発行。天野惠子医師を招いてキックオフイベントを開催しました。


組合員の健康づくりをサポートする『ビオサポダイアリー』を発行。天野惠子医師を招いてキックオフイベントを開催しました。

生活クラブはこのたび、 組合員の健康づくりのサポートを目的に『わたしにちょうどいいヘルスケア ビオサポダイアリー』(以下、ビオサポダイアリー)を発行しました。

日々の健康づくりのヒントや、年齢とともに変化する女性の健康維持に役立つ情報も掲載した書込み式のダイアリーです。このビオサポダイアリーを活用して、これから各地の生活クラブで健康づくり活動をすすめていく予定です。

2月10日には、活動のキックオフイベントをオンラインで開催。女性外来を専門とされる天野惠子医師(一般財団法人 野中東晧会 静風荘病院)を招き、約90名の生活クラブ組合員が、女性ホルモンの減少によって生じる体の変化と、それに伴って生じるさまざまな不調の乗り越え方について学びました。

 

女性外来の医師に聞く、更年期症状のやわらげ方

天野惠子医師は、幅広い世代の女性の健康相談と治療にあたる女性外来の医師です。天野医師ご自身が50代を迎える頃に、さまざまなつらい症状に見舞われ、それを乗り越えてきた経験から、性別によってかかりやすい病気があることに着目し「性差医療」を日本に根付かせてこられました。

今回の講演では「女性ホルモンを知って健康に長生きしましょう」をテーマに、女性のライフサイクルは「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」 がカギを握っていることを説明いただきました。

これらの女性ホルモンは年齢を重ねるごとに減少し続け、「更年期」と呼ばれる50歳前後になると、体や心に不調が生じることがあるといいます。人によってその症状は異なり、毎日の生活に支障が出るほどのつらい症状が出てくる場合を、「更年期障害」と呼ぶそうです。

天野医師はこれまで多くの女性の悩みに向き合ってきた経験から、次のように語りました。
「更年期を迎える女性達は子育てや仕事など毎日を忙しく過ごされている方が多いですが、つらい症状はあらゆる手段で楽にしていってほしいです。大切なのは血流と骨、そして筋肉。身体を温めて血流を良くし、運動で骨を強くして筋肉をつけることで、苦痛をやわらげることができます」。

参加した組合員から「更年期に積極的に食べたほうがいいものはありますか」と問われると、
「バランスのとれた食事を3度きちんと食べて、早寝・早起きの生活リズムをつくることが大切です。そして、毎日をポジティブな気持ちで過ごしてください」とアドバイスを送りました。

組合員からの質問に答える天野医師


無理のない健康づくりをサポートする、ビオサポダイアリー


ビオサポダイアリーは、組合員が自分のリズムでヘルスケアをはじめるためのサポートを目的としたダイアリーです。

3つのステップで、無理なく健康習慣を身につけられるようになっています。セルフチェックの繰り返しだけでなく、組合員同士で実践の過程を共有し合う仕掛けを設け、コミュニケーションツールとしての役割も果たすようにしています。
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●ステップ1
今のわたしを知りましょう!
・食生活セルフチェック まずは食生活を振り返る
・健康のためのセルフチェック 食以外の健康のためのポイントを振り返る
 
●ステップ2
知識編
知っているようで知らない健康の知識を再確認しよう!
・健康の知識をブラッシュアップ! 本当に信頼できる情報か見直してみる
 
●ステップ3
実践編
1か月のトライアル!自分なりの健康習慣を見つけよう!
・ヘルスケアダイアリーの実践 1か月後の目標を設定し、1週間ずつステップアップ
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ビオサポダイアリーの発行は、健康な食を通してみんなが健やかに楽しく暮らすことをめざす「ビオサポ」の活動の一環です。

これまでも必要な知識を組合員自身が身につけることをサポートする「ビオサポ アクティブシニア(美食百彩)講座」(以下、「アクティブシニア講座」)の開催や、年齢を重ねても生活クラブの食材を食べ続けられるよう配慮した惣菜シリーズ「美食百彩」の開発で、健康な食生活の実現をめざしてきました。

今後はビオサポダイアリーを活用するとともに、天野惠子医師に引き続き協力いただき、女性の体の変化とその向き合い方についての内容を「アクティブシニア講座」に追加し、バージョンアップしていきます。

各地域の生活クラブで健康づくり活動をすすめていきます

画面を通して活動の計画を話す、北東京生活クラブの組合員のみなさん
イベントの最後に、ビオサポダイアリーを活用してどのような健康づくり活動を進めていくか、各地域の生活クラブから発表がありました。

北東京生活クラブでは、食べ物・食べ方に加えて毎日のケアや身体に向き合う大切さを、ビオサポダイアリーを使って呼びかけていきます。

多摩南生活クラブ
では、地域福祉の拠点である生活クラブ館まちだで、ダイアリーを活用しながら地域の方々にも活動を広めていく予定です。

「美食百彩」シリーズの食材を活用すると発表したのは、生活クラブ茨城です。ビオサポダイアリーのすべてのステップを終えた方に、食材のプレゼントを考えています。

生活クラブ エスコープ大阪では、からだ、お金、くらしの3つをテーマに連続講座を開催します。からだがテーマの回では、ビオサポダイアリーを活用し、健康寿命をのばす知識をつけていきます。

各地域の生活クラブの組合員は、コロナウイルスの感染拡大に配慮しながら、組合員の仲間はもちろん地域の人たちとともに、健康づくり活動をすすめていきます。

すべてのプログラムを終え、生活クラブ連合会理事の増田和美さんは次のように話し、イベントのまとめとしました。


「天野医師の分かりやすいお話に、自分の姿を重ねながら聞きました。まずは自分が実践してみて、楽しく健康に暮らすことがモデルになっていくと思います。おおぜいの組合員で活動をすすめて“健康で元気な生活クラブ”を広めていきたいです」。

生活クラブでは、今後も食を通して健やかで楽しい毎日を送ることめざし、組合員の食と知識の両輪をサポートしていきます。
【2021年2月25日掲載】
 

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