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[本の花束2021年4月]忙しい毎日でもだいじょうぶ。 手軽に作れる料理で家族の食卓を幸せに


3時間で1週間分の料理を作る伝説の家政婦・志麻さん。
本書では、6軒の子育て家庭を志麻さんが訪れ、料理人としてフランスの家庭料理から学んだ、簡単に作れて家族が喜ぶ料理を教えてくれます。


●フランスの家庭料理は、子育て中の家庭にとても向いているそうですね。

フランス料理には華やかなイメージがありますが、家庭では手間のかからない簡単な料理を食べています。フランス人にとって、日々の食事は娯楽の一つ。
食べることがメインで、作ることには重きを置いていません。
簡単だから夫や子どもも手伝いやすいし、家族が料理に参加するため毎日の料理の大変さについての理解もあるんです。

一方で一汁三菜の文化がある日本では、献立に悩み、時間に追われて作り、さらに片付けてと、作ることにすごく力が入っていると感じます。簡単に作れておいしいフランス料理を知ることで、肩の力を抜いて料理を楽しんでもらえたらと思います。

●本書には、好き嫌いの多い子どもがいるなど、様々な課題を抱えた6軒の家庭が登場します。この設定はどのように生まれたのでしょうか。

家政婦の仕事で伺うご家庭は、それぞれ環境が違い、家族で抱えている悩みや味の好み、生活リズムが異なります。けれども、共働きでお子さんもいてという忙しい毎日で、食事作りの時間がない、家族とゆっくりご飯を食べる時間がないという方がとても多いのです。そんななかで皆さんが共感でき、ヒントにつながるような6軒を考えました。

●子どもも大人も満足する料理のポイント、食事の工夫などについて教えてください。

フランスでは、家族で同じものを食べることを大切にしています。例えば煮込み料理はすりつぶせば離乳食になるなど、赤ちゃんから高齢者まで家族全員で楽しめる料理が多いので、本書でもたくさん紹介しました。
また、基本的に味付けは塩こしょうなので、塩分を控えたい赤ちゃんや高齢者のための調整もしやすいのです。

私の家では、食事は鍋ごと食卓に出して取り分けます。盛り付けの手間が不要なうえ、取り分けることで、子どもたちも食事に意識が向き、会話が生まれます。子どもの好きな食材に気付くきっかけになるなど、いいことがたくさんあります。

●生活クラブのように、1週間サイクルで食材を入手して献立を回すコツを教えてください。

家政婦の仕事でも、買い物から依頼された場合は1週間分の食材を買います。献立を考えながら食材を購入するコツは、まずはメインになる肉や魚を選ぶこと。肉は牛・豚・鶏など食べたいものを選びますが、形状にバリエーションをもたせるのがポイントです。ひき肉、小間肉、かたまり肉など形状を変えれば、あとは焼く、煮る、蒸す、炒めるといった調理法と組み合わせることで、マンネリ感がなくなります。魚は鮮度が重要なので、すぐに調理できない場合は塩鮭や冷凍シーフードミックスなど自分の生活リズムに合わせて選ぶとよいです。肉・魚が決まったら、野菜を選びます。野菜は
季節のものが安くて栄養価が高いのでおすすめです。こうして選んだ食材を組み合わせてメニューを決めていきます。

●どの料理もおいしそうですが、最初に作るのにおすすめは?

「鶏むね肉のきのこクリームソース」(23ページ)でしょうか。クリーム煮と聞くと難しそうですが、これは15分でできちゃいます。忙しい日でもこんな料理がパッと出てきたら、家族も喜ぶと思います。基本的な作り方を覚えたら、鶏むね肉を豚肉に変えるなどアレンジすることで料理の幅が広がります。「こうでなくてはいけない」という考えをやめると、献立を考えるのが楽になりますよ。

●そうですね、ぜひ試してみたいと思います。今日はありがとうございました。

たさん しま/大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校卒業。フランスの三ツ星レストランで修業後、日本の老舗フレンチレストランなどでキャリアを積む。2015年、フリーランスの家政婦として独立。料理レシピ本大賞 料理部門入賞作『志麻さんのプレミアムな作りおき』(ダイヤモンド社)など著書多数。フランス人の夫、2人の息子の4人暮らし。

インタビュー:上野裕子(㈱ピークス)
著者撮影:木村拓
取材:2020年12月

書籍撮影:花村英博
『伝説の家政婦志麻さんがうちに来た!』
タサン志麻 著 世界文化社
(2020年3月) 21cm×14.8cm
128頁 定価(税別)1,300円
図書の共同購入カタログ『本の花束』2021年4月4回号の記事を転載しました。

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