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健康に牛を育て、良質な生乳を生産しています 「パスチャライズド牛乳」の生産者とオンラインで交流しました


生活クラブでは、組合員と生産者とのつながりを深めるために、生産者を招いて「消費地交流会」を開催しています。6月2日、生活クラブ神奈川の組合員が、牛乳の酪農家と生産者を招いて「オンライン消費地交流会」を開催、組合員14人が参加しました。

生活クラブの指定酪農家は牛を健康に育て、原料乳となる良質な生乳を生産するためにさまざまな努力をしています。気候危機などの影響で夏場の猛暑が続く昨今、酪農家がどのように牛を守っているのか、組合員は話を聞き理解を深めました。

牛を健康に育てるためのさまざまな工夫

生活クラブの「パスチャライズド牛乳」は、安全に飲むための必要最小限の殺菌方法である72℃15秒間で殺菌し、本来の牛乳の質をなるべく生かす製法です。このため、できる限り牛乳工場から近い場所で生産された指定酪農家の生乳だけを原料にしているのが特徴です。

交流会では最初に、生活クラブの指定酪農家で、栃木県の那須箒根酪農業協同組合(那須箒根酪農)の伊藤昭光さんがオンライン越しに牛舎を案内しました。

伊藤さんの牛舎は、大規模な酪農に多い「フリーストール」という牛をつないでいないタイプです。牛が自由に動けるので、好きな時に飼料を食べ、おがくずなどが敷かれた寝床で寝ることができます。90頭ほどが入る広々とした牛舎では、飼料を食べた後の牛たちが気持ちよさそうに寝ていました。
牛舎内を案内する那須箒根酪農の伊藤さん
フリーストールの牛舎でくつろぐ牛
暑さがストレスになる牛にとって、もっとも大変なのが夏の高温です。牛の胃袋のひとつは、食べ物を消化するとき熱を発生させるため体温が上昇します。気温が25℃以上になると、体温を下げようとして食欲が落ちてしまい、病気にかかりやすくなったり、乳量が減ることがあります。

近年は気候危機の影響で、夏場は連日35℃を超えるような猛暑日も珍しくはありません。牛を守るために、伊藤さんの牛舎ではさまざまな暑さ対策をしています。

一つ目は、風通しが良くなるように牛舎の屋根をノコギリのようなギザギザ型にするとともに、牛舎を開放的にしていること。
二つ目は、牛が少しでも涼しく過ごせるように、牛舎の天井からミストを吹きかけたり、大型の扇風機を使うことなどです。
伊藤さんは「牛は寒さには強いけれど、暑さは大の苦手。体調に気を遣って育てることが大切です」と話しました。
 
牛舎は換気がしやすい形状にしています

生乳を搾る際にも、伊藤さんは細心の注意を払っています。パスチャライズド牛乳には、良質な生乳が欠かせません。そのため、搾乳の段階からできる限り細菌が入らないようにすることが大事なのです。

牛の乳頭に少しでも汚れが付着していると細菌が混入してしまう可能性があるため、搾乳の前にはシャワーも使って念入りに洗浄します。牛の乳房をきれいなタオルで付け根から拭き、清潔な状態にします。

「毎日の作業ごとに大量のタオルが必要になるので、生活クラブのみなさんが提供してくれたタオルを洗って使っています」と伊藤さん。
こうして搾られた生乳が、おいしいパスチャライズド牛乳の原料となります。
ミルキングパーラー(搾乳設備)を紹介する伊藤さん。ここでは全部で24頭の搾乳ができます

大切な生乳をまるごと活用するしくみ


次に、生活クラブの牛乳を製造する提携生産者の「新生酪農株式会社栃木工場」の八木沢純さんが登場しました。
栃木工場では、生活クラブの消費材「パスチャライズド牛乳900ml」を製造しています。また2021年1月に建設したチーズ工場では、生乳を原料にしたチーズを製造する取り組みも始まっています。

八木沢さんは画面に映し出した資料を見ながら、新生酪農が製造しているさまざまな乳製品について説明しました。
生活クラブでは大切な生乳を余さず使い、酪農家が持続可能な生産を続けていけるようにするために、飲用乳として利用するだけではなく、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなどの乳製品に加工して幅広く利用しています。

たとえば、アイスやヨーグルトは、牛乳から脂肪分を分離させてできるクリームが主原料です。消費材の「新生酪農の生乳でつくったバター」は、低脂肪牛乳を作る時に分離してできたクリームが主原料です。八木沢さんは「バターばかりに利用が偏ると、原料のクリームのもととなる低脂肪牛乳が余ってしまうことがあります」と話しました。
牛乳や乳製品をバランスよく利用していくことが、生産する側の支えとなっています。

持続可能な牛乳の生産と消費を組合員が支える

交流会を主催した生活クラブ神奈川の組合員の中には、パスチャライズド牛乳のおいしさにひかれて加入した人も多いということです。伊藤さんと八木沢さんの話を聞き、参加した組合員のみなさんは生産現場の様子に興味津々です。特に牧場の様子を画面越しに見学できたことについては、「牛のことを本当によく考えて、元気に育つように配慮しているんですね」といった声がありました。

伊藤さんが「牛に与える飼料に混ぜるトウモロコシ(デントコーン)も自分の畑で栽培し、畑の肥料には牛の堆肥を使っています」と話すと、組合員の澤田さんは、「トウモロコシまで栽培していると知って、とてもありがたいです。愛情をもって牛を育てていることも伝わってきました。これからもぜひ牛乳を飲んでいきたいです」と感謝を伝えました。

質の高い生乳の生産を支え続けるためには、食べる側と作る側とがお互いをよく知り、信頼を深めることが大切です。生活クラブはこれからも消費地交流会などを通じ、産地を身近に感じられる機会を作り続けていきます。組合員の飲み、食べる力を集めて生産を支えましょう。

生活クラブの牛乳・乳製品についてはこちらから
【2021年6月16日掲載】
 

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