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生活クラブは「種苗への遺伝子操作の有無の表示を求める署名」に取り組んでいます

生活クラブは「生活クラブの消費材10原則」のなかで、「生命の倫理に反し、企業による支配を招く “食べ物の遺伝子操作” に反対」することを明言し、ゲノム編集食品も、消費材の原材料に受け入れないことを基本姿勢としています。これまで国に対して、ゲノム編集技術の規制と表示を求めてきました。

しかし、規制も表示もないまま、2020年12月にはゲノム編集食品として初めてGABA高蓄積トマトの栽培・販売が国へ届出されました。GABA高蓄積トマトは自主的な表示がされるとのことですが、国はゲノム編集作物・食品に対して表示義務を課さなかったので、今後さまざまなゲノム編集作物が届出され、自主表示がないまま流通する可能性があります。そうなれば、知らないうちに栽培され、食卓に上るかも知れません。

そのようななか、種苗法の取り決めを使って「育種における遺伝子操作の有無」を種苗の表示義務項目に追加するよう国に求める署名活動に取り組みます。ぜひご協力ください。

署名提出方法

配達・デポーで署名用紙を受け取った方は、署名用紙に書かれた提出方法で、地域の生活クラブに届けてください。
オンライン署名は「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」のウェブサイトで受け付けています。

署名専用フォーム(11月30日まで)

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
 

ゲノム編集とは?

遺伝子組み換えとゲノム操作の違いとは?

遺伝子組み換えは、ほかの生物の遺伝子を導入する技術です。例えば、成長の早い魚の遺伝子を導入して、成長を早めた魚づくりが行なわれています。それに対してゲノム編集は、遺伝子の働きを壊す技術です。例えば、成長を抑制する遺伝子の働きを壊すと成長が早まり、大きな魚を作ることができます。遺伝子組み換えも、ゲノム編集も、遺伝子を操作するという本質は同じで、どちらも「遺伝子操作技術」です。

CRISPR Cas9 とは?

ゲノム編集では、よく「CRISPR Cas9」という言葉が出てきます。これはガイドRNAというDNAの切断箇所までの案内役と、制限酵素Cas9という遺伝子を壊すハサミの役割を果たしているものを組み合わせています。ガイドRNAが壊したい遺伝子へと導き、Cas9がその遺伝子のDNAを切断して働きを壊します。DNAは切断後、修復しますが、遺伝子としての働きを失います。

どんな食品になっている?

これまで開発され、実用化されたゲノム編集食品にはどんなものがあるでしょうか。米国では高オレイン酸大豆が栽培され、食用油になって外食産業などで使われています。日本ではGABA高蓄積トマトの栽培や流通が認められました。

どんな問題があるの?

遺伝子の働きは、どれ一つとっても大切なものです。それを壊すことで、その生命体にとって大事な機能が奪われてしまいます。遺伝子ですので、次世代以降に影響が受け継がれるケースも多くなります。とくに問題になっているのが、目的とする以外のDNAを切断して大事な遺伝子を壊してしまう「オフターゲット」効果です。それが環境への影響や食品の安全性を脅かす可能性があります。

表示をさせよう

遺伝子組み換え食品については極めて不十分ながら表示義務があります。ただし、遺伝子組み換え作物の種子や苗には表示はありません。ゲノム編集食品には食品も種苗も表示が必要ありません。国内でゲノム編集作物が栽培、流通してもまったく分からないのです。生産者が種苗の選択をするために表示は絶対に必要です。それは食品になった際、消費者が選べるか、選べないかの問題でもあります。
種苗法第59条の表示項目の第6項「その他農林水産省令で定める事項」に、現在定められている「使用農薬の履歴」とともに、「育種における遺伝子操作の有無」を追加し、種苗の表示から遺伝子操作技術を使用したものであるかどうか、明確にすることを要望します。
 
【2021年8月21日掲載】

 

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