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多くの組合員が関心を寄せ、寄付で支えました「第3回若者おうえん基金報告会 」

7月31日、第3回若者おうえん基金報告会(主催:首都圏若者サポートネットワーク 共催:生活クラブ連合会)がオンラインで開催されました。2020年度も若者おうえん基金に生活クラブの組合員からたくさんの寄付が寄せられ、地域の地道な活動を支えることができました。

首都圏若者サポートネットワークについて

2018年に活動を開始した「首都圏若者サポートネットワーク」(代表:宮本みち子、顧問:村木厚子)は、社会的養護*のもとに育った若者たちを支援する団体で、 生活クラブ連合会が運営に参画しています。

児童養護施設の入所者の大半が18歳で自立を強いられ、60%が就職、30%が進学し、一人暮らしを始めますが、2年以内に70%が離職し、20%が退学しているのが現実です。その要因は、幼少期の虐待経験による心身の障がいや社会的自立能力の未熟さなどがあります。しかし、退所後のアフターケアの受け皿はほとんどなく、一部の志のある人たちが支えているのが現実です。
首都圏若者サポートネットワークでは、「若者おうえん基金」を造成し、伴走支援者らに助成するとともに、就労・キャリア支援や調査研究・政策提言を行っています。

*保護者がいない、虐待を受けた等の理由で家庭で生活のできない子どもを、社会が養育・保護するしくみ
村木厚子さん

おもな報告内容

■2020年度の寄付
2020年度で3回目となる若者おうえん基金は、全体で2,200万円を超す寄付を集めることができました。社会的養護下での若者たちの問題に、多くの組合員が関心をもち、たくさんの寄付金が寄せられました(生活クラブ東京:6,397,000円、生活クラブ埼玉:5,232,000円、生活クラブ神奈川:3,096,000円)。

■第3回若者おうえん基金助成団体は、伴走支援枠7団体、先駆的実践枠8団体です。
 

■助成団体のうちの、6団体から活動報告がありました。

NPO法人 ヒューマンフェローシップ  
就労が継続できなかった若者たちの金銭管理などのサポートをしながら、いつでも戻って来られる場所になるよう日頃から交流をしている。

自立援助ホーム 樹の下ホーム
幼少期から虐待を受け、17歳で保護された女性の支援を続けている。ステップハウスを用意し、料理や掃除などの日常生活の訓練や消費者金融の債務返済計画などの支援を行った。が、再度の離職で、新な債務も発生しているが改めて課題整理を行なう。

自立援助ホームhome
現在、4人の若者の伴走支援を行なっている。それぞれ、金銭的に行き詰まって引きこもる。カードローンで自己破産。障害があって継続した就労が困難。自殺願望があるなどの状況にある。焦らず粘り強く寄り添うようにしている。

一般社団法人 コンパスナビ
高年齢で保護された若者に見られる困難に対応し、就労前の訓練を実施する。マナー基礎、履歴書の書き方などのマンツーマン研修、会社での仕事体験は地元の中小企業に依頼し、助成金で研修経費を支払っている。金銭管理、心身の健康管理、食事の管理など研修も行なう。

特定非営利活動法人 パノラマ
高校内居場所カフェは、福祉制度のはざまで支援が届かない子どもと出会う場となる。たわいもないおしゃべりの中からSOSを察知し、相談にのり専門家につなぐ。また、カフェは卒業後も戻って来られるので、5年越しで支援につながったケースもある。活動を検証し、可視化できる作業も進める。

一般社団法人 Masterpiece
伴走支援枠は、社会復帰を目指す男性の住居費にして支援を続けている。先駆的実践枠は、空き家をリフォームしシェアハウス開設。4月にオープンし,現在施設出身2人が生活している。
 
写真左:校内居場所カフェ(パノラマ)、写真右:シェアハウス(Masterpiece)
■今後に向けて
若者おうえん基金助成選考委員を務める伊藤由理子さん(生活クラブ連合会会長)は、「若者の就労リスクをサポートする一般社団法人コンパスナビの役割に期待します。生活クラブ生協も体験就労の受け入れており、事業所のモデルを作っていきたいです。また、高校内カフェの先駆的団体であるNPO法人パノラマが、活動を言語化し可視化する取り組みは、政策提言にも大きな力になると思います」と、コメントしました。
伊藤由理子さん
最後に、 村木厚子さん(首都圏若者サポートネットワーク 顧問)は、「事例報告の1つ1つから厳しい状況にある子どもたちの支援を知ることができました。そして、コロナ禍で困難を抱えた若者たちはますます困窮し、崖っぷちに立たされています。今年も寄付を集めて、一人でも多くの若者をしっかり支え続け、未来につなげていきましょう」と挨拶しました。
【2021年9月2日掲載】
 

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