2022年7月4日から マーガリンの原材料を 持続可能な生産に貢献するパーム油に変更
生活クラブ連合会(本部:東京都新宿区・会長 伊藤由理子、以下生活クラブ)は、7月4日の配達分よりマーガリン類3品目の原材料に使用するパーム油を「RSPO(※1)」に認証された持続可能なパーム油の生産に貢献する原料に変更します。当会で扱うマーガリンの生産者、月島食品工業(株)が、パーム油を取り扱う企業の責任として2014年 に「RSPO」に 加盟したことにより変更が実現しました。
パーム油はアブラヤシからとれる植物油で、用途が広いのが特徴です。食品や洗剤、燃料など、身の回りのさまざまな製品に使われ、世界的に需要が伸び続けています。一方でインドネシアやマレーシアなどのアブラヤシの主要な生産国では、生産量の増加に伴い急速な農園開発がすすみ、森林破壊や温室効果ガスの排出、労働者の人権などが問題となっています。
こうした事態を解決すべく、パーム油産業に関わる企業などが集まり設立したのが「RSPO」です。アブラヤシの農園から最終的な製品ができるまでを、各工程で独自の原則と基準のもとで管理し、持続可能なパーム油の生産と利用をめざす国際的な認証制度です。
「RSPO」には4つのモデルがあります。当会のマーガリンに使用されるパーム油は、決まった量の認証パーム油を購入する「マスバランス」。認証農園からの認証油が、流通過程で他の非認証油と混合される認証モデルです。物理的には非認証油も含んではいますが、購入した認証農園とその油の数量は保証されています。今回の変更により、2020年度の当会のマーガリン利用実績に換算して約48トンのパーム油が「マスバランス」認証のパーム油に変わります。
それぞれのマーガリンの味わいや使い勝手は、これまでと変わりません。また、トランス脂肪酸の含有量も変わらず、10g当たり0.05g以下に抑えています(※2)。
(※1) 持続可能なパーム油のための円卓会議
(Roundtable on Sustainable Palm Oil)
(※2)月島食品工業(株)計算値
それぞれのマーガリンの味わいや使い勝手は、これまでと変わりません。また、トランス脂肪酸の含有量も変わらず、10g当たり0.05g以下に抑えています(※2)。
(※1) 持続可能なパーム油のための円卓会議
(Roundtable on Sustainable Palm Oil)
(※2)月島食品工業(株)計算値
【20022年6月20日掲載】