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生協の食材宅配【生活クラブ】
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東京家政学院大学の講義に生活クラブが講師として登壇!「ビオサポ」を通して伝える生活クラブの食育・食文化推進活動


2022年10月14日、東京家政学院大学(千代田区)で「栄養教育実習Ⅱ(第3回)」が開催されました。これは、管理栄養士を目指す同学3年生を対象に食育活動の現状について理解を深めることを目的に実施されたカリキュラムです。また、農林水産省が推進する「Let’s!和ごはんプロジェクト」の一環でもあり、手軽に和食を食べる機会を増やすことも目的にしています。
生活クラブをはじめ大学外から特別講師が招聘され(※)、それぞれの「食に関わる活動と課題」を紹介しました。生活クラブ連合会(以下、生活クラブ)からは、情報企画部「健康な食」推進課の猪狩裕子が登壇。「生協活動での食育・食文化推進活動 生活クラブの取り組みについて」というテーマで、組合員向けの健康促進活動「ビオサポ」の紹介と、活動の中で食べものと食べ方の情報をどのように発信しているかについて講義しました。
(※)生活クラブのほかに、農林水産省や魚の加工品を製造・販売する企業、日本そばの研究団体が参加しました。

生活クラブが進める「ビオサポ」の活動について

生活クラブでは「消費を通して健康で安心な社会をつくる」という目標のもと、2013年から組合員向けの健康促進活動「ビオサポ」を続けています。
それまで生活クラブでは、食品添加物や農薬などをできるだけ使用しない食材を共同購入することで、組合員自身が健康を維持するとしてきました。

しかし、時代の移り変わりとともに、栄養バランスのよい消費材の食べ方や、献立の立て方を情報発信する必要性を実感するように。そこで、健康について総合的にとらえ、食べものがつくられる背景や安全性などに加えて、それらを健康的に食べる方法(食べ方)についても皆で学んでいこうとビオサポを立ちあげました。

ビオサポの企画推進を担うのが「健康な食」推進課です。「生命力あふれた健康な食生活をサポート」をモットーに、組合員向けにライフステージ別の栄養講座の開催、カタログ、書籍、ビオサポレシピサイトなどで「食べものと食べ方」についての情報発信を行なっています。

なかでも講座は「ビオサポ子育て支援講座」「献立作成ワークショップ」「アクティブシニア講座」など、組合員の年代によって異なる興味や困りごとに寄り添うものが盛り込まれ、2013年から2022年までの9年間で延べ1万人以上の組合員が参加しました。

※生活クラブでは組合員に届ける食料品や生活用品を「消費材(しょうひざい)」と呼んでいます。利益を得ることが目的の「商品」ではないという意味を込めています
ビオサポの立ちあげにあたり、栄養学のアドバイザーとして東京家政学院大学人間栄養学部人間栄養学科教授の酒井治子先生に力添えをいただきました。酒井先生には「楽しく、かしこく ビオサポ食育BOOK」という書籍の監修もしていただき、後に同学の教科書に採用されるなど様々な形で連携を取り続けています。

また、酒井先生自身が20数年来の組合員で生活クラブの消費材や活動を高く評価していることもあり、今回の講師依頼に発展。「消費材を通した健康な食べものと食べ方という、生活クラブならではの考え方と実践を学生たちに直接伝えてほしい」というリクエストをいただきました。
 
ビオサポの活動の1つとして、ビオサポレシピサイトを紹介

組合員の悩みに寄り添い、仲間づくりの場としても機能


 
生活クラブは「Let’s!和ごはんプロジェクト」の主旨にからめ、「ビオサポ子育て支援講座」の中から「食育」と「和食」に関する内容をピックアップして伝えました。

「ビオサポ子育て支援講座」は「楽しく、かしこくビオサポ食育BOOK」をもとに作成したカリキュラムで、妊娠期から離乳期、幼児期までの子どもを持つ組合員を対象としています。

ひと言で「子育て」といっても、母親や父親が抱く疑問や悩みは、子どもの成育段階や個性によってもさまざまです。たとえば、「プレママ」と呼ばれる出産前の母親。この時期は自分自身と赤ちゃんのことを考え、ご飯やパンなどの主食をしっかりと食べて、エネルギーを摂ることが大切です。

また、子どもの離乳食に関する悩みを寄せられることもあります。その多くが、一般的な情報どおりに離乳食が進まないというものです。そのような声に対し、「離乳食は一直線のように進んでいくのではなく、行きつ戻りつしながら、少しずつ前に進んでいくもの」と講座では伝えています。

「ビオサポ子育て支援講座」をはじめ、生活クラブの講座は組合員の悩みや困りごとに寄り添い、食べものや食べ方、栄養についての根拠のある情報を伝え、楽しく解決していく場です。

また、参加した組合員が講座で得た知識や体験を家族や友人に伝え、周りの人もどんどん楽しく健康になっていく。ビオサポの講座は、仲間づくりにも役立っているとしめくくりました。
プレママ期に意識して摂りたい栄養素として、細胞の生産や再生を助けて体の発育に関わる「葉酸」を紹介しています。
 
和食ごはんの実践として、「誰にでも簡単にできる『だし』」の取り方や「炊飯器で普通のご飯と同時にお粥が炊ける」などの情報もシェアしています。

ビオサポのポリシーは「知識はきちんと、実践はおおらかに」

講座をふりかえり、登壇した猪狩裕子は次のように述べています。

「酒井先生から依頼を受けたとき、管理栄養士を目指す学生の皆さんに、ビオサポの活動を通して伝えられることがあるのではないかと思いました。たとえば、大学を卒業して管理栄養士として社会に出た時に、子育て中の食について相談されることもあると思います。そんな時、出産や子育てを経験していないと、適切なアドバイスができずに悩んだりするかもしれません。
けれど、誰にとっても食べることや食事づくりはとても大切で、そして何より楽しいことです。『知識はきちんと、実践はおおらかに』がビオサポのポリシー。食べものや食べ方、栄養に関する根拠のある情報をシェアして、組合員の困りごとに寄り添い、講座の参加者みんなで解決しています。

将来、学生の皆さんが壁に直面したとき、今日の講義を思い出して『管理栄養士と親が協力して、楽しみながら困りごとを乗り越えていければいいんだ』と思ってもらえたらうれしいです。」

講師として登壇した
生活クラブ情報企画部「健康な食推進課」 猪狩裕子
【2022年11月30日掲載】

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