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韓国で「アジア姉妹会議・代表者会議」開催


3年ぶりに一堂に会したアジアの姉妹たち

生活クラブ連合会と台湾の主婦連盟生協、韓国の幸福中心生協連合会は、1999年に姉妹提携を結んで以来、お互いの活動を学び合う交流を続けています。2021年はコロナ禍によりオンライン交流会を台湾が主催。そして2022年はついに、三か国の姉妹たちが韓国のソウルに集まって代表者会議を開催しました。

3年ぶりに韓国で実開催

アジア姉妹会議は、2019年より「代表者会議」と「交流会」を交互に開催し、代表者会議は翌年の交流会で開催されるシンポジウムの準備の場として位置づけられました。また2022年の代表者会議は、2021年の交流会で採択した共同宣言「レジリエントな社会を目指して、サステイナビリティを実践する」で宣言した食料自給や循環型社会にむけた活動を点検する場でもありました。11月10日から12日の日程で、各国から理事長、理事など6~7人、総勢30人ほどが参加して開催されました。

「アジア姉妹会議・ウェブ交流会」を開催(活動レポート/2022年1月29日掲載)

日本語版共同宣言はこちらから(PDFファイル、A4判1ページ)

テーマ①「2021共同宣言の実施の進捗状況」
生活クラブからは福住洋美さん(千葉)が、「生活クラブ2030行動宣言」の重要目標と取組方針を共同宣言の3つ課題に照らしながら紹介しました。福住さんはまた、千葉の事例報告として、「生活クラブ・虹と風のファーム」の取り組みを報告。ここでは、地域のボランティアや障がい者が参加して農作物の栽培から販売まで行ない、農地の上にはソーラーパネルが設置されています。続いて篠崎みさ子さん(神奈川)は、2030年にあるべき姿として策定した「神奈川SDGs宣言」を紹介。まちづくりとしての居住支援「旭センターケア付きシェアハウス構想」について報告しました。

韓国からはキム・キョンランさん(幸福中心東北生協 理事長)が、規格外のジャガイモの取り組み、ハンサリム生協・ドゥレ生協との共同ブランド「生協いっしょ」の開発などについて報告。台湾からは彭桂枝さん(ペン・グウェイチ主婦連盟理事主席)が、2021共同宣言を重要なガイドラインとして2022年より中期計画制定の活動をスタートさせたことなどを報告しました。
 

生活クラブの準備チーム座長を務めた福住洋美さん(右)。歓迎会で消費材のお土産を手渡し

テーマ②「ポストコロナ時代の活動」
生活クラブからは、増田和美さん(東京)と石井清美さん(埼玉)が、コロナウイルス感染症の感染者数の劇的な減少が見通せないなか、感染症対策を図りながら少しずつ再開している活動について、「F:食」「E:エネルギー」「C:ケア」のそれぞれの分野で紹介。また、石井清美さんは、労働者協同組合法の施行を追い風とするワーカーズコレクティブの運動についても報告しました。
 

ポストコロナの活動について報告する増田和美さん(右)と石井清美さん(左)

韓国からは、チョン・ソヨンさん(幸福中心高陽坡州生協 理事長)が、「おうちごはん」の需要増加に対応するひとりおよび小世帯に対応するミールキットの開発、台湾からは、林邦文さん(リン・バンウェン主婦連盟理事)が、ポストコロナ時代における自分たちの強み・弱み・機会・脅威を分析し、組合員・生産者との連携強化、外出困難な組合員に配慮した配送方法に取り組む様子を報告しました。

テーマ③「SDGs:持続可能な生産と消費に関するプロジェクトと活動」
山﨑栄子さん(北海道)が、食料自給率を高める取り組みとして国産なたね、飼料用米、子実とうもろこしについて報告を準備していたのですが、残念ながら時間の関係で報告書の共有のみとなりました。小谷里香さん(都市生活)が食文化の違いを活かす取り組みを報告するために持参した関西と関東のソース、つゆ、ポン酢の食べ比べは、なんとか実施することができ、韓国、台湾の参加者は大いに盛り上がりました。


関西と関東の味の違いを説明する小谷里香さん

実開催ならではの視察や意見交換

最終日には、幸福中心生協の店舗、地域の社会的企業が経営するリサイクルショップなどを視察しました。訪韓を終えて石井清美さんは、「国が違っていてもより良い生活、環境、社会を作っていこうという想いは同じと感じました」と感想を語りました。「特に、コロナ禍で一様に苦労した様子があり、その中でできる活動をすすめている点は共感できました」と石井さん。福住洋美さんは、「今回の充実ポイントの一番は試食」と言います。「台湾から提供された乳酸菌の粉末は、高齢者向けに開発したそうです。生活クラブでも参考になると思いました」。また、「やはりリアル開催は意見交換が盛り上がる!」と3年ぶりの実開催を喜びました。
2023年のアジア姉妹会議は、11月9日から12日、東京で開催します。
 

ソウル市内を視察
【2023年2月15日掲載】

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