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生協の食材宅配【生活クラブ】
国産、無添加、減農薬、
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「牛乳応援基金」がスタート




 
生活クラブで長年愛されているパスチャライズド牛乳。その原料となる新鮮な生乳をつくっている千葉・栃木・長野県の提携酪農家は、いま危機的な状況にあります。今後もパスチャライズド牛乳を飲み続けられるよう、生活クラブでは4月1回より「牛乳応援基金」をスタート。1品目あたり2円をプラスして集め、定期的に酪農家へ届けます。

生活クラブでは、牛乳・鶏卵・米・畜肉・農産物をビジョンフードと呼びます。これらが安定して生産され続けるには、食べる人、つくる人がともに食の未来を見通すビジョンが必要。ビジョンフードをおおぜいで食べることで、国内自給力の向上や生態系を守り、食の安全性を追求し、次世代の子どもたちが安心して健康に暮らしていく社会をめざします。

飼料などの高騰やコロナ禍が重なり窮状が続く酪農の現状

飼料などの高騰により、畜産農家の中でも酪農家が特に危機的な状況にあります。牛は穀物を配合した飼料のほか、粗飼料と呼ばれる牧草などを食べて育ちます。配合飼料は急な値上げに備えた補填制度がありますが、粗飼料には補填がないため、酪農家の負担が大きくなっています。また、酪農家は乳牛から生まれた雄の子牛を肉牛用に販売し経営を維持してきました。しかし、価格の高止まりで牛肉の需要が減り、子牛の価格が暴落しています。さらに、コロナ禍で牛乳の需要が減ったことも、酪農家の経営を悪化させる要因につながりました。こうした状況のなかで酪農家はこれまでにないほどの苦境に立たされています。

酪農家の経営悪化の主な要因

※出典:(一社)中央酪農会議「酪農経営の早期改善に向けて」
※飼料価格は配合飼料価格と粗飼料価格の平均値
※水道光熱費は令和2年度と令和3年度の比較

生活クラブの「牛乳応援基金」


生活クラブでは毎年、提携する3つの酪農団体に一年間で消費する生乳の量を提示することで「飲む約束」をし、酪農家はその量を目安に生産しています。遺伝子組み換えの混入を防ぐため分別した飼料や国産の飼料を使うなど、生活クラブの基準に沿った生乳の生産は、一般よりもコストがかかるため、生乳の価格に費用を加算し支えてきました。しかし、これだけでは酪農家の負担をカバーしきれず、今後も生産コストが下がる見通しは立っていません。このような厳しい状況のなかで、利用を通じて生活クラブの牛乳の生産を未来へつなぐために「牛乳応援基金」を設立します(4月1回注文分から)。基金は、経営的困難に直面している酪農家の生産費の補填などに、牛乳の提携生産者の新生酪農を通して定期的に寄付します。

ひとりひとりの利用の力で安心できる牛乳を未来につなぐ

生活クラブと提携する酪農団体のひとつ、那須箒根酪農業協同組合の印南智久さんは次のように語ります。
「昨年の4月末から10月末の半年間で、国内の酪農家は約400戸減りました。このままでは生活していけないという声も多いので、このたびの基金は酪農家の生活を守るために活用したいと考えています。組合員の皆さんに負担をかけるのは心苦しいですが、これまで以上の利用をぜひお願いします。」

生活クラブの牛乳は、組合員が酪農家と提携することで実現した、安心とおいしさが特徴です。一度生産を止めたら、同じ品質・価格のものを再開するために長い年月がかかります。これからも飲み続けられるよう、みんなで利用していきましょう。
 

那須箒根酪農業協同組合
印南 智久さん

牛乳応援基金の対象となる品目

1品目につき一律2円を基金とし、共同購入価格にプラスして集めます
※以下4品目とデポー取扱の「パスチャライズド牛乳500ml紙パック」の計5品目が対象です

提携酪農家とつくりあげた、安心とおいしさ
72℃ 15秒間殺菌のパスチャライズド牛乳

提携する酪農家と牛乳工場を設立し、生活クラブ独自の厳しい基準に沿った生乳を72℃15秒間殺菌しています。生乳本来のさらりとした甘みが感じられる牛乳は、
組合員の手元に届くまでの過程がきちんと分かります。

★生活クラブ食べるカタログ 2023年3月5回(13週)より転載しました。
 
【2023年3月13日掲載】

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