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生協の食材宅配【生活クラブ】
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プラスチックごみを減らすにはどうしたらいいのかな?




カフェやコンビニなどでも、プラスチック製のストローやスプーン類の取り扱いを中止するお店が増えています。なぜプラスチックごみを減らさないといけないのか、どうやって減らせばいいのかなど、生活クラブの取組みを見ながら一緒に考えてみましょう。

私たちの暮らしのなかで容器包装ごみを減らすことが大切

私たちの暮らしに欠かせないプラスチックには、使った後の過程でいくつかの課題があります。たとえば、プラスチックは原油からつくられており、燃やすと温室効果ガス(CO2など)が排出され、気候危機の一因になっています。日本では、プラスチックごみの約70%が焼却されており、原材料としてリサイクルされているものは約25%しかありません。さらに、きちんと回収されなかったプラスチックごみが海へ流れ着き、海洋汚染の一因にもなっています。日本のプラスチックごみの40%以上が容器包装といわれているため、それらに使うプラスチックを減らすことが大切です。
※ 燃やしてからエネルギー源としてリサイクルされているものを含む
 

出典: 一般社団法人プラスチック資源利用教会「プラスチックの基礎知識2022」(左)、環境省「海洋ごみをめぐる最近の動向」(右)

「3R」を基本にすすめる生活クラブのプラスチック削減

生活クラブでは、Reduce(減らす)、Reuse(再使用する)、Recycle(再生利用する)という考えのもと、ごみの削減をすすめてきました。1994年からは牛乳や調味料などの容器の一部に、洗って繰り返し使えるリユースびんを採用しています。牛乳のキャップなども回収し、消費材の「キャップ再生ゴミ袋」にリサイクル。プラスチック包装の消費材については、包装をコンパクトにしたり、原料を再生プラスチックや植物由来のものに切り替えたり、できる限り使用量を減らしています。2021年度には、98品目の消費材で容器包装のプラスチックを削減しました。

毎日の暮らしのなかで少しずつ積み重ねることが大切!

2022年には、新しい試みも始まりました。生活クラブのお店「デポー」を利用する組合員の「より環境によいお店にしたい」との思いから、3店舗で液体せっけん類を量り売りするモデル取組みを実施しています。こうしたプラスチック削減などの取組みを通じ、生活クラブでは2030年までにCO2排出量を45%削減することをめざしています。この目標を実現するためには、みんなの日々のアクションが欠かせません。びん容器の調味料を使ってみたり、トレーのないお惣菜を選んだり、毎日の暮らしのなかでできることから始めてみませんか?
※ デポーは生活クラブのお店です。東京、神奈川、埼玉、千葉に計44店舗あります。

モデル取組みは東京都の「デポー石神井」、神奈川県の「つなしまデポー」「ちがさきデポー」の3店舗で実施。
容器包装ごみを減らし、資源を循環できる社会をめざします
環境負荷を減らすために、調味料やジュースなどの容器を数種類のリユースびんに統一し、回収して再使用しています。こうした取組みを「グリーンシステム」としてすすめています。

★生活クラブ食べるカタログ 2023年7月1回(27週)より転載しました。
【2023年6月19日掲載】

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