ビジョンフードの「いま」 大切に育てられた豚を無駄なく食べきるために
8月2回配達分から、冷凍切り落とし大容量規格の3品目を新たに取り組みます。
この3品目は、豚肉の冷凍在庫が過剰になっていることへの対策として生まれたものです。このような取組みをすることになった理由について、一緒に考えてみませんか。
*この記事で紹介する豚肉(平牧三元豚)と豚肉加工品は、北海道と関西を除く生活クラブがお届けしている消費材企画です。
生活クラブでは「日本の米育ち平田牧場三元豚」を丸ごと食べます
生活クラブと平田牧場は提携をはじめた当初より、品種をはじめ飼料や育て方を指定して大切に育てられた豚肉を無駄なく食べる工夫をしてきました。それが「一頭買い」です。一頭の豚からとれるさまざまな部位をバランスよく食べられるように、加工肉を製造する平牧工房とともに、余りがちな部位を活用しています。豚は部位ごとにとれる肉の量が決まっています。バランスよく食べることで豚肉の生産や価格の安定につながりますが、近年、そのバランスを保つことが難しくなってきたため、新たな対策が必要になりました。
一頭まるごとバランスよく食べるために「冷凍切り落とし」の3品目をつくりました
2020年度以降、コロナ禍の影響により豚肉の利用が急増し、とりわけバラ肉の利用が伸びました。その結果、ロース・肩ロースなどの部位を中心とした冷凍在庫が適正量の2倍ほどに増加、保管料など生産者の負担が増えています。この在庫をできるだけ早く食べきるため、組合員の代表と生産者が議論を重ね、多くの組合員が利用しやすい価格と容量を考案。
さまざまな部位が使用できる「冷凍切り落とし」の大容量パックと、部位指定の2品目を新たにつくることにしました。なお、この3品目は冷凍在庫がなくなり次第、取組みを終了する予定です。
さまざまな部位が使用できる「冷凍切り落とし」の大容量パックと、部位指定の2品目を新たにつくることにしました。なお、この3品目は冷凍在庫がなくなり次第、取組みを終了する予定です。
「豚肉ひき肉」や豚加工肉の利用もかたよりの解消につながります
生活クラブの「日本の米育ち三元豚」は、飼料に遺伝子組み換えの混入を防ぐため分別したトウモロコシや国産の飼料用米などを与え、丁寧に育てられた豚の肉です。この貴重な豚肉を、これからも生産者が安心して生産できるようにするためには、さまざまな部位をかたよりなく食べることが大切です。さまざまな部位が入った「切り落とし」と同様に、「豚肉ひき肉」や、より手軽に食べられるソーセージやハムなどの豚加工肉の利用も有効です。「ビオサポレシピ」には豚肉を使ったレシピが600件以上。普段はあまり食べ慣れない部位の新たな味わいに出合える楽しみも生まれます。ぜひこの機会に利用してみてください。
生活クラブのレシピサイト「ビオサポレシピ」には、毎日の献立のヒントとなるレシピが6,000以上!さまざまなレシピを紹介しています。ぜひお気に入りを見つけてください。
食料主権の考え方を基軸とした、国内生産の追求と公正な調達を行ないます
豚肉や牛肉などの一次産品をつくり、食べ続けていけるよう、提携生産者が抱える課題をともに解決しながら、国内自給力のアップをめざします。
豚肉や牛肉などの一次産品をつくり、食べ続けていけるよう、提携生産者が抱える課題をともに解決しながら、国内自給力のアップをめざします。
★生活クラブ食べるカタログ 2023年8月2回(32週)より転載しました。
【2023年7月24日掲載】