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みんなの声をカタチにしました。 提携産地のお米やわかめを使った「冷凍おにぎり」を組合員が開発!


 
生活クラブは、組合員が主体となって消費材開発に取り組んでいます。
生活クラブ東京では、子育て世代が利用したくなるようなお米を使った消費材の開発を、約2年かけて進めてきました。
そして、提携産地のお米やわかめを使った冷凍おにぎりが、ついに食べるカタログ2023年9月3回号(38週)からデビューします。

わたしたち組合員が求めるものを、自分たちの手でつくる

生活クラブは、国内自給力の向上をめざし、国産の原材料を使い国内での生産を基本とした消費材の開発や利用を進めてきました。現在は、各地域の生活クラブが主体となって組合員の声を集め、くらしの課題を解決する消費材づくりをしています。2021年7月には、生活クラブ東京の組合員が中心となり、お米を使った新たな消費材開発をスタート。近年のお米の消費量減少に歯止めをかけ、お米の持続可能な生産と消費を続けるために自分たちが求めるものをゼロから考えました。メンバーには30 ~40代の子育て世代の組合員に加え、2022年度からは都内4ブロックの生活クラブ組織の理事も参加し、プロジェクトは進みました。

 

生活クラブのお米「那須山麓米」を使った「冷凍おにぎり」を開発!

「多くの組合員に長く愛されるものとは?」メンバーは、市場調査や組合員に対するアンケートなどを実施し、徹底的に話しあいました。その結果、おやつやお弁当に使いやすい「冷凍おにぎり」の開発を決定。原料のお米には、生活クラブ東京と同じ関東圏で長年提携をしている、栃木県の生産者「JAなすの・どではら会」がつくる那須山麓米を使うことにしました。

当初、おにぎりの形は小さくて持ちやすい俵型を検討しましたが、那須山麓米を使った俵型の製造には新たな設備が必要なことが判明。那須山麓米を指定できない工場でなら俵型は可能でした。指定のお米とおにぎりの形、どちらを優先すべきか…。メンバーは、本当に自分たちが求めるものは何かをあらためて話しあいました。そして、俵型の形状には固執せず、安心して食べられる那須山麓米を使うことで意見が一致。形は子どもでも食べやすい小さな三角形になりました。

冷凍おにぎりを食べて、生産者を応援!
 

人と人の思いを“むすぶ”「こむすびちゃん」が完成

こうして完成した冷凍おにぎりは、組合員と生産者、人と人を“むすぶ”という意味を込めて「こむすびちゃん」という名称に決定しました。プロジェクトに初参加した藤村百合さん(多摩きた生活クラブ)は次のように話しました。
「組合員の声をカタチにするために、頑張ってくれる生産者の方の存在を心強く感じました。そして、組合員が利用することが生産者を支えることにつながるのだとあらためて学べました。今回のこむすびちゃんには、お米の消費量減少という課題を解決したいという強い思いがあります。生活クラブ東京とかかわりの深い那須山麓米を使うことができたのはうれしいです。ぜひ、みなさんに食べてもらいたいですね」

 
多摩きた生活クラブ・藤村 百合さん
生活クラブでは今後も、組合員が主体となった消費材開発を進めていきます。

 生産者より 

組合員のみなさんと直接意見を交わしながらつくりあげた消費材です。ミニサイズのおにぎりなので、お子さんのおやつやお弁当にはもちろん、大人でもちょっと小腹が空いたときや夜食などにおすすめです!
 

全国農協食品株式会社 中山 幹豊(みきと)さん
★生活クラブ食べるカタログ 2023年9月3回(38週)より転載しました。

【2023年9月4日掲載】

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