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生協の食材宅配【生活クラブ】
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「東日本大震災 被災地視察(宮城コース)」に参加

伝承館のメッセージボード 「12年経っても、心の内を話せない方が多くいらっしゃいます。そのこともどうか知ってください」
 
9月1日~2日に東日本大震災の被災地である宮城県を生活クラブ生協の組合員リーダー8名が視察しました。東日本大震災から今年で12年。被災地の見た目は変わりつつありますが、被災した方々の心境はどのように変化しているのでしょう。

今も訪れる人が後を絶たない震災遺構 大川小学校

2011年3月11日、多くの児童と教員が津波の犠牲となった大川小学校と伝承館を視察しました。震災が起こってから津波に遭遇するまでの様子、また犠牲となった児童の遺族が起こした宮城県と石巻市を相手取った裁判では、当日の判断だけではない要因があったことも展示パネルから知ることができました。
・現場での判断の難しさを八木さんに教えていただきました。伝承館に掲示されていた「亡くなったのは生徒だけではありません。先生も住民も忘れないでください」のメッセージにハッとしました。(生活クラブ都市生活 藤原あゆみさんの感想抜粋)

・地震の後の片付けよりまずは高台に逃げることが何より大切。命より大切なものなど他にはないです。自分は大丈夫と思う気持ちを払拭するようにしていきたいです。(多摩南生活クラブ 佐藤公子さんの感想抜粋)
震災遺構 大川小学校
伝承館で熱心に展示を見る組合員リーダーの皆さん
石巻市震災遺構のウェブサイト(大川小学校のページ)
https://www.ishinomakiikou.net/okawa/

冊子「小さな命の意味を考える」​​(第1集,第2集がPDFファイルでDLできます)
https://smart-supply.org/store/chiisanainochi

売るだけじゃない。まちの人と元気になる

「一般社団法人 コミュニティスペースうみねこ」の八木純子代表からは、東日本大震災からの活動についてお話頂きました。

八木さんは保育園を退職後、学習塾に関わっていましたが8年目の年に東日本大震災が起きました。震災から1か月が経ち、避難所でお母さんたちが子どもの泣き声で罵声を浴びせられていたという情報を得たそうです。そこで八木さんは学習塾の子どもたちと一緒に子守りや絵本の配布、プレイパークを作るなどの活動を行ないました。

震災当初、全国からたくさんの支援や物資が寄せられました。しかし「働いてお金を得て、ほしいもの、必要なものを得るという当たり前の日常をできるだけ早く戻すことが大事」と思ったそうです。避難所や仮設住宅では不安や孤独と隣り合わせ。まずは気持ちの安定を第一に考えて、生きがいと仕事づくりから、女川町を応援する方々により届けられたTシャツの余りを端切れにして布草履が誕生しました。

他にも人と人をつなげて仕事を作るコラボレーションでの活動も意識しており、取組み品「唐辛子味噌」のパッケージは関東の生徒さんが考案したデザインです。知名度が倍になることを目的としているそうです。

八木代表は今後の課題として「助成金はいつか無くなる。生産性があるものじゃないと続かない。無いもの、誰もやらないものを作る」と意気込んでいました。

・「それぞれが主人公になれる場所を作りたい」うみねこ代表の八木純子さんの言葉が印象に残りました。(生活クラブふくしま 加藤純子さんの感想抜粋)

*関東の生徒さんが考案したうみねこの取組み品「唐辛子味噌」のデザインを見せて頂いた。

コミュニティスペースうみねこ
https://www.onagawa-umineko.com/


*関東の学生さんとのコラボ商品唐辛子味噌について
https://www.onagawa-umineko.com/futaba1

人が元気になれば地域が元気になる、その起点となる場所をめざす

八木さんの活動は留まるところを知りません。2022年6月にお買いもの処「とまと」を立ち上げ、同年11月には惣菜屋をオープンしました。新型コロナウイルスの影響で仕事を失った方が多く、他にもSDGsを考慮して規格外や半端物など少なくしたい、地域の集まる場所をつくりたい、との想いもありオープンしたそうです。惣菜屋は、地元公共機関では難しい子ども食堂にも活用しています。
惣菜屋「はんじろう」
 
クラウドファンディングを実施した団体・個人名が貼られたボード。

我々も弱い人間の一人、しかし弱い立場の人を支援することで自分たちも元気になる

生活クラブの魚肉練り製品等の生産者である「株式会社 高橋徳治商店」の高橋英雄社長からは、3.11の震災で神社に約180名が避難した時の話を伺いました。山の上の神社のため支援が来ない中、女性たちが世話役の高橋社長に赤ん坊や病気の人、高齢者、障がい者など弱い立場の人たちのサポートについて相談し始めました。やがて心のサポートもするようになり、高橋社長は「これってすごいこと。自分たちも苦しく大変な立場なのに、手伝いや伴走をすることで女性たちも元気になっていった」と避難場所での体験を話していました。

また高橋社長は「これは生協の活動や、会社の組織でもできたら良い。何が大切か彼女たちは知っていた」と話していました。
 

高橋徳治商店にて。高橋社長から貴重な話を伺う。

組合員が元気になることを

高橋社長は他にも「被災エリア全体を少し引いてみると大学の先生は『日本の課題の先進地』と呼んでいる」「少子化、貧困、育児放棄、不登校など日本の課題が凝縮されている」と話していました。

また「福島の街の見た目はきれいになったが、思いを心の奥に畳んでしまっている人がいっぱいいる。福島に関わる人が言うには原発事故に対する根強い不安と根強い反感がある」と話していました。

見学した練り製品工場では出来立ての「おとうふ揚げ」と「ネギちりめん揚げ」を美味しく頂きました。また2018年3月12日に建設された、同じ敷地内にある野菜果物加工場は、震災後に心に傷を負った若者の就労支援のために誕生しました。建物はすべて木造で、南三陸の間伐材を使用しており、温かみを感じる空間でした。建物内には絵画が飾られ、仕事内容については誤解のないようにイラストで描かれているなどの工夫が見られました。7名のうち3名が正社員となり、他にもめざす方向が見つかり、他業種に就職した若者を含めると25名の就労に成功しています。
練り製品の工場で工場内の説明を受ける。
2018年に誕生した野菜果物加工場では仕事内容は説明で誤解がないようにイラストにしている。

視察を終えて

・人と人のつながりがあって、そのつながりから仕事ができる。被災地が人らしく生きていくことを取り戻そうと奮闘している、と思いました。(生活クラブ埼玉 石井清美さんの感想抜粋)

・五感で現地を感じ、自分の経験に深みを持たせることが出来ました。宮城県を語れる組合員の第一歩をふみ出すきっかけになりました。(生活クラブ群馬 平林恵美さんの感想抜粋)

・沢山の筏が浮かぶ風光明媚な海に面していても、全く違う考え方でインフラ整備が行なわれ、地域による復興のあり様の違いを肌で感じました。(生活クラブ青森 廣田和香さんの感想抜粋)

・学んだことをおおぜいの組合員に伝え、何ができるか考え続け行動できる仲間を増やしていきたいです。(生活クラブ千葉 田端知江さんの感想抜粋)

・うみねこの八木さんや高橋徳治商店の高橋社長、阿部商店の阿部さんたちのお話を聞いて、震災直後からそれぞれが「今できること」を続けてきた、東北人の強さと心意気を感じた。(生活クラブ茨城 馬場香菜子さんの感想抜粋)


東日本大震災の被災地である宮城県で、被災地の状況、被災した提携生産者、被災後に組合員との交流や物品の取組みを行なっている団体から現在の状況を聞くことができました。生活クラブ生協は引き続き、被災した提携生産者の品物の共同購入や被災後に交流を行なっている団体の物販活動に協力し、また12年経った今、今後どのようなことができるか検討し、被災地を忘れないためにも今後の活動に活かしていきます。
【2023年9月26日掲載】

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