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生協の食材宅配【生活クラブ】
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生活クラブのトマトケチャップは原料から違うんだって?




生活クラブの組合員からもっとも多く利用されている「トマトケチャップ」。実は生活クラブならではの価値が詰まった消費材です。
一体どんなケチャップなのか、一緒に見てみましょう。

希少な「国産」の加工用トマトを使った消費材

「トマトケチャップ」は、ひとビンに国産トマト約1kg分を使ったピューレに、玉ねぎ、砂糖などの調味料と香辛料を加えたシンプルな消費材です。水を一切加えていないので、トマトそのものの旨みが感じられると組合員からも人気です。

大きな特徴は、国産の加工用と生食用トマトを使用していること。かつては日本でも加工用トマトの栽培が盛んでした。しかし、1989年に加工原料の輸入自由化で安価な原料が入ってくると、国内での生産量は減っていきました。
 

熟した状態で収穫される、身が詰まった加工用トマト

国産原料のきびしい状況を食い止めるために

国産加工用トマトの生産量が減っている背景には、生産者の高齢化や人手不足による作付け面積の減少などが挙げられます。また、夏の暑い時期に収穫を迎えるため、台風の被害を受けやすいという弱点もあります。

2019年度には産地の異常気象により国産の原料が足りず、一時的に海外産原料をブレンドして製造したことも。そんなきびしい状況のなか、「トマトケチャップ」の提携生産者・コーミ(愛知県)はさらに国内の産地を広げ、野菜の提携産地・丸エビ倶楽部(茨城県)でも加工用トマトの栽培を始めるなど、国産の原料を守る取組みを行なっています。
※資料:農林水産省「作物統計調査」「加工原料用トマト関係資料」より作成
 

真夏に地に這うようにして育つ加工用トマトを収穫するのは大変な作業です

おおぜいの力でトマトケチャップを作り、食べ続ける


より安定した加工用トマトの生産をめざし、生活クラブは2020年に丸エビ倶楽部、コーミ、ピューレ加工などを担う日本デルモンテと業務連携協定を結び、お互いの力を活かして協力し合うことになりました(下図)。また、組合員と産地、提携生産者で「加工用トマト振興協議会」も設置。毎年の加工用トマトの作柄や生産量、今後の方針について話しあうなど、組合員が原料生産の段階からかかわるようになっています。
このように、おおぜいの力で作られている国産原料の「トマトケチャップ」。日々の料理でおいしく使っていくことが、国産加工用トマトの生産を続ける支えにつながっています。
 

トマトケチャップの持続可能な生産と消費をめざして

【生産者】コーミ株式会社  田中 美千雄さん

一番大切なのは、組合員に食べてもらうこと
国産の加工用トマトが減少するなか、私たちは生活クラブなどを通じ産地を広げてきました。現状の産地は北海道から岡山県まで16道県にわたります。
業務連携協定で生産の状況を情報共有し、課題への対応を話し合えるようになりました。また、社員が丸エビ倶楽部で研修し、栽培指導の技術も高めています。こうした取組みは、組合員のみなさんにトマトケチャップを食べてもらってこそ。国産で作り続けることは簡単ではありませんが、背景まで知って食べてもらえるとうれしいです。
 

【組合員】生活クラブ東京 豊崎 千津美さん

唯一無二のケチャップ!その価値をもっと伝えたい
生活クラブのトマトケチャップは、ほかのケチャップを食べたときにその味の違いに驚かされます。私たち組合員の思いに応え、不要な食品添加物を使わずに作ってくれた生産者のおかげで、唯一無二の消費材となりました。
一方で、加工用トマト振興協議会を通じ、そのきびしい原料事情も目の当たりにしています。今後、生産者と組合員がともに課題解決について考える場がさらに必要になるでしょう。そのためにもトマトケチャップの価値を知り、共感してくれる組合員を増やしていきたいです。

食料主権の考え方を基本に、生産者とともに国産自給力アップをめざします
生活クラブでは、野菜などの一次産品をつくり、食べ続けていけるよう、提携生産者が抱える課題をともに解決しながら、国内自給力アップをめざします。

★生活クラブ食べるカタログ 2024年2月2回(07週)より転載しました。
 
【2024年1月29日掲載】

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