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生協の食材宅配【生活クラブ】
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生活クラブの鶏卵ってどんなたまごなの?




毎日の食卓に欠かせないたまご。でも、その親鶏がどのようなルーツを持ち、どう育てられているのかなど、わからないことも多いのではないでしょうか。今回は生活クラブのたまごと、たまごを生産するための取組みを紹介します。

国内で種から自給できる「純国産鶏種」のたまご

たまごは国内での自給率が高い食べ物ですが、実はたまごを産む親鶏のルーツは外国産がほとんどです。外国産の種は海外企業が独占しているため、定期的に輸入しなければならず、輸入が途絶えるとたまごが生産できなくなる可能性もあります。

生活クラブでは、国内で種の生産や改良ができ、日本の風土に適した純国産鶏種の「もみじ」と「さくら」を採用。提携生産者のもとで健康に育て、飼料には遺伝子組み換えの混入を防ぐため分別したトウモロコシや大豆かす、国産の飼料用米などを配合したものをあたえています。産まれたたまごも賞味期限はもちろん採卵日までわかり、鮮度のよさを確認できます。※1
※1 ㈱生活クラブたまごは紙パック上面の表記でそれ以外の生産者は鶏卵の配達カードで確認できます。

日本で生まれ育った純国産鶏種のたまごは、国産たまごの中でもたった4%。大半は世界的な大企業が育種した外国産鶏種です。
出典:後藤孵卵場「日本の農業と歩む」より作成

安定供給をめざしてすすむ猛暑と防疫の対策、生産者同士の協力

近年、たまごを取り巻く状況はきびしさを増しています。その理由の一つが、気候危機による気温の上昇。暑さに弱い鶏にとって夏の猛暑は大敵です。2023年は高温が続いて鶏の食欲が落ち、産卵数が減ったり、たまごのサイズが小さくなったりしました。また鳥インフルエンザの流行などもたまごの安定供給に影響をあたえています。

たまごの提携生産者たちはこうした課題に対応しようと、夏場は農場内や鶏舎の屋根などに水まきをし、鶏舎内でミストを噴霧するなどの暑さ対策をしています。また、鶏舎の消毒など防疫対策も強化。さらに各地の提携生産者同士で情報を共有し、万一の場合にはたまごの委託生産ができる体制をつくり、助けあっています。
 

子実トウモロコシなど国産飼料づくりに挑戦

もう一つの大きな課題が、輸入飼料の価格の高騰です。鶏の飼料はトウモロコシなど輸入に頼るものが多く、たまごの生産コストの上昇にもつながっています。

こうした状況の中、生活クラブでは「国産の飼料づくり」にチャレンジしてきました。お米の提携生産者と協力し、親鶏にあたえる飼料に国産の飼料用米を20~40%配合。※2 また、栃木県の生産者たちの集まり「まるごと栃木生活クラブ提携産地協議会」とともに子実トウモロコシ※ 3 も生産し、自給できる飼料を増やそうとしています。組合員のもとにたまごを届け続けるため、これからもさまざまな取組みや挑戦をしていきます。
※2 一部の生産者を除く。
※3 トウモロコシの外皮や芯を取り除き、栄養価の高い実の部分だけを収穫し乾燥させたもの。


栃木県で行なわれた子実トウモロコシの収穫

たまごを予約して食べよう!


 
よやくらぶは、自分で予約して選んだ消費材が定期的にとどくしくみです。たまごは予約するとおトクに!また、消費材をつくる提携生産者たちの応援にもなります。

国内で自給できる種の維持と開発を追求します
親鶏の「純国産鶏種」の生産と拡大に取り組み、輸入に頼らない種の自給にチャレンジしています。国内で種の自給が可能になると、日本の気候風土にあった鶏種に改良しやすくなります。

★生活クラブ食べるカタログ 2024年3月3回(12週)より転載しました。
 
【2024年3月4日掲載】

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