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生協の食材宅配【生活クラブ】
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提携から約半世紀 産地と組合員で未来を拓く 地域の暮らしと生業、消費材を次世代に! 紀伊半島地域協議会



2023年6月の「夢都里路くらぶ」の梅の収穫

奈良県・和歌山県・三重県にまたがる紀伊半島は果樹栽培や林業が盛んな地域。しかし現在、少子高齢化や気候危機による生産量の減少や、林業の衰退で地域産業の基盤は危機的な状況です。これを打開するため、生活クラブと提携生産者、さらに地域内の生産者どうしが連携、2017年に紀伊半島地域協議会(以下、協議会)を設立し、活動を進めています。

めざすのは、地域資源を活用し、食料、エネルギー、福祉の自給圏を紀伊半島につくること

設立後、はじめに手がけたのは「みかん産地の再構築」で、従来の生産者の垣根を越えて「(株)紀伊半島エリア再生産組織(KARP)」を設立しました。その後、地域で協議会に参加する新しい仲間を増やし、現在12の生産者組織が参加。県や自治体との協力や、地元の農業協同組合との地域協定を進めるなど、地域ぐるみの連携の輪を広げています。2022年には環境省ローカルSDGs実践企業等登録制度に登録されました。

※ ローカルSDGs(地域循環共生圏)
それぞれの地域が持つ資源などを生かして、自立した持続可能な社会をつくる考え方と、これに基づいた実践のこと

 

(有)王隠堂農園の王隠堂誠海さん[左]、王隠堂正悟哉(まさや)さん[右]。紀伊半島地域協議会の中心メンバーです

<参加して知る>協議会メンバーとして生活クラブも活動

生活クラブとしても提携産地を応援するしくみ、「夢都里路(ゆとりろ)くらぶ」の援農や体験ツアーを重ねています。また今年3月には、地域資源の活用を考える「森林フォーラム」を開催し、先進事例の共有を幅広く図りました。さらに2024年度からは愛知、都市生活(兵庫県)の2つの生活クラブが新たに協議会に参加、交流や体験を深めます。
 


夢都里路くらぶ[奈良県]2023年6月
たっぷり梅採り、ゆったり梅酒づくり

丸一日、大きな梅畑での梅の収穫を体験。湿度、気温ともに高い中、上を向いての作業で、「最後の1時間くらいは本当にきつく、生産現場の大変さを体感した」との声も。参加者全員のチームワークで1人100kg収穫というノルマも達成する事ができました。

 

急こう配の畑も多く、脚立を使っての収穫に


夢都里路くらぶ[奈良県・和歌山県]2022年6月
ちょっと来て見てみ、紀伊半島 梅・森・みかん

植林した山は管理を続けないと災害も引き起こすことを目の当たりにし、林業の重要性を痛感。吉野杉を酒樽として活用する事例を聞き、材木を活用し、林業が持続できるしくみづくりが重要と学びました。
 

 

山林を訪れ、間伐や木材を運び出しを視察

<食べて知る>紀伊半島から生まれる消費材

協議会の生産者どうしの連携により生み出される消費材の一部を紹介します。



梅、柿、みかん、 紀伊半島の果実の恵み

協議会の生産者組織の梅、柿、みかんでつくった梅ぼし120g、干し柿ゼリー、冷凍みかん、梅ドリンク(濃縮タイプ)のセット。みかんはKARPの生果を冷凍加工。





原料は梅、しそ、真塩。昔ながらの梅ぼし
梅は協議会に参加する奈良、三重、和歌山の三県の生産者組織のもの。しそも作り手が明確な国産品です。王隠堂農園でも赤しそを栽培し、極力農薬に頼らず、雑草取りも手作業で行なっています。

 

王隠堂農園での赤しそ栽培


奈良県産の酒米で醸し、吉野杉の木樽で仕上げ
酒米は奈良県産の「吟のさと」。酸のしっかりとした力強い酒を、吉野杉の樽に約1週間貯蔵。酒米も杉も、顔の見える地域のつながりの中で育まれたものです。

 

熟田を視る杜氏の橋本晃明さん

今後の紀伊半島地域協議会の活動の予定

生活クラブと生産者とのさらなる交流や、木材を活用した地域エネルギーの検討、若い人材の育成・新しい機材を導入したスマート農業の実践などを予定しています。
下草刈りの様子。平坦な畑では写真のような機械を使い、作業の効率化を図っています
 
地域の人々とすすめる持続可能な社会づくり
生活クラブの主要な提携産地である庄内(山形)、栃木、長野、紀伊半島で、都市部と地方をつなぐローカルSDGsの取組みを通じ、さまざまな団体や行政、他セクター間との連携をすすめていきます。

★生活クラブ食べるカタログ 2024年6月4回(26週)より転載しました。
【2024年6月10日掲載】

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