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生協の食材宅配【生活クラブ】
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共同開発米は米づくりの環境を次世代につなぐ「バトン」




日本の米の生産現場では、農家が減り続け、同時に高齢化が進んでいます。生活クラブは国内自給力アップをめざすなかで、提携生産者とともに持続可能な米づくりに挑戦してきました。水田を守り、産地の自然豊かな環境を次世代につないでいくために、「共同開発米」がどんな役割を果たしているのか一緒に考えてみましょう。

「共同開発米」を食べることが環境を守ることにもつながる

生活クラブでは、組合員と生産者で本当に食べたいお米や農法、また、どうやったら産地でつくり続けていけるかなど、価格まで話しあいながら決めた「共同開発米」をつくっています。

この取組みは、山形県庄内地方の生産者との提携から始まりました。現在では長野、栃木、宮城を含めた4つの産地に拡大、各産地で環境にやさしい農法が広まることで、地域の自然環境が守られています。

近年は気候危機の影響から、降雪が減ることによる水不足や猛暑による病害虫の増加などが懸念されています。生産者はこのような環境の変化にも対応し、暑さに強い品種を試験的に作付けする、害虫の防除に力を入れるなどの挑戦を続けています。

きれいな水を守り、プラスチック削減もめざす


 
なかでも、「庄内遊YOU米」の生産者「JA庄内みどり/遊佐町共同開発米部会」は、1970年代からせっけんの使用をすすめる運動を続けるなど、水をできるだけ汚さず水田に還元していく取組みをすすめています。

「マイクロプラスチック問題」への対策もそのひとつです。日本の米づくりの現場では、表面をプラスチックで覆った被覆肥料が広く使われてきました。この肥料は成分の溶け出す量が調節できるという利点がある一方で、空き殻が水田の排水溝から川などに流出し、海洋環境の悪化等を引き起こしていることが近年指摘されています。
庄内の生産者は、このことが問題視される前から、材質の変更を試み、自然界分解が可能な、植物由来のプラスチック被膜で覆われた肥料を使用してきました。しかし、分解されない部分が残ってしまうため、現在ではプラスチック被膜のない、より環境にやさしい肥料での米づくりをめざして実験を始めています。
新たなステップとして、生活クラブではプラスチックの削減に向けて、消費材の包材の材質を変更し薄くするなどの改善をすすめています。7月製造分より順次、米袋が変更される予定で、すべての米袋が変更された場合、従来品と比べ約12%のプラスチック削減につながる見込みです。

「共同開発米」は産地の自然を守り、よりサステイナブルな生産環境へと導く役割を果たしています。米づくりの環境を次世代につないでいくためにも、「おおぜいの食べる力」で食べ支えていきましょう。

こまめに田んぼの雑草を刈り、稲の病気や害虫の被害を防いでいます

自然環境を守る水田の役割と各産地の取組み

水田は天然のダムとして一時的に水を貯め、洪水や土砂崩れを防いだり、多様な生き物を育み、産地の景観を維持するなど、さまざま環境保全を担っています。そのため、各提携産地では水田を守るための活動も行なっています。

水田の役割

各産地の取組み

<山形県遊佐町>
庄内遊YOU米

環境に配慮したアイガモロボ活用や新たな肥料への挑戦。
 
<栃木県那須塩原市>
那須山麓米

生活クラブの組合員との田植え交流会や田んぼの生き物の調査の実施。
 
<長野県伊那市・宮田村>
上伊那アルプス米

水田以外にも周辺のあぜ道や河川敷などを地域で協力して整備。
 
<宮城県加美町・色麻町>
みちのく加美米

農薬の使用を、一般的な栽培基準よりも減らして栽培。
雑草の除草をするアイガモロボ
田んぼの生き物調査

 

 

 
▼「食べる約束」よやくらぶはこちらから▼


お得な価格で定期的に届きます
持続的な生産と消費で生産者とともに環境保全に取り組みます
これからも「共同開発米」をつくる4つの主産地を中心に各産地と地域のつながりを持ち、環境保全をはじめ、食をこえたチャレンジを続けます。また、「よやくらぶ」で継続的な利用を約束し、サステイナブルな生産と消費を支えます。

★生活クラブ食べるカタログ 2024年7月1回(27週)より転載しました。
 
【2024年6月17日掲載】

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