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「信州トマトジュース」の原料・加工用トマト生産の計画的労働参加は今年で30周年です


生活クラブのトマトジュースは、組合員も生産の場に参加していることをご存じですか。
生活クラブの「計画的労働参加」は1995年にスタートし、今年で30周年を迎えます。

「計画的労働参加」とは無償(ボランティア)でお手伝いするのではなく、参加する組合員も、いち労働力として生産に参加し、賃金を受け取ることで、消費材の生産を持続可能なものにするしくみです。この人件費も原料トマトの価格に含めることで、生産に必要な経費を、トマトジュースを購入する組合員全体で負担しています。

今年も5月に長野県飯綱町で加工用トマトの定植が行なわれ、地元である生活クラブ長野からは宿泊チーム、日帰りチームあわせて14名の組合員が参加しました。
作業をした日は青空が澄み渡り、5月上旬なのに25度を越え、まさに定植日和!熱中症を心配するほどのいいお天気となりました。今回、生活クラブ連合会から初めて定植に参加した職員がレポートします。

トマトの定植とはこんなふうに行ないます

定植とは畑に苗を植えること。よく耕した畑に土がこんもりと盛られた畝(うね)に、マルチシートという黒いビニールが張られています(土壌中の微生物によって分解される生分解シートを使っています)。
 

このマルチシートの上に等間隔で穴を開け、2人1組でトマトの苗を植えます。
 

ひとりはマルチに開いた穴を広げる農機具・ハンドプランターを持ち、もうひとりは苗をたくさん持って、1つずつ、広げられた穴へポトリと入れていきます。ガッチャン、ポトリ、ガッチャン、ポトリ。
2人で呼吸をあわせて行なうさまは、まるで餅つきのよう。道具のおかげでスピーディーにすすむとはいえ、どちらの役も普段あまり使わない筋肉を使います。

そして今度は穴に入った苗がまっすぐ立つよう手で修正し、そこにシャベルや手で土をかけて苗を畑の土にしっかり根付かせます。この役は立ったりしゃがんだりを繰り返すので、地味な動きながらも腿(もも)を使います。スイスイ行なう生産者の姿を見ているととても簡単そうなのですが、実際やってみると、とても疲れました。
 

定植のあとは

今年の定植は参加者が多かったので、定植が早くすすみ、予定よりも早く終わりました。
木陰で麦茶をいただいていると、生産者の山田さんが、「収穫はこれより何倍も大変です。一般的なトマトの収穫は青いトマトも一緒にとるけれど、加工用トマトは完熟したものだけを使うから、畑から赤いトマトだけを選んで手で収穫していかないといけない。しかもそれを真夏の炎天下で行なうので、そりゃぁもう汗だくですよ」と教えてくれました。

とはいえ、日中の陽気とは裏腹に朝晩は冷え込む飯綱町。最低気温は1度まで下がり、参加者の泊まった宿ではヒーターをつけました。生産者の上野さんによると、年によっては苗を植えたあとに気温が上がらず、霜が降りてしまい、苗をすべて植えなおしたこともあるそうです。やはり自然を相手にするのは大変なこと。でも、この寒暖差こそがトマトを甘く、おいしくするのだそうです。
 
<参加した組合員の感想>

「広い畑を見てどれだけ時間がかかるかと不安になりましたが、定植の道具を使い2人1組であっという間に1列が終わり、自分で言うのもなんですが、初めてでも上手にできました!」
「「大きくなーれ たくさんトマトができますように」と声をかけながら、土をかけ、水をやり、いい汗を流しました。貴重な国産加工用トマトのジュースを、みんなで利用しましょう!」
「初めて参加しましたが、農業初心者の私たちも楽しく参加できました。生産者の想いをその場で感じることができ、多くの組合員にこの活動を伝えていきたいと思います。すぐにトマトジュース注文します!」
 

参加した組合員たちは「できあがったトマトジュースを早く飲みたい」「早くみんなに飲んでほしい!」と話しながら畑をあとにしました。
 
【2024年6月26日掲載】

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