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さまざまなきっかけを活かし、取組みを広げ、人々をつなげる 「生活クラブ館とよひら」とワーカーズ・コレクティブぽんこたん

【連載】みんなで広げる たすけあい


生活クラブグループの生協や関連団体では、福祉・たすけあいの活動や事業が各地でとても豊かに展開され、さらに広がりをみせています。これらの取組みを紹介します。
 

生活クラブ生協北海道の拠点のひとつ「生活クラブ館・とよひら」(札幌市豊平区)では、さまざまなきっかけを活かして、次々と取組みが展開されています。その運営を担うのは、ワーカーズ・コレクティブぽんこたん(以下、「ぽんこたん」)です。ぽんこたんのメンバーの薄井仁美さん、中秋秀子さん、泉久美子さんに、その歩みを振り返っていただきました。
※働く人の協同組合。働く人全員が出資し、経営に責任をもち、労働も担います。

生活クラブ館とよひら

まずは高齢者の体操から

2階にある「スペースぽんこたん」で、ぽんこたんが最初に取り組んだのは、外出がおっくうになったり人付き合いが少なくなったりした高齢者が、気軽に集える居場所です。

たすけあいシンプルエクササイズ

椅子に座ったままできる体操から始めました。「たすけあいシンプルエクササイズ」というDVD(制作:北海道たすけあいワーカーズ)を見ながら、みんなで体操をするのです
※DVD再生機は「生活クラブ福祉事業基金」の助成金を活用して購入しました。

その後、「サッポロスマイル体操」や脳トレゲームなども順次取り入れました。
※高齢者が住み慣れた地域で生きがいや役割をもっていきいきと楽しく暮らし続けることができるように、札幌市が作成した介護予防体操。

体操を楽しみながら運動不足の解消や参加者どうしの交流などをすることができ、参加者は徐々に増えていきました。今では毎週木曜日午後の定番企画となり、心待ちにする人もいる盛況ぶりです。

「体操が終わった後のお茶の時間も楽しみにされています。近くに出かける場所があって、おしゃべりができる仲間がいるのがいいですね」(中秋さん)。


中秋さん

そんなある日、参加者どうしのおしゃべりの中で、折り紙が話題にのぼりました。

体操から、折り紙へ

「趣味の話から体操以外のこともしてみたいという提案があり、季節ごとに1度、体操をする前に皆さんで折り紙を楽しんでいます。つながりの中から生まれたことを、ぽんこたんがサポートする形で進めています」(泉さん)
 

泉さん

参加者の思いを形にして、「スペースぽんこたん」での取り組みは、体操から「折り紙教室」へと広がりました。

そして、ある日、居場所にたくさんの絵本が寄付されました。
 

高齢者から、親子へ

これを機に、地域の親子向けに本の貸出しや読み聞かせをするようになり、親子の集いの場「ぽんぽんひろば」(第3木曜日午前開催)となりました。絵本を読んだり、おもちゃで遊んだり、手遊びをしたり。乳幼児を連れた人たちがゆったりとした時間を過ごします。
 
ぽんぽんひろば

「小さな子どもと一緒に出かけられる場所が、近くにはあまりありません。でも、ここなら暑い日も雨の日も、木のぬくもりのある広いスペースで遊べます」(薄井さん)。
 

薄井さん

参加者に好評なため、6月からは、同じ地域で活動する「NPO 子育て支援ワーカーズ」の協力も受けて月2回の開催に広がっています。

このようにして、「スペースぽんこたん」の居場所は、高齢者だけでなく親子へと広がってきたのです。さらに、アニメ上映会には幼児・小学生から大人までやってくるなど、ほんとうにさまざまな人たちが気軽に集える場へと発展しています。

体操から、食へ

さて、ここでもう一度体操に話を戻します。体を動かすとお腹が空きます。

「体操を終えて、お惣菜を買い求めて帰るというのが一連の流れのようになっています」(泉さん)。

でも、お惣菜はどこで買うのでしょうか?
じつは「生活クラブ館・とよひら」の中で買えるのです。生活クラブの消費材を使って食事を提供している「かふぇ ぽんこたん」が1階にあるからです。

お持ち帰りできるお惣菜やお弁当が人気です。ランチやスイーツや飲み物を店内でいただくこともできます。3階にある居宅介護支援事業所「生活クラブケアプランセンター」(運営:生活クラブ生協北海道)からの紹介で、高齢者へのお弁当の宅配もしています。

薄井さんはこの場所を使って子どもたちの貧困に役に立つことをしたいと考えるようになります。そして、地域の子どもたちへの食支援の取組み「フードリボンプロジェクト」というものがあることを知ります。
※一般社団法人ロングスプーン協会を活動母体として運営。全国で150店以上(2023年12月現在)の飲食店が加盟。
 

食から、食支援へ


フードリボンプロジェクトのリボン
 
薄井さんからの提案を受けてぽんこたんのメンバーが話し合い、「かふぇ ぽんこたん」は3月からフードリボンプロジェクトの加盟店になりました。

フードリボンプロジェクトとはどのような活動でしょうか?

「かふぇ ぽんこたん」を利用する人が、300円のリボンを子どもの1食分として「先払い購入」して、店内に掲示します。そのリボンを手に取った子どもたちに、ぽんこたんが1食分の食事を提供するのです。

「北海道ではここが2店目です。『一人では活動できないけど、リボンで応援しますね』と、地域の人や他のワーカーズ・コレクティブのメンバーなどからたくさんの支援が集まっています。子どもたちに利用してもらえるように、地域の学校や児童会館などにもこの取組みをお知らせしています。たくさんの子どもたちにつなげていきたいです」(薄井さん)。

さまざまなきっかけを活かして、取組みを広げて、人々をつなげる。ぽんこたんの取組みがどこまで広がっていくか、とても楽しみです。

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