「霜降り」だけが牛肉じゃない! 酪農も支える乳牛生まれの牛の赤身肉

生活クラブの牛肉は、生まれてくる牛をむだなく活用するため、主に乳牛(ホルスタイン種)が生んだオスの牛を利用しています。提携する北海道チクレンは、牛を育てるところから牛肉の加工にいたるまで一貫管理。牛肉の生産に必要な飼料の国内自給や牛を健康的に育てることをめざしています。
牛乳の生産にもつながっている肉牛
乳牛は妊娠・出産することでお乳が出て、牛乳を生産することができます。北海道チクレンでは、乳牛から生まれたメスの子牛は乳牛に、オスは肉牛として健康に育てます。この牛が、生活クラブの牛肉となります。
※ 土地や地域の資源を活かし、周辺環境にあわせて育てる肉専用種「放牧牛」の共同購入にも取り組んでいます。放牧牛ではアンガス種・日本短角種などを育てています。
※ 土地や地域の資源を活かし、周辺環境にあわせて育てる肉専用種「放牧牛」の共同購入にも取り組んでいます。放牧牛ではアンガス種・日本短角種などを育てています。

「粗飼料」が低脂肪でヘルシーな赤身に欠かせない!
生活クラブの牛肉は、高たんぱく・低カロリーな「赤身肉」です。日本ではサシ(脂肪)の入った霜降り肉が高級とされますが、肉質に影響するのが牛の飼料です。チクレンでは子牛の時に牧草などの「粗飼料」をあたえた後、肉がやわらかくなるように穀物などを配合した「濃厚飼料」を食べさせて育てています。

霜降りの牛肉
牛に穀物などの「濃厚飼料」を多めにあたえて脂肪を増やすことで、肉にサシが入るようにします。
「A5」の牛肉ってどういう肉なの?
「A5」が極上とされる牛肉の等級。これはその牛の枝肉からどれだけ食用の牛肉がとれるかに加え、霜降りの度合や肉の色沢などから格付けされたものです。実は味に関する評価ではありません。
※ 格付は、公益社団法人日本食肉格付協会が全国の食肉卸売市場や産地食肉センターなどで実施
資源を循環して国産飼料を増やす
生活クラブの肉牛にあたえる牧草などの粗飼料、飼料用米は100%北海道産。特に粗飼料は、牛のたい肥を使って育てる循環の仕組みを確立し、国産飼料の割合を高めています。

おいしい赤身肉を食べて、畜産の国産自給力もアップしよう!
生活クラブの牛ひき肉は、一度も凍結せずに、鮮度のよい状態のまま真空パックしてお届け。
牛肉ならではの食感やジューシーな旨みが楽しめます。
牛肉ならではの食感やジューシーな旨みが楽しめます。

★生活クラブ食べるカタログ 2025年6月2回(23週)より転載しました。
【2025年5月26日掲載】