生活クラブにかほ院内新風車竣工式と生活クラブ風車第1基「夢風」10周年を祝う会
新風車の愛称は地元小学生考案の「千颯(ちはや)」に決定 にかほ市長よりお祝いの言葉&テープカット
この度、生活クラブ連合会の関連団体である一般社団法人グリーンファンド秋田は、さらなる風力発電によるクリーンエネルギー供給を行なうべく、 2020年5月に新会社「株式会社生活クラブにかほ院内風力発電」を設立し、第2号基となる風車「にかほ院内風力発電所」を2025年4月に稼働しました。新風車の竣工式と第1号基の風車「夢風」の10周年を祝う会を、2025年5月24日(土)に開催しました。
この度、生活クラブ連合会の関連団体である一般社団法人グリーンファンド秋田は、さらなる風力発電によるクリーンエネルギー供給を行なうべく、 2020年5月に新会社「株式会社生活クラブにかほ院内風力発電」を設立し、第2号基となる風車「にかほ院内風力発電所」を2025年4月に稼働しました。新風車の竣工式と第1号基の風車「夢風」の10周年を祝う会を、2025年5月24日(土)に開催しました。

新風車「千颯」

テープカットの様子 にかほ市 市川雄次市長が参加(左から4人目)
竣工式は、開会のあいさつとともに、にかほ市小学生によるお祝い太鼓「仁賀保伝承こども太鼓」が披露されました。そして、新風車の愛称「千颯(ちはや)」が発表されると、新風車の竣工を祝い、テープカットが執り行なわれました。竣工式では、にかほ市の市川雄次市長は「本日は風が強く寒いですね。ですがこの強風が風車を回して電力を起こしているということを実感していただければ幸いです」と挨拶をしました。また、にかほ市芹田自治会元会長、院内自治会長、生活クラブのメンバーがくす玉開きを行い、会場は盛り上がりを見せました。
新風車愛称は「千颯(ちはや)」に決定
にかほ院内風力発電所では、地域との連携を深める取組みの一環として、にかほ市内の小学生を対象に風車の愛称を募集しました。2024年4月中旬から6月末にかけて募集を行なったところ、合計69件の応募があり、にかほ市教育委員会による1次選考、株主による投票を経て、愛称が決定。この度の竣工式でお披露目となりました。
応募者:平沢小学校 6年生/象潟小学校 2年生
愛称の由来:ちはやふるは、百人一首の和歌の中でも特に人気の一首で勢いの激しいという意味。沢山の爽やかな風が吹くという意味を込めました。「千」の「風」が「立」って、たくさんの家々の電気を作ってほしいため。願いを込めて。
応募者:平沢小学校 6年生/象潟小学校 2年生
愛称の由来:ちはやふるは、百人一首の和歌の中でも特に人気の一首で勢いの激しいという意味。沢山の爽やかな風が吹くという意味を込めました。「千」の「風」が「立」って、たくさんの家々の電気を作ってほしいため。願いを込めて。

「千颯」命名者の象潟小学校2年 櫻山よつはさんへ表彰状を贈呈しました

風車の根元には「千颯」の名前の他、再生可能エネルギーへの生活クラブの思いなども明記しました
竣工式の後半には、民謡日本一を誇る山形県出身の歌手・朝倉さやさんによるお祝いのコンサートが開催されました。軽快な山形弁や民謡「花笠音頭」などを交え、会場は一体感に包まれ、心弾むひとときとなりました。コンサートの後には、首都圏の生活クラブ組合員もおおぜい参加し、生活クラブ風車への思いを込めた歌を披露しました。

くす玉開き

にかほ市小学生によるお祝い太鼓「仁賀保伝承こども太鼓」

山形県出身の歌手・朝倉さやさん

生活クラブ組合員は風車への思いを込めて合唱
同日夕刻に行なわれた懇親会では、生活クラブ風車1号基「夢風」を設置しているにかほ市芹田自治会より、感謝状が生活クラブに贈られました。発電のために地域の場所を借りるだけでなく、地元の特産品などの生活クラブでの共同購入や、生活クラブ組合員と地元住民との交流を通じた絆づくりへの感謝を、元自治会長の荒川定敏様よりお伝えいただきました。

感謝状

荒川さん(左から3人目)と生活クラブ組合員・職員ら
生活クラブの自然エネルギーの取り組みについて
一般社団法人グリーンファンド秋田は、生活クラブ風車「夢風」の事業目的法人で、秋田県にかほ市に風車「夢風」を建設し、2012年3月より稼動、2016年より生活クラブ組合員に電力を供給してきました。この度、さらなるエネルギー供給を行なうべく、新会社「株式会社生活クラブにかほ院内風力発電」を設立しました。
生活クラブは、地球温暖化や原発リスクへの対応として、この秋田県にかほ市の風力発電の電力などの自然エネルギーを、首都圏の事業所や家庭へ供給しています。この取り組みは、電力の共同購入をめざす「エネルギーの自治」の一環であり、電力会社「生活クラブエナジー」も設立されました。「夢風」は年間約473万kWhを発電し、売電収益は人的交流や地域産品の連携活動にも活用されています。にかほ市との連携では、風車イベントや夢風ブランド商品の開発、トマト・大豆など農産物の取組もすすめられています。2025年4月からは2号基「千颯」も加わり、今後も都市と地方をつなぐエネルギーと地域づくりのモデルとして発展が期待されています。
生活クラブは、地球温暖化や原発リスクへの対応として、この秋田県にかほ市の風力発電の電力などの自然エネルギーを、首都圏の事業所や家庭へ供給しています。この取り組みは、電力の共同購入をめざす「エネルギーの自治」の一環であり、電力会社「生活クラブエナジー」も設立されました。「夢風」は年間約473万kWhを発電し、売電収益は人的交流や地域産品の連携活動にも活用されています。にかほ市との連携では、風車イベントや夢風ブランド商品の開発、トマト・大豆など農産物の取組もすすめられています。2025年4月からは2号基「千颯」も加わり、今後も都市と地方をつなぐエネルギーと地域づくりのモデルとして発展が期待されています。
【2025年5月28日掲載】